【老人活躍小説20冊】おじいちゃん、おばあちゃんがハッスルするストーリー

おばあちゃんやおじいちゃんが活躍する老人元気小説をまとめています。

コメディからクライムノヴェルまで、高齢者が主人公の物語です。

歳を重ねても前向きに、明るく元気になる小説が多く刊行されています。

【高齢者・老人】コメディ&ミステリー

「老人ホーム 一夜の出来事」 B・S・ジョンソン(著)

老人ホーム・一夜の出来事
東京創元社
発売日:2024/2/29

喜劇とも言える傑作老人小説

登場人物9人の同時進行老人喜劇、老いの真実とは!?ー

老人施設の一夜。8人の老人と1人の寮母。いつもの光景だが、歩けない人、何もわからなくなっている人、自分の世界にひきこもる人、それぞれの老いの9章が、同時に進行する。人間の真実を滑稽に浮彫りにする「老人ホーム 一夜のコメディ」の文庫化。

 

「おっぱいとトラクター」 マリーナ・レヴィツカ(著)

おっぱいとトラクター
集英社
発売日:2010/8/20

84歳の老父が50歳年下の美女と再婚宣言!

イギリスに住むニコライおじいちゃんが、ウクライナからやってきたグラマーな美女と再婚したいと言いだした。娘たちは「パスポート目当てに違いない!」と大慌てだが!?・・

 

「ミスター・ミー」 アンドルー・クルミー(著)

ミスター・ミー
東京創元社
発売日:2025/2/28

ネットの海に乗り出した書痴老人!

書物に埋もれて暮らす老人ミー氏のインターネット超絶滑稽奮闘記。ルソーの「告白」に登場する二人の人物、フェランとミナールの物語、仏文学教授の教え子への恋情を綴った手記、など、3つの物語が謎の「百科全書」を軸に結ぼれ、生まれたエッシャー的世界。

 

「旅のお供に殺人を」 コリン・ホルト・ソーヤー(著)

旅のお供に殺人を
東京創元社
発売日:2015/2/12

老人探偵団カムデンシリーズ 第8弾

アンジェラとキャレドニアをはじめとする〈海の上のカムデン〉有志は、貸切バスでメキシコ旅行へ出発する。しかし、旅行先でも事件に遭遇し!?・・

 

「ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体」 ジェス・Q・スタント(著)

中国茶専門店で男の死体が発見される。そこは、ミセス・ワンの店だった。

ワンは刑事ドラマが大好きで、容疑者に中国茶を振る舞いながら勝手に聞き込みを始めてしまうが!?・・

 

「ワニの町へ来たスパイ」 ジャナ・デリオン(著)

ワニの町へ来たスパイ
東京創元社
発売日:2017/12/11

〈ワニ町〉シリーズの第1弾 ドタバタコメディの推理小説

ガーティーとアイダ・ベルのおばあちゃんコンビが大活躍する明るく元気になる小説

ルイジアナの川辺の町にやってきた凄腕秘密工作員のわたし。到着するなり保安官助手に目をつけられ、住んでいる家の裏で人骨を発見してしまう。。やがて人骨事件の真相を追うはめになるが!?・・

アメリカでは公認ファンクラブまである大人気ミステリ・シリーズ

 

「旅の終わりに」 マイケル・ザドゥリアン(著)

旅の終わりに
東京創元社
発売日:2017/12/20

人生を考えさせられる傑作、老人ロード・ノベル

アルツハイマーの夫と末期癌の妻。自分の死後の夫の身を案じた妻は、愛用のキャンピングカーで、ルート66を辿る旅を決意する。夫の記憶が突然戻ったり、強盗に対峙したり、老夫婦2人の旅は!?--

映画「ロング、ロングバケーション」原作

 

「ある一生」 ローベルト・ゼーターラー(著)

ある一生
新潮社
発売日:2019/6/27

老人が過去を振り返りながら人生を歩く姿を描く小説

現代オーストリア文学の名手によるアルプスが舞台

アルプスの山と共に生きた男の生涯。吹雪の白い静寂、雪山を舞台にしたベストセラー

 

「ブルックリン・フォリーズ」 ポール・オースター(著)

ブルックリン・フォリーズ
新潮社
発売日:2020/5/28

ブルックリンに生きる人々の物語

ネイサンは、ブルックリンに帰ってきた。離婚し、60歳を前に静かに人生をおくるために。しかし、街の古本屋で甥と再会してから思いがけないことが起こり始め!?ーー 家族再生の物語。

 

「おぼろ迷宮」 月村 了衛(著)

おぼろ迷宮
KADOKAWA
発売日:2025/3/1

女子大生・夏芽と老人が街の難事件を解決!ーー

おんぼろアパートの「朧荘」に住む女子大生の夏芽。その同じアパートに住むミステリアスな老人・鳴滝の凸凹コンビが、難事件を解決する! 老人・鳴滝の正体とは!?・・



高齢者小説【老人文学】

「老害の人」 内館 牧子(著)

