華文ミステリー小説おすすめ作品|中華圏の現代推理など翻訳作品

華文ミステリーという小説ジャンルの勢いがあります。

中国(中華)のミステリ小説の評判が高く、翻訳小説も増えています。

そんな、中国作家による華文ミステリ小説をまとめました。

華文ミステリーの有名作家一覧

馬 伯庸

注目! 「長安のライチ」 馬 伯庸(著)

文藝春秋
発売日:2026/3/26

中国で興収150億円突破の大ヒットした映画化

「両京十五日」で、このミス1位になった中国のエンタメ王・馬伯庸の最新作

誰が読んでも面白いノンストップ不可能任務エンタメーー

唐代の社畜が挑む、長安までの2500kmライチ急送作戦。このインポッシブル・ミッション、果たして成るか!?・・ 「三体」の訳者も太鼓判。

 

「両京十五日 1:凶兆」 馬伯庸(著)

早川書房
発売日:2024/2/6

このミステリがすごい!2025年版【海外篇】第1位

中国歴史サスペンス超大作

現代中国を代表するミステリ作家で、累計165億回再生越えの大ヒットドラマ「長安二十四時」の著者

15世紀の中国、明の時代。北京から南京に遣わされた皇太子が、爆発による襲撃で襲われる。北京にいる皇帝も命を狙われていることを知った皇太子は、南京から北京へ向かうが刺客が襲ってきて!?ーー

 

西遊記の裏側を描いた「西遊記事変」や三国志をネタにした「風起隴西 三国密使伝」発売されています。

早川書房
発売日:2025/9/3

 

周 浩暉
早川書房
発売日:2020/8/5

「死亡通知書 暗黒者」は、華文ミステリの最高峰と言われ、高い評価を受けました。

このミステリがすごい!2021年版【海外部門】第4位

中国でシリーズ累計120万部突破、ドラマ版は24億回再生されています。

 

注目!「死亡通知書 宿命」 周 浩暉(著)
早川書房
発売日:2026/7/3

華文ミステリ最高峰のシリーズ第2弾

敏腕刑事の羅飛(ルオ・フェイ)は、法で裁けない罪人に予告殺人を繰り返す〈エウメニデス〉を追う。攻防が激化する中、かつて街中の少女たちを恐怖に陥れたバラバラ殺人事件の真犯人が徐々に姿を現していき!?・・

「邪悪催眠師」は、「死亡通知書 暗黒者」の前日譚となります。

 

「7人殺される」 周 浩暉(著)

HarperCollins Children's Books
発売日:2024/11/22

「死亡通知書 暗黒者」で、このミステリがすごい!2021年版第4位など、中華ミステリをけん引してきた著者の最新作

 

陸 秋槎

「喪服の似合う少女」 陸秋槎(著)

早川書房
発売日:2024/8/5

華文ミステリの旗手の最新作

女性私立探偵・劉雅弦は、女学生からの依頼を受ける。しかし、捜索対象の岑樹萱を深く知っている者はひとりもいなかった。。しかも、劉は調査中に死体を見つけ、警察に逮捕されてしまい!?・・

 

2000年以上前の”前漢時代”の中国を扱ったミステリに「元年春之祭」があります。「このミステリーがすごい! 2019年版」で第4位となっています。

早川書房
発売日:2018/9/5

その他にも、中国現代物ミステリの《本屋大賞》翻訳小説部門第2位にもなっている「雪が白いとき、かつそのときに限り」や青春ミステリの「文学少女対数学少女」「ガーンズバック変換」などの作品があります。

 

紫 金陳

「検察官の遺言」 紫 金陳(著)

早川書房
発売日:2024/1/24

中国で大ヒットしたドラマの原作「悪童たち」で有名になり、「知能犯の時空トリック」で話題を呼んだ作家の最新作

地下鉄で拘束された張弁護士。彼のスーツケースには、江検察官の遺体が入っていた。。当初、犯行を認めていた張弁護士だが、突如、法廷で無罪を主張し!?・・

 

「知能犯の時空トリック」 紫金陳(著)

行舟文化
発売日:2023/3/26

官僚謀殺シリーズの「知能犯之罠」に続く第2弾

新感覚の倒叙ミステリー

県検察院のトップが、計画停電の夜に殺された。唯一の目撃証言からの容疑者は、ベテラン警官・葉援朝だった。。葉への内偵が進められる中、新たな死者が出る。。葉援朝の背後には、彼を伯父と慕う物理教師の影があるが!?・・

