《ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞》の歴代受賞作品を一覧にしています。
1919年に創設された、英国で最も長い歴史を持つ文学賞のひとつです。
イギリスで創設された文学賞としては最も古く、スコットランドのエディンバラ大学が運営母体となっています。
【歴代受賞作一覧】ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞
2006年受賞作: 「ザ・ロード」 コーマック・マッカーシー(著)
[2007年]ピュリッツァー賞 受賞作
ロードノベルの傑作
2023年6月逝去のアメリカ文学の巨匠、コーマック・マッカーシー代表作
荒れ果てた大陸を漂流する親子の旅路。映画「ノーカントリー」の原作者でもあります。
2005年受賞作: 「土曜日」 イアン・マキューアン(著)
英文学界の巨匠・マキューアンが贈る全英ベストセラー
現代ロンドンの1日。その日、ヘンリーの周囲は危機の予兆に満ちていた。突発的なテロ、見知らぬ若者の激発、親友との仲違い・・ あの日以来、世界は変容してしまったからーー 安息の日曜日は訪れるのか!?・・
2004年受賞作: 「GB84」 デイヴィッド・ピース(著)
ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(イギリス最古の文学賞)受賞作
フィクサー、破壊要員、警官の暗闘を描く暗黒文学
84年、英国全土の炭鉱ストと政府の衝突が過熱する。スト弾圧に暗躍するフィクサー、破壊要員、警官の暗闘ーー
2002年受賞作: 「コレクションズ」 ジョナサン・フランゼン(著)
[2001年] 全米図書賞 受賞作
ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞 受賞作
アメリカ家族の様々な問題。。 年老いた両親、銀行員だが妻子との喧嘩が耐えない長男ゲイリー。勤務先の大学を首になった次男チップ、恋愛がうまくいかない末っ子のデニース。タイトルの「コレクションズCORRECTIONS」通り「修正、訂正」できるのか!? 5人の運命は!?-
2000年受賞作: 「ホワイト・ティース」 ゼイディー・スミス(著)
ロンドンの移民家族を巻き込む、歴史、信条、言語、世代、遺伝子の差違が招いた悲喜劇ーー
第二次大戦で親友になったロンドン出身の中年男・アーチーと、バングラデシュ出身のムスリム・サマード。その友情を軸に、ヨーロッパ、インド、ジャマイカを自在に行き来しながら物語は進む。イスラム原理主義者、エホバの証人、動物愛護主義者、遺伝子工学者、園芸家、フェミニストのレズビアンなど、様々なキャラクターが登場し、混沌とした世界を描き出す。
1996年受賞作: 「最後の注文」 グレアム・スウィフト(著)
【1996年】ブッカー賞 受賞作
肉屋のジャックの遺言は、海に散骨してもらうこと。「おれが死んだら、マーゲイトの海にまいてくれ」。亡き友の願いを叶えるため、4人の男は海へと向かう。苦い想い出と秘密を胸にーー
1995年受賞作: 「奇術師」 クリストファー・プリースト(著)
[1996年] 世界幻想文学賞 受賞作
ジャーナリストのアンドルーが、ケイトという女性から呼ばれ、北イングランドに赴く。お互いの祖先は、「瞬間移動」を得意演目にしていた20世紀初頭の天才奇術師だと聞かされる。2人の奇術師が残した手記で、衝撃の事実が明らかになり!?・・
1984年受賞作: 「太陽の帝国」 J・G・バラード(著)
20世紀の歴史に名を刻むバラードの代表作<破滅三部作> 新訳
日中戦争中の上海。日本軍が上海のイギリス租界を制圧し、少年・ジムは、避難民の大混乱の中、両親とはぐれてしまう。混乱する都市を彷徨う中、日本軍により、龍華捕虜収容所へ送られる。飢餓、病、孤独、絶望に晒されながら、ジムは生と死の本質を学んでいき!?・・
1984年受賞作: 「夜ごとのサーカス」 アンジェラ・カーター(著)
奇想天外でポップなファンタジー
19世紀末のロンドン。翼をもった女空中ブランコ乗り・フェヴァーズが語りはじめる。卵からの誕生、売春宿での少女時代、秘密クラブでのフリークショー・・ やがて、舞台は極寒のシベリアへーー
1981年受賞作: 「真夜中の子供たち」 サルマン・ラシュディ(著)
[1993年] ブッカー賞の中のブッカー賞(創設25周年を記念)受賞作
[2008年] ベスト・オブ・ブッカー賞(創設40周年を記念) 受賞作
20世紀小説を代表する1冊とも言われています。
1947年、インド独立の日の真夜中。不思議な能力と共に生まれた子供達。その中でも、0時ちょうどに生まれたサリームの運命は、革命、戦争など祖国の歴史と結びつくーー
1981年受賞作: 「モスキート・コースト」 ポール・セロー(著)
1981年のベストセラー
アンチ・アメリカの発明家、アリー・フォックスは、家族6人で中米ホンジュラスに移住する。そこは、モスキート・コーストと呼ばれる未開の密林で!?・・
1980年受賞作: 「夷狄を待ちながら」 J・M・クッツェー(著)
ノーベル賞受賞作家の不条理小説
カフカ的な「不条理」を感じる1冊
野蛮人は攻めてくるのか!?ーー 静かな辺境の町。首都から治安警察の大佐が来て、悲惨な拷問が始まる。決して来ない夷狄を待ちながら・・
1979年受賞作: 「可視の闇」 ウィリアム・ゴールディング(著)
「蠅の王」で知られるノーベル文学賞作家の現代黙示文学
善と悪の両極限へ突き進む光芒と闇路。救いはあるのか!?ーー
ロンドン大空襲で半身を焼かれた少年は、神の啓示を熱願する預言者となり、愛を知らぬ美少女は、邪性を希求する妖女と化すーー
1978年受賞作: 「プラム:ある家族の愛と憎しみ」 モーリス・ジー(著)
日本で初のニュージーランド小説
南太平洋の国、ニュージーランド。そこに生きる人々の精神史を、プラムと家族の愛と憎しみを通して描く。
1977年受賞作: 「スクールボーイ閣下」 ジョン ル・カレ(著)
【1977年】英国推理作家協会賞(CWA)ゴールド・ダガー 受賞作
「寒い国からやってきたスパイ」「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」と3部作を成す1冊
ソ連情報部の工作指揮官・カーラの策謀で、英国情報部〈サーカス〉は壊滅的打撃を受けるが、その長に就任したスマイリーは、反撃を開始する。カーラの弱点を解明し浮かび上がったのは、パリから東南アジアへと伸びる極秘送金ルートだった。スマイリーは、臨時工作員・ウェスタビーを香港に派遣するが!?・・
1976年受賞作: 「コペルニクス博士」 ジョン・バンヴィル(著)
アイルランド・ポストモダン文学の旗手による伝記小説
死の直前に刊行された「天球の回転について」で、近世の宇宙観に大革命をもたらした地動説の主唱者、コペルニクス。しかし、彼は、真の宇宙像を表し得たのか!?ーー
