老害の人
講談社
発売日:2022/10/17

「終わった人」「すぐ死ぬんだから」「今度生まれたら」に続く、高齢者小説 第4弾

昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢、孫自慢、無気力、そしてクレーマー。いずれは誰もが直面する「老後」。定年、終活、人生の後始末。絶好調の老害五重奏(クインテット)

カルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、現役に固執し、社長を娘婿に譲った後も出勤する。仲間も老害の人ばかり。誰かれ構わず捕まえては、同じ話をくり返すが!?・・

 

「耳ラッパ:幻の聖杯物語」 レオノーラ・キャリントン(著)

耳ラッパ:幻の聖杯物語
工作舎
発売日:2003/7/1

女性シュルレアリスム作家による、92歳アリスの奇想天外な幻想譚

老女・マリアンが奇妙な耳ラッパを手にし、老人ホームで個性豊かな老女たちと繰り広げる痛快な冒険の日々。

 

「老人と犬」 ジャック・ケッチャム(著)

老人と犬
扶桑社
発売日:2020/9/25

ケッチャムの老人小説

川釣りを楽しんでいた老人と愛犬。そこに3人の少年が近づいてきて、老人にショットガンを向け、金を出せと脅す。老人がはした金しか持っていないことを知ると、少年は突然、犬に発砲し、頭を吹き飛ばした。少年たちは笑いながらその場を立ち去る。あまりにも理不尽な暴力に、老人は行動を開始するが!?・・

 

「老人と海」 ヘミングウェイ(著)

老人と海
新潮社
発売日:2020/6/24

ノーベル文学賞作家で、ピューリッツァー賞 受賞作

文庫累計500万部突破のベストセラーにして世界文学の金字塔

84日間の不漁に見舞われた老漁師。ひとり小舟で海に出る。大物の手ごたえがあり、巨大カジキとの死闘をくり広げた老人に、海はさらなる試練を与え!?ーー 自然の脅威に翻弄されながらも、人間の精神を描いた永遠の傑作。

 

「ポーランドの人」 J.M.クッツェー(著)

ポーランドの人
白水社
発売日:2023/6/1

ノーベル文学賞作家の最新作

究極の「男と女」の物語

ショパン弾きの老ピアニストは、旅先で出会ったベアトリスに一目惚れする。その後、駆け落ちしようと迫るが!?・・

 

「友だち」 シーグリッド・ヌーネス(著)

友だち
新潮社
発売日:2020/1/30

[2018年] 全米図書賞 受賞作

真冬のニューヨーク。女性作家のアパートに、自殺した男友達の老犬が転がりこんでくる。。次第に衰える犬と共に、喪失感をかかえながら綴る人生観。

老いるとは何か!?・・

 

【老人】クライムノヴェル

「老人犯罪団の逆襲」 カタリーナ・インゲルマン=スンドベリ(著)

老人犯罪団の逆襲
東京創元社
発売日:2017/10/12

老人たちの痛快な活躍を描くシリーズ 第2弾

5人で合計400歳、老人犯罪一味の面々。ラスベガスでカジノ三昧の日々を送っていたが、故郷が恋しくなってくる。5人の団員は、新たな犯罪に着手すべく、再びスウェーデンに。しかし、入手したアジトの隣は、バイク族の巣窟だった・・

 

「老いた殺し屋の祈り」 マルコ・マルターニ (著)

老いた殺し屋の祈り
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2021/2/17

マリアーノ・ロミーティ文学賞【デビュー作部門】受賞

ノスタルジックな感じも漂うイタリアン・ノワール

イタリア映画の脚本家としての経歴がある著者の小説デビュー作

還暦を過ぎた組織の殺し屋の主人公。マルセイユの犯罪組織のボスの右腕でありながら組織に楯突き、イタリア中部の小さい町に向かうが!?・・

 

「破果」 ク・ビョンモ(著)

破果
岩波書店
発売日:2022/12/16

第十五回(2024年)翻訳ミステリー大賞 受賞作

このミステリがすごい!2024年版【海外篇】第11位

韓国・ハードボイルド小説

かつて名を馳せた女殺し屋・爪角(チョガク)。稼業ひとすじ45年で、老いにより、致命的なミスを犯してしまう。「守るべきものはつくらない」が信条だが、人生最後の死闘が始まり!?ー

 

「頬に哀しみを刻め」 S・A・コスビー(著)

頬に哀しみを刻め
HarperCollins
発売日:2023/2/16

アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞 受賞作

このミステリがすごい2024年版【海外編】第1位

<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第3位

老人2人のバディ物でもある

殺人罪で服役した黒人のアイクは、出所後、庭師として働いていたが、ある日、息子が殺害されたと警察から知らされる。。アイクは犯人探しに乗り出すが!?・・