南米(ラテンアメリカ)文学には素晴らしい小説がいくつかあります。
ノーベル文学賞作家のガルシア=マルケスやマリオ・バルガス=リョサを筆頭に、アルゼンチンのボルヘスやチリのボラーニョが有名です。
そんな、ラテンアメリカ文学から、南米出身作家と舞台の小説を掲載。
南米(ラテンアメリカ)大陸の国々の小説
「悪い時」 ガブリエル・ガルシア=マルケス(著)
ノーベル文学賞作家によるコロンビア社会の姿
「暴力時代」後のコロンビア社会を描く、死体と腐臭と謎に満ちた物語
10月の雨の朝、殺人事件に関係しているビラにより、息苦しく不気味な雰囲気が街全体を覆っていく。。見せかけの平和を維持する側と弾圧に耐える双方の姿とは!?ー
ラテンアメリカ文学ブームを牽引した巨匠で、「百年の孤独」が代表作です。
アルファグアラ賞(スペイン語圏最高の文学賞のひとつ)受賞作家
トロピカル・ゴシック
ペルーが舞台の小説に、「シンコ・エスキーナス街の罠」があります。
1990年、自身が大統領選で争ったこともあるペルーのフジモリ大統領を絡めたサスペンスフルな作品です。
ノーベル文学賞作家マリオ=バルガス・リョサは、南米を代表する作家です。2025年に89歳で逝去されました。
他に「緑の家」「都会の犬ども」「ケルト人の夢」「チボの狂宴」などの作品も有名です。
注目!「沈黙をあなたに」 マリオ・バルガス=リョサ(著)
2025年4月に逝去したノーベル賞作家でペルーの巨匠、最後の小説
ラテンアメリカ文学を牽引した巨匠の喜劇と悲劇、音楽と本と祖国への愛に満ちた人間賛歌ーー
クリオーリョ音楽の研究者・トーニョが出会った、世界で最も美しいギターの音色。その奏者であるラロ青年の死。それは、リマ近郊で暮らすトーニョの人生を変えてしまった。この国の音楽、彼について、を「本に書かなくては」と使命感に燃えるトーニョだが!?・・
「精霊たちの家」 イサベル・アジェンデ(著)
ガルシア=マルケス「百年の孤独」と並び称される、チリのマジックリアリズム作家の傑作
軍事クーデターで暗殺された叔父のアジェンデ大統領の時代に執筆された作品
動乱の近代チリ社会を舞台に、虐げられたインディオの生活などを含みつつ。
美少女ローサの妹・クラーラは、姉の死から9年、姉のローサのかつての恋人・エステーバン・トゥルエバと婚約し、結婚生活を始めるが!?・・
[2008年] 全米批評家協会賞 受賞作
ボラーニョ文学の遺作で集大成
謎の作家を研究する4人の文学教授。バラバラな物語から全体像が浮かび上がる!?・・
ぶ厚い冊子で、2段組の重厚な小説です。
他の作品に、「チリ夜想曲」や「第三帝国」などがあります。
「夜のみだらな鳥」 ホセ・ドノソ(著)
魔術的リアリズムの正当な後継者とも言われる作品
「百年の孤独」と双璧をなすラテンアメリカ文学の傑作とも言われています。
チリ作家のホセ・ドノソの入手困難な幻の名作が復刊されました。
現代チリのベストセラー作家のチリ社会を描いた壮大な長編小説
19世紀、南アメリカ大陸を旅しながら、各地の風景や人々の暮らしを描いたドイツ人画家、ヨハン・モリッツ・ルゲンダス。彼は、チリで、カルメン・アリアガダと出会うが!?・・
アルゼンチンの作家で、ウンベルト・エーコの傑作「薔薇の名前」にもモデルとして出てくる南米を代表する文豪です。
代表作に「伝奇集」や「砂の本」などがあります。
短編集「シェイクスピアの記憶」が初訳で、ボルヘス最後の作品です。
「英雄たちの夢」 アドルフォ・ビオイ・カサーレス(著)
ボルヘスの盟友で、ラテンアメリカ文学の重要作家の1人
アルゼンチン作家の幻想、リアリズム小説
1927年、ブエノスアイレスの街。エミリオ・ガウナは、カーニバルに沸く街で、人生を大きく変える出来事に遭遇する。3年後、再び、カーニバルの夜に街に繰り出すが!?・・
「モレルの発明」 アドルフォ・ビオイ・カサーレス(著)
カルト的な傑作とも言われるSF的冒険推理小説的小説
絶海の孤島での「機械」「他社性」「愛」をめぐる謎と冒険。絶海の孤島に辿り着いた「私」は、無人島のはずの島で、奇妙な男女に出会うが!?・・
「悪魔の涎・追い求める男 他八篇:コルタサル短篇集」 フリオ・コルタサル(著)
アルゼンチン作家・コルサタルの代表作10篇を収録
魔術的リアリズムに近い作品 ー「南部高速道路」。現実と非現実が交錯する不可思議な世界が生まれるー「悪魔の涎」など..
