家族小説のおすすめ作品を掲載しています。
大家族のあたたかく楽しい作品や親子関係を描いたシリアスな小説など。
家族が題材(テーマ)の感動物語を掲載しています。
【国内作家】家族小説
「そして、バトンは渡された」 瀬尾 まいこ(著)
2019年(第16回)本屋大賞 受賞作
血の繋がらない親との家族としての物語
高校二年生の森宮優子。生まれた時は水戸優子で、田中優子、泉ヶ原優子を経て森宮優子になる。4回も苗字が変わる特殊な家庭環境でありながら、皆から愛情をかけて育ててもらいーー
映画化済みの作品です。
「東京バンドワゴン」 小路 幸也(著)
明るく楽しい平成下町大家族小説
東京下町で古書店を営む堀田一家は、8人の大家族。個性豊かな面子と近所の不思議な人々が加わり、日々、事件が巻き起こる!?・・
「平成大家族」 中島 京子(著)
直木賞作家の痛快、大家族小説
30歳の引き籠り息子&90歳過ぎの姑と4人で静かに暮らす緋田夫婦。ある日、破産した長女一家と侍女が戻ってきて、4世代8人の大所帯に! 騒動続きの毎日が・・
「とんび」 重松 清(著)
父と子の感涙の物語
高度経済成長に活気づく時代と街が舞台
昭和37年、瀬戸内海の小さな街の運送会社に勤めるヤス。そんな彼に、息子のアキラが誕生する。家族に恵まれ幸せの絶頂にいたが、長くは続かず!?・・
「ザ・ロイヤルファミリー」 早見 和真(著)
JRA賞 馬事文化賞 受賞作
第33回(2020年)山本周五郎賞 受賞作
馬主と家族を描くエンターテイメント小説
税理士の栗須栄治は、ビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の社長・山王耕造の秘書として働くことになる。「ロイヤル」の名を冠した馬の勝利を求める山王と有馬記念を目指すが!?・・
「星やどりの声」 朝井 リョウ(著)
「家族」を卒業する物語
東京ではない海の見える町。亡くなった父が遺した喫茶店を営む、ある一家に降りそそぐ奇蹟ーー
「卵の緒」 瀬尾 まいこ(著)
優しい気持ちになれる感動の作品集
「親子」の強く確かな絆を描くー「卵の緒」、2人きりで暮らすことになった異母姉弟のうつろいを描いたー「7’s blood」など..
【海外作家】家族小説
「コレクションズ」 ジョナサン・フランゼン(著)
[2001年] 全米図書賞 受賞作
ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞 受賞作
アメリカ家族の様々な問題。。 年老いた両親、銀行員だが妻子との喧嘩が耐えない長男ゲイリー。勤務先の大学を首になった次男チップ、恋愛がうまくいかない末っ子のデニース。タイトルの「コレクションズ CORRECTIONS」通り「修正、訂正」できるのか!?5人の運命は!?-
「ホワイト・ノイズ」 ドン・デリーロ(著)
[1985年] 全米図書賞 受賞作
現代文学の鬼才ドン・デリーロの代表作でポストモダン小説の傑作
長らく絶版でしたが、2022年に【新訳】が発売され、評判の良い新訳となっています。
日常を引き裂くこの混沌。不安、「死」への底なしの恐怖。大量消費社会、甚大な汚染事故、情報メディアの氾濫、オカルトの蔓延、謎の新薬の魔手、いびつな家族関係。果たして人々は乗り越えられるのか!?・・
NetFlix(ネットフリックス)で映画化済み
「自転車泥棒」 呉 明益(著)
[2018年] ブッカー賞候補作品
台湾文学の巨匠による代表作的作品
戦時下、自転車大国台湾ならではの自転車をキーワードに家族の物語。明治~昭和の頃の歴史的背景。80年代の台北の街の現実と幻想。台湾文学と台湾の文化・風習を感じられる小説で旅行前にもおすすめ。
「ブルックリン・フォリーズ」 ポール・オースター(著)
ニューヨークに生きる人々の、家族の、再生物語
ネイサンは、ブルックリンに帰ってきた。離婚し、60歳を前に静かに人生をおくるために。しかし、街の古本屋で甥と再会してから思いがけないことが起こり始め!?ーー 家族再生の物語。