ホラー小説おすすめ20選【海外作家編】このホラーがすごい!のランクイン作品やスパニッシュホラー

2024年に、初のホラー小説ランキングガイド「このホラーがすごい!」が発売されました。

また、スパニッシュ・ホラー(スペイン圏のホラー小説)なども盛り上がりをみせています。

そんな、ホラー小説のおすすめ作品【海外作家】をまとめています。

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【海外編】ホラー・サイコ・スリラー

「メキシカン・ゴシック」 シルヴィア モレノ=ガルシア(著)

メキシカン・ゴシック
早川書房
発売日:2022/4/1

英国幻想文学大賞ホラー部門、ローカス賞ホラー部門、オーロラ賞 受賞作

【ベストホラー2022【海外部門】ベストテン】第1位(twitter上で行なわれたホラー小説の年間ランキング企画)

ホラー文学賞3冠の新世代ゴシック・ホラー小説

1950年、メキシコ。大学に通う女性ノエミ・タボアダに、従姉のカタリーナから手紙が届く。「夫に毒を盛られ、亡霊に苛まれている」との助けを求める内容に、ノエミは屋敷に赴くが、彼女を待ち受けるものとは!?・・

 

「生贄の門」 マネル・ロウレイロ(著)

生贄の門
新潮社
発売日:2023/11/29

このホラーがすごい!2024年版【海外篇】第2位

スパニッシュ・ホラーのベストセラー小説

ケルト伝説に彩られたスペイン、ガリシア地方が舞台のサスペンス・ホラー

ガリシア地方の小村。若い娘の死体が発見される。。捜査官のラケルは、病気の息子を助けたいため、地元のヒーラーを頼り、この村を訪ねたばかりだった。この奇妙な村でラケルは捜査をするが「異界からの何者かが訪れる門」と恐ろしい儀式に行きつき!?・・

 

「兎の島」 エルビラ・ナバロ(著)

兎の島
国書刊行会
発売日:2022/10/7

ブームになっているスパニッシュ・ホラー文芸

スパニッシュ・ホラーの旗手による迷宮的悪夢11篇。

川で共食いをする白兎達・・。レストランの怪しい肉料理と太古の絶滅動物の目撃譚・・。死んだ母親から届いたフェイスブックの友達申請・・

社会的なテーマを織り込み、現実と非現実の境界を揺るがす不安や恐怖を描く作品が、全米図書賞の候補などにもなっています。

 

「幽霊ホテルからの手紙」 蔡駿(著)

幽霊ホテルからの手紙
文藝春秋
発売日:2023/4/26

サスペンス・ホラー

〈中国のスティーヴン・キング〉と呼ばれるベストセラー作家の作品

ある夜、バスで隣り合わせた血だらけの美しい女性・田園(ティエンユエン)から、木の小箱を預かった作家の周旋。「あの箱を幽霊旅館に届けて。」という女性からの留守電で、幽霊旅館を訪れるが!?・・

 

「【閲覧注意】ネットの怖い話 クリーピーパスタ」 ミスター・クリーピーパスタ(著)

アメリカ・クリーピーパスタ界の人気ユーチューバーが厳選したネット産ホラー15篇

「クリーピーパスタ」とは、ネットの恐怖都市伝説のコピペから生まれたホラージャンル

個性的なホラーなど、恐怖のショートストーリー傑作集。

 

「ファイナルガール・サポート・グループ」 グレイディ・ヘンドリクス(著)

名作ホラー「13日の金曜日」「悪魔のいけにえ」「ハロウィン」「エルム街の悪夢」「スクリーム」などのスラッシャー映画のオマージュ満載。

「ファイナルガール」とは、ホラー映画で最後にただひとり生き残る者。

22年前の大殺戮を生き延びたファイナルガールのリネット・ターキントン。殺人事件で生き残った女性のためのサポート・グループに、他の5人のファイナルガール達と参加している。。しかし、1人のメンバーがグループを欠席した時、リネットの最大の危惧が現実に!?・・

 

「ブラック・フォン」 ジョー・ヒル(著)

ブラック・フォン
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2022/7/19

モダンホラーの名手のサイコ・スリラー短篇集

閉じ込められた地下室で鳴り響く黒電話は「死者」からの電話だった・・

あらゆる恐怖を詰め込んだ特別版。

イーサン・ホーク出演で映画化の原作。

 

「魔王の島」 ジェローム・ルブリ(著)

魔王の島
文藝春秋
発売日:2022/9/1

[2019年] コニャック・ミステリ大賞 受賞作

謎、恐怖、不安の入り混じるサイコ・ミステリー

祖母の訃報により、孤島に渡る新聞記者のサンドリーヌ。戦中、ナチスの実験が行なわれていたという島。。本土への船が来る日まで島で過ごすサンドリーヌは、島の不吉な影に気づき始めるが!?・・

恐ろしい出来事、深まる謎、幾重もの罠。。

 

「その昔、N市では」 マリー・ルイーゼ・カシュニッツ(著)

その昔、N市では
東京創元社
発売日:2022/9/30

【ベストホラー2022【海外部門】ベストテン】第3位

全15作の短編集

戦後ドイツを代表する女性作家の名作を集成。

奇妙な出来事、恐怖の人間心理、日常に潜む幻想などの物語。

 

「ニードレス通りの果ての家」 カトリオナ・ウォード(著)

ニードレス通りの果ての家
早川書房
発売日:2023/1/24

[2019年] 英国幻想文学大賞 受賞作

S・キングらも絶賛の傑作ホラー

暗い森の家に住む男。過去に囚われた女。秘密が明かされるたびに、意外な方向へ進み、恐るべき真相へーー

 

