【古代ギリシャ神話の小説】叙事詩をからめた壮大な歴史物語

《古代ギリシャ神話》に関する小説をまとめています。

ギリシャ神話、ギリシャ叙事詩、ギリシア3大悲劇詩人などの小説を掲載。

「オデュッセイア」「イリアス」「トロイア戦争」などを題材にした作品群。

古代ギリシャ叙事詩が絡む小説

トロイ戦争

「新トロイア物語」 阿刀田 高(著)

講談社
発売日:1997/12/1

吉川英治文学賞 受賞作

ギリシアの叙事詩をもとにした、壮大な歴史小説

「トロイアの木馬」は真実だったのか!?-- 絶世の美女・ヘレネと王子・パリスが駆け落ちした。ヘレネを略奪した者は、報いを受ける。「テュンダレオスの掟」が、古代ギリシアに予期せぬ大戦争を巻き起こしたーー

 

「ペネロピアド・女たちのオデュッセイア」 マーガレット・アトウッド(著)

ブッカー賞作家によるギリシア神話の壮大な叙事詩

ギリシャ神話で有名なペネロペイアについて描いた小説。トロイの英雄・オデュッセウスを待ち続けた妻・ペネロペイア。長年待ち続けた彼女の本心と、殺された12人の女中の真実とは!?・・

 

「トロイの女たち」 パット・バーカー(著)

早川書房
発売日:2026/3/18

ブッカー賞作家による「イリアス」語りなおし3部作第2弾

トロイア滅亡後、女たちはギリシア軍の「戦利品」となった。息子を殺した男に仕える者、生贄として娘を差し出さねばならなかった者、望まぬ子を腹に抱える者・・・ 封じられてきた女たちの声が響き渡る。

 

「アキレウスの歌」 マデリン・ミラー(著)

早川書房
発売日:2014/3/20

[2012年] オレンジ賞(現:女性小説賞)受賞作

ギリシア神話の世界を舞台に、英雄アキレウスとその無二の友の生涯を描いた傑作

王子・パトロクロスは、罪を犯し追放される。身を寄せた国で、半人半神の王子・アキレウスに出会う。当代随一の戦士になると予言されたアキレウス。パトロクロスは当初、反感を持ったが、徐々に2人の少年は、強い絆で結ばれていく。しかし、16歳のある日に勃発したトロイア戦争は、2人の運命に不吉な影を落とし!?・・

 

「アイアース」 ソポクレース(著)

岩波書店
発売日:2026/5/19

古代ギリシア3大悲劇詩人の1人ソポクレースの、現存する最古の作品

トロイアー戦争の英雄アイアース。勇猛果敢、廉直の人として愛された。アキレウスの遺品をめぐりオデュッセウスと争い敗れた結果、狂気に陥り!?・・



その他のギリシャ神話小説

「縛られたプロメーテウス」 アイスキュロス(著)

岩波書店
発売日:2026/6/16

ギリシア3大悲劇詩人・アイスキュロスが紡ぎ出す壮大な詩的感動

神族の1人でありながら人間に深く同情し、火をもたらしたプロメーテウス。

ゼウスの命により、罪過の償いとしてスキュティアーの岩山に手足を縛られながらも、
断罪を止めず反抗し続ける。

 

「メデイア」 エウリピデス(著)

岩波書店
発売日:2026/2/16

古代ギリシア三大悲劇詩人の一人エウリピデスの代表作

夫・イアソンの裏切りに遭い、復讐に燃えるコルキスの王女・メデイア。激しい愛を燃やし、女を踏みつけにする世を呪い、辱める者を決して許さない強烈な女性像。

 

「オイディプース王」 ソポクレース(著)

講談社
発売日:2026/3/12

ギリシア悲劇の最高傑作と評される本作

数多いギリシア悲劇のなかでも、傑作と言われる1冊。

 

「シーシュポスの神話」 カミュ(著)

新潮社
発売日:1969/7/17

天才・カミュの不条理の哲学を展開追究した作品

ギリシア神話に寓して、根本思想である「不条理の哲学」を理論的にかみ砕いた1冊。神々がシーシュポスに科した刑罰は、大岩を山頂に押しあげる仕事だった。しかし、難所を越えたと思うと、大岩ははね返り、転がり落ちてしまうーー

 

「ユリシーズ」 ジェイムズ・ジョイス(著)

集英社
発売日:2003/9/19

20世紀最高の文学作品

古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」のパロディ

アイルランド出身のジェイムズ・ジョイスは、モダニズム文学の代表的作家です。新しい文体を創始し、表現の可能性の極限に迫った傑作。

 

「ケンタウロス」 ジョン・アップダイク(著)

白水社
発売日:2001/10/1

第15回(1964年)全米図書賞 受賞作

現代アメリカの文豪が、ギリシア神話を下敷きに人間模様を描く自伝的小説ーー

 

「キマイラ」 ジョン・バース(著)

新潮社
発売日:1980/5/1

[1973年] 全米図書賞 受賞作

「千夜一夜物語」「ギリシャ神話」を現代の視点から実験的な文体で語る

ポストモダン作家、ジョン・バースの3編の中編。「ドニヤーザード物語」「ペルセウス物語」「ベレロフォン物語」。

 

「風の裏側」 ミロラド・パヴィチ(著)

東京創元社
発売日:1995/2/23

東欧ポストモダンの旗手

古代ギリシャの悲恋物語を不思議な物語に変容させた1冊

古代ギリシアの悲恋物語の2人が、現代の化学専攻の女子大生・ヘーローと、17世紀の青年石工・レアンドロスに生まれ変わり!?・・