 

陳 浩基

「13・67」 陳 浩基(著)

文藝春秋
発売日:2017/9/30

第1回 香港文学季推薦賞 受賞 / 台北国際ブックフェア賞(小説部門)

華文ミステリの火付け役とも言われている香港警察を取り上げた1冊です。

香港の歴史や文化はもちろん、街描写なども豊富なので、香港旅行を計画されている人にもおすすめの警察小説です。

2013年の雨傘革命~1967年の反英暴動まで、SARS、香港返還、天安門事件、香港警察の汚職など、香港の歴史事件を背景に、遡る形式の香港警察小説。

名刑事の警察人生を遡りながら、香港警察の体質や歴史などを含みながら6篇が収録されています。

 

「ディオゲネス変奏曲」は、「このミステリがすごい!2020版」で第5位にランクインしています。

「網内人」は、2020年各種ミステリランキングでベスト10入りしています。

 

呼延雲

注目!「掃鼠嶺 廃駅を喰らう火群」 呼延雲(著)

二見書房
発売日:2026/7/21

中国社会派ミステリーのシリーズもの

北京の西郊で女性を狙った「連続殺人事件」が発生。学生だった呼延雲の推理により、周立平という高校生が容疑者として浮上し、収監されることになった。その事件から10年後、「掃鼠嶺」という地の廃地下鉄駅の付近で、4体の焼死体が見つかる。3体の遺体は子どもたちであり、激しい虐待の痕跡が見られる。容疑者としてあがったのは、既に出所していた「西郊連続殺人事件」の犯人と目されていた周立平だが!?・・



その他の作家の小説

注目! 「最後の皇帝と謎解きを」 犬丸 幸平(著)

宝島社
発売日:2026/1/9

第24回(2025年度)このミステリーがすごい!大賞 受賞作

1920年、中華民国。日本人の一条剛は、北京で水墨画を描いて暮らしていた。紫禁城に住む元皇帝に師として雇われる。しかし、実は、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を稼ぐ目的で雇われたのだった。一条は贋作作りに励みながら、城で起こるさまざまな事件に元皇帝と挑み!?・・

 

「九龍城砦1・囲城」 兒・余(著)

早川書房
発売日:2025/7/16

映画原作、《九龍城砦》シリーズ開幕篇

1980年代、香港。武侠の道でその名を知られる青年・陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、裏社会の大老闆(ボス)に騙され、追われる身になる。洛軍は、大老闆の手が及ばない唯一の場所、魔窟・九龍城砦に足を踏み入れるが!?・・

 

前日譚の「九龍城砦2 龍頭」も発売済です。

早川書房
発売日:2025/11/19

 

注目!「崑崙奴」 古泉 迦十(著)

講談社
発売日:2024/11/27

2025年(第78回)日本推理作家協会賞 受賞作

ミステリが読みたい!2026年版【国内編】第4位

メフィスト賞受賞作家の24年ぶりの本格ミステリ超大作

大唐帝国の帝都・長安。屍体は、腹を十文字に切り裂かれ、臓腑が抜き去られる奇怪な連続殺人が起きる。捜査は、いつしか道教思想の深奥へと導かれ、真実が見えてきて!?・・ 崑崙奴ーー「崑崙の奴隷」という意味で、東南アジア系の肌の黒い「南方の夷人」を指す。

 

「少年の君」 玖月晞(著)

新潮社
発売日:2024/11/28

中国本土でベストセラーを記録した青春ストーリー、映画の原作

進学校に通う高校3年生の陳念(チェンニェン)。ある日、同級生の女子生徒がいじめを苦に飛び降り自殺を図り、次なる矛先が陳念へと向かう。そんな折、下校途中に集団暴行を受ける少年を目撃し、少年・北野(ベイイエ)を窮地から救おうとする。辛く凄惨な日々を送る少女と、ストリートに生きるしかなかった不良少年。孤独な2人は、いつしか惹かれ合ってゆくが!?・・

 

「辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿」 莫理斯 (トレヴァー・モリス)(著)