ブッカー国際賞ノミネート作
ジェニファー・ローレンス主演 映画原作
現代アルゼンチン文学シーンを牽引する著者によるむきだしの感情・・
「吹きさらう風」 セルバ・アルマダ(著)
注目作家の世界的話題作
1人の牧師が、アルゼンチン辺境で布教の旅を続ける。しかし、車の故障で整備工場にたどり着く。牧師、彼が連れている娘、整備工、少年の4人は、車の修理の間、短い時間を共にするが!?・・ それぞれが抱える人生の痛みを描き出すーー
「星の王子さま」で知られるサン=テグジュペリの名作
夜間飛行に従事する人達の物語。
ブエノスアイレスの描写も豊富な1冊。北のパラグアイ、西のチリ、南のパタゴニアから、目的地のブエノスアイレスに郵便飛行機が夜の中を飛行する。。
[2022年] 日本翻訳大賞 受賞作
地方からリオのスラム街にやってきた女の人生を語る物語。
リオのスラム街でタイピストとして暮らし、ホットドッグとコーラが好きな女は「不幸であることを知らない・・」しかし、その物語は栄光の瞬間へと導かれていくーー
「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」とも評される作家の文学的な作品。
ブラジルの作詞家・小説家で、スピリチュアル系の作品が豊富です。
「アルケミスト」が有名ですが「星の巡礼」や「11分間」なども人気。
また、第一次大戦下のフランス、女性二重スパイの史実を元にした「ザ・スパイ」などの作品もあります。
「太陽に撃ち抜かれて」 ジョヴァーニ・マルチンス(著)
「フィナンシャルタイムズ」「スペクテイター」年間ベストブック選出
リオのスラム街〈ファベーラ〉発の鮮烈デビュー作ーー
ブラジル・リオデジャネイロ生まれの作家で、スラム街〈ファベーラ〉で生まれ育ち、ビーチの物売り等をしながら小説を書き、2018年にデビュー。
巨匠・船戸与一による最高傑作
南米3部作の第1弾
ブラジル東北部の町エクルウ。アンドラーデ家とピーステルフェルト家による抗争で血なまぐさい町。そんな折、アンドラーデ家の息子・フェルナンとビーステルフェルト家の娘・カロリーナが駆け落ちをする・・そこに現れた山猫(オスロット)と呼ばれる謎の日本人。。捜索を依頼され、血塗られた追走劇を始めるが!?・・
「世界終末戦争」 マリオ バルガス=リョサ(著)
ノーベル文学賞作家の代表作
19世紀末、ブラジルの辺境で実際に起きた宗教戦争をテーマにした小説。
カヌードスの宗教共同体とブラジル共和国軍との戦い(カヌードス紛争)を下敷きにしたルポルタージュのような作品。
「汝、人の子よ」 アウグスト・ロア=バストス(著)
パラグアイが舞台のマジック・リアリズム文学
アウグスト・ロア=バストスは、パラグアイで最も名の知れた作家です。
パラグアイの戦争・反乱・独裁など歴史がわかる傑作。
3国同盟戦争(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイとの)、ボリビアとのチャコ戦争など、周辺諸国と紛争をくり返していた時代。
パラグアイ独立運動の指導者で初代元首ホセ・ガスパル・ロドリゲス・デ・フランシアの奴隷だった老人は語る・・
「伝説なき地」 船戸 与一(著)
南米3部作の第3弾
作家・ 船戸 与一の「ブラジル」「ペルー」に続く、ベネズエラ篇
伝説も生まれぬベネズエラの涸れた油田地帯。多数の難民が住みつく土地から希土類(レア・アース)という超伝導素材が大量に発見される。巨億の利権に目が眩んだ男達の殺戮劇が始まるが!?--
「ガラパゴスの箱舟」 カート・ヴォネガット(著)
1986年、ガラパゴス諸島。経済恐慌、戦争、疫病により、滅亡の危機に瀕していた人類。エクアドル崩壊の直前に、何人かの男女を乗せ、ガラパゴス諸島遊覧の客船・バイア・デ・ダーウィン号は、海へ漂い出る。一握りの人類が、ガラパゴス諸島に辿り着くが!?・・






