「心霊電流」 スティーヴン・キング(著)

心霊電流
文藝春秋
発売日:2022/1/4

ホラー系作家の巨匠・スティーヴン・キングの新作

少年時代、町に新任牧師がやってきた。仲良くなった僕は、彼の家でキリスト像が湖の上を渡る電気仕掛けの模型を見せてもらった。やがて町から姿を消した牧師と27年後再会する。。元牧師は「電気」にとり憑かれたカルトを率いていたーー

 

「英国クリスマス幽霊譚傑作集」 チャールズ・ディケンズほか(著)

英国クリスマス幽霊譚傑作集
東京創元社
発売日:2022/11/30

怪奇幻想小説13編アンソロジー

幽霊をこよなく愛するイギリスの国民性に根ざす慣例から生まれた傑作集。

英国ヴィクトリア朝時代。ディケンズ「クリスマス・キャロル」がベストセラーになって以降、クリスマスに出版社は作家に怪奇小説の新作を依頼し、贈り物として大衆に届けたーー

 

「死人街道」 ジョー・R・ランズデール(著)

死人街道
新紀元社
発売日:2021/6/1

ホラーアクションの短編集

魔界西部を旅する牧師が、悪霊退治をする物語。

銃をたずさえ、牧師がゾンビや人狼などを倒すスプラッター西部劇。

 

「幽霊島」 A・ブラックウッド(著)

幽霊島
東京創元社
発売日:2019/8/29

名作13編を収録した怪奇・幻想アンソロジー

「吸血鬼ドラキュラ」など西洋怪奇小説の翻訳で知られる平井呈一の訳。

アウト・サイダー(H・P・ラヴクラフト)、幽霊島(A・ブラックウッド)、吸血鬼(ジョン・ポリドリ)など..

幽霊譚・吸血鬼・異次元的恐怖。。

 

「ありふれた幽霊」 A・M・バレイジ(著)

ありふれた幽霊
HM出版
発売日:2020/7/1

英国幽霊小説の名手による幽霊小説短編集15篇

ヴィクトリア朝時代の人々が遭遇する怪異と恐怖。

かつて当主が惨殺された屋敷を訪れた2人が遭遇する怪異。。全寮制学校で経験した旋律の体験。。など..

 

「怪談」 ラフカディオ・ハーン(著)

怪談
KADOKAWA
発売日:2022/9/28

ラフカディオ・ハーンの名著「KWAIDAN」の訳書

作家・円城塔による訳。

「ミミ・ナシ・ホーイチの物語」「ロクロ・クビ」「ムジナ」など、日本の怪談の物語を英語読者に向けて語る書。

 

「ウィンストン・フラッグの幽霊」 アメリア・レイノルズ・ロング(著)

ウィンストン・フラッグの幽霊
論創社
発売日:2022/6/30

アメリカンB級ミステリの女王による怪奇ミステリ

幽霊が出る田舎の屋敷。ミステリ作家キャサリン・パイパーが遭遇する謎と恐怖・・

怯える人々に紛れ込んだ悪魔は誰か!?--

 

「エイルマー・ヴァンスの心霊事件簿」 アリス&クロード・アスキュー(著)

エイルマー・ヴァンスの心霊事件簿
書苑新社
発売日:2015/12/10

20世紀初頭の幻の心霊探偵小説

ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。古典的オカルト探偵小説。

弁護士のデクスターは、休暇中に瑠璃色の瞳で霊を見るエイルマー・ヴァンスに出会う。。男に惹かれたデクスターはいつしか助手になり、共に奇怪な事件を追うことに・・

 

「狂気の山脈にて ラヴクラフト傑作集」 田辺 剛(著)

狂気の山脈にて
KADOKAWA
発売日:2016/10/24

【手塚治虫文化賞】最終候補作

ホラー小説界の巨星・ラヴクラフトの最高傑作

最恐の名作と言われるコズミックホラー。ハリウッドが何度も映画化を望みながら実現しなかった世紀の傑作。

 

「火刑法廷」 ジョン・ディクスン・カー(著)

火刑法廷
早川書房
発売日:2011/8/25

ジョン・ディクスン・カーの代表的作品

推理小説よりですが、幽霊ネタなどオカルトちっくな話がメインです。

フィラデルフィア郊外の屋敷で起こる密室殺人。

 

「ブッカケゾンビ」 ジョー・ネッター(著)

ブッカケゾンビ
扶桑社
発売日:2023/2/2

超絶エログロ・ホラー

妻と娘にめぐまれながらもエロ動画がやめられない男。憧れのセクシー女優のAVのエキストラ男優を募集しているニュースを見つける。しかし、撮影現場の墓地で起きたのは、ゾンビの襲撃!だった・・



【あらすじ&レビュー】火刑法廷(ジョン・ディクスン・カー)

火刑法廷

本格黄金時代の巨匠、ディクスン・カーの最高傑作との声もある一冊です。

ミステリマガジン(2006年)オールタイム・ベスト第2位

フィラデルフィア郊外の屋敷。屋敷で当主が急死する。。自殺ではないかと思われたが、その部屋を目撃した女性によると「当主の部屋に後ろ向きで顔の見えない女性の姿があった」という。その女性は、壁をすり抜けて部屋の外に出たという・・当主の死の真相を探るため、甥が埋葬された遺体の発掘を試みたが、死体が消えている!?・・・

読了レビュー

出だしからすんなり引き込まれて先が気になる小説でした。

幽霊がらみの表現がオカルト的要素を含んで興味を引き、過去の毒殺魔の話などが絡み、謎が読む手を進めます。

時代を超えて読み継がれる傑作というのも納得の1冊。

不気味な雰囲気と共に、謎が少しづつ解明されていきます。