文藝春秋
発売日:2022/4/22

第9回(2023年)日本翻訳大賞 受賞作

第11回(2023年)翻訳ミステリー読者賞 受賞作

香港が舞台のミステリ歴史小説

清朝末期の香港を舞台に、中国人の福邇(フー・アル)と華笙(ホア・ション)が事件を解決していく・・

1880年代の香港の描写や歴史もわかるホームズ・パスティーシュ作品

もちろん、シャーロッキアンにもおすすめの華文ミステリです。

 

「北京悠々館」 陳 舜臣(著)

徳間書店
発売日:1989/10/1

「小説十八史略」などで知られる中国の文豪によるミステリ

1903年北京。日露戦争開戦間近で、日本とロシアの、中国要人の買収合戦がテーマ。どちらの国につくか動向の気になる清朝。主人公は、北京を訪れ裏工作をはじめる。ツテを辿り、賄賂の受け渡しの場所、悠々館に行くが、殺人事件が起き!?・・

 

「厳冬之棺」 孫沁文(著)

早川書房
発売日:2023/9/20

このミステリがすごい!2024年版【海外編】第12位

上海が舞台の華文ミステリ

天才漫画家探偵・安縝(あんしん)が活躍。

上海郊外の湖畔。陸家の館で殺人事件が起きる。事件現場は、大雨で水没した地下室のため、密室だったが!?・・

 

「大唐泥犁獄」 陳漸(著)

行舟文化
発売日:2022/9/1

唐の時代を舞台にした時代ミステリの傑作

大唐の第二代皇帝に即位した李世民の治世。旅の僧・玄奘と従者の波羅葉は、霍邑県を訪ねた際、県令郭宰の屋敷の女中から「県令夫人を祟る悪鬼を祓ってほしい」と申し出られる。。

しかし、対面後、夫人は「今すぐ霍邑から立ち去れと」言い出す。その夜から相次ぐ怪現象と襲撃がくり返されるが!?・・

 

「蘭亭序之謎」 唐隠(著)

行舟文化
発売日:2023/8/2

史実と虚構の入り混じる華文サスペンス

唐の憲宗の時代。皇帝の重臣・裴度の姪の裴玄静は、7歳で殺人事件を解決して以降、「女名探偵」として知られていた。しかし、父の死後、故郷を追われ、玄静は、叔父を頼り長安へ向かう。そこで叔父の親友・武元衡の暗殺事件に遭遇し!?・・ 武大臣は、暗号の形で「王羲之の『蘭亭序』に隠された秘密を解き明かし、黒幕の正体を暴いてくれと託しているが!?・・

玄宗と楊貴妃以後の唐の時代ーー

 

「黄」 雷 鈞(著)

文藝春秋
発売日:2019/7/24

「このミステリがすごい!2020版」の第16位

「中国の孤児院で育ち、ドイツ人富豪の養子になった盲目の青年が、推理力に長けていて、中国文明発祥の地である黄土高原に向かうが…」というあらすじです。

 

「忘却の河」 蔡駿(著)

竹書房
発売日:2023/6/5

中国のスティーヴン・キングと言われる著者の異色ミステリ

1995年、中国。エリート進学校で女子高生が殺害される。容疑者とされた国語教師も何者かに殺され、事件は未解決のまま終わる。。9年後、天才的な頭脳を持つ小学生の周囲で不可解な事件が起こる。少年は何者なのか!?国語教師を殺した犯人は!?--

 

「幽霊ホテルからの手紙」 蔡駿(著)

文藝春秋
発売日:2023/4/26

このホラーがすごい!2024年版【海外篇】第4位

日本翻訳大賞 最終候補作

サスペンス・ホラー

ある夜、バスで隣り合わせた血だらけの美しい女性・田園(ティエンユエン)から、木の小箱を預かった作家の周旋。「あの箱を幽霊旅館に届けて。」という女性からの留守電で、幽霊旅館を訪れるが!?・・

 

「桃源亭へようこそ 中国料理店店主・陶展文の事件簿」 陳舜臣(著)

中国の歴史小説「小説十八史略」の作家で、12の文化・文学賞を受賞した巨匠・陳舜臣の短篇6作に加え、料理ミステリ「幻の百花双瞳」も収録

神戸で中国料理店「桃源亭」を経営する華僑の陶展文。拳法の達人や漢方医の顔も持つが、今は甥に店を任せ、悠々自適の身だが!?ーー  華僑探偵シリーズ