読売文学賞(よみうりぶんがくしょう)の歴代受賞作品を一覧で掲載しています。
読売文学賞は、読売新聞社が制定した文学賞で、第2次大戦後の文芸復興の一助として創設されました。
1949年からの歴史ある文学賞で、おすすめの小説が多く選出されています。
【読売文学賞】歴代受賞作品一覧
「コード・ブッダ 機械仏教史縁起」 円城 塔(著)
「本の雑誌」2024年度 SFベスト1位
SFが読みたい!2025年版【国内編】第2位
壮大な「機械救済」小説
2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。この世の苦しみを脱する方法を説き始める。そのコードは対話プログラムで、機械仏教の開基としてブッダ・チャットボットの名で呼ばれることになる。人が辿ってきた仏教史を、人工知能が再構築するが!?・・
「黄色い家」 川上未映子(著)
「ヘヴン」で、英ブッカー国際賞(ブッカー賞の翻訳書部門)の最終候補になった作家のクライム・サスペンス
17歳の夏。親もとを出て「黄色い家」に集った少女たち。生きるため、カード犯罪の出し子に手を染める。しかし、共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し!?・・
「喜べ、幸いなる魂よ」 佐藤 亜紀(著)
第3回(2023年)みんなのつぶやき文学賞【国内編】第1位
幼馴染み2人の愛の物語。現代的なテーマを含む歴史小説
18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。亜麻を扱う商家で育てられたヤネケとヤン。生涯単身を選んだ半聖半俗の女達が住む「ベギン会」に移り住む。。ヤンは、ヤネケと家庭を築くことを願い続けるが、やがてフランス革命の余波が及び!?・・
「ジュリアン・バトラーの真実の生涯」 川本直(著)
2022年(第2回)みんなのつぶやき文学賞【国内編】第1位
ジュリアン・バトラーという架空の小説家。その謎の生涯とは!?--
20世紀のアメリカ文学史をカポーティ、トルーマンなど実在の人物と史実を絡めた傑作。また、小説家志望の方など、文学の玄人にもおすすめといえる1冊。
– 該当なし
「君が異端だった頃」 島田 雅彦(著)
自伝的青春「私」小説
幼年期から修業時代を経て「優しいサヨクのための嬉遊曲」での鮮烈なデビューへーー
しかし、デビュー後、芥川賞候補になるも、5回も落選する。酒の席で知り合った文豪達、埴谷雄高、大岡昇平、安部公房、後藤明生などに、伝統を目指さず、異端のままでいいと教えられる。
「ある男」 平野 啓一郎(著)
キノベス!(紀伊国屋スタッフのベスト)2019 第2位
第46回 日本アカデミー賞で最多の8部門受賞の原作
弁護士の城戸は、依頼者・里枝から「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には、夫と別れた過去があった。長男を引き取り14年ぶりに故郷に戻った後、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。しかし、ある日、「大祐」は事故で命を落とす。やがて、「大祐」は、全くの別人だという衝撃の事実がもたらされ!?・・
「僕が殺した人と僕を殺した人」 東山 彰良(著)
圧倒的熱量の青春ミステリー
1984年、台湾で、4人の少年達は友情を育んでいた。30年後、人生の歯車は、彼らを大きく変える!?ーー
「模範郷」 リービ 英雄(著)
越境文学の醍醐味が凝縮された1冊
1956年、台湾。アメリカ人の「ぼく」たちが住みついた旧日本人街「模範郷」。英語、日本語、中国語、台湾語が飛び交っている。そこは、間違いなく「ぼく」の故郷であり、根源であった。しかし、知人の手紙を機に、かつての家を探しに行くことを決意するーー
「女たち三百人の裏切りの書」 古川 日出男(著)
全く新しい源氏物語
野間文芸新人賞との2冠に輝いた、圧倒的なスケールの傑作
源氏物語が世に広まり100年あまり。流布した物語を正すため、紫式部が怨霊となって蘇りる。そして、宇治十帖の真の姿を語り出す。やがて発表された物語は、時代を動かし始め、壮大な女たちの裏切り合いに発展していくーー
「水声」 川上 弘美(著)
時空間を移ろいながら、姉弟、家族の話
1969年~2013年現在まで、幼少期から大人になるまでの家族の崩壊。母が死んで10年後、都と陵の姉弟は、再び一緒に暮らし始めた。「ママ、ママはどうしてパパと暮らしていたの?」夢に亡くなったママが現れたのは、そんな時だった・・
「夜は終わらない」 星野 智幸(著)
全体の物語のなかに様々な短篇が入りくむ額縁物語
玲緒奈に、婚約者が自殺したとの一報が入る。彼女には、次に殺さなくてはならない別の婚約者がいた。次々男を惑わし、財産を巻き上げ、証拠を残さず葬り去るのが日常なのである。彼女は言う。「私が夢中になれるようなお話をしてよ」。あの世におくる前、男に語らせるのだ。面白いかどうかで命の長さが決まっていくーー
「ゆうじょこう」 村田 喜代子(著)
過酷な運命を逞しく生きぬく遊女を描いた作品
硫黄島から熊本の廓に売らた海女の娘・イチ。郭の学校〈女紅場〉で読み書きを学び、娼妓としての鍛錬を詰む。刃傷沙汰で命を落とす者、借金のため転売される者、妊娠する者、逃亡する者・・明治の改革の風を受け、ついに、彼女たちはストライキを決意する!?ーー
「雲をつかむ話」 多和田 葉子(著)
野間文芸賞受賞後第一作、長編小説
詩的な文体で綴られた作品。雲をつかむような話。回想を挟みながら、犯人たちをめぐる話。雲を見ていると「互い違い」な出遭いの数々が浮かんでくる。人は一生のうち、何度くらい犯人と出遭うのだろう!?ーー
「火山のふもとで」 松家 仁之(著)
記憶と生命の瞬きを綴る鮮烈なデビュー作
ぼくが入社した村井設計事務所は、ひと夏の間、北浅間にある「夏の家」へ移動する。そこでは、国立現代図書館の設計コンペに向けての作業が行われていた。情熱的な先生の下で働く喜びと胸に秘めた恋。大詰めに迫った中で訪れる劇的な結末とは!?ーー














