芸道小説(演劇、茶道、華道、武道など)のおすすめタイトルをまとめています。
芸道小説とは、「芸」に打ち込む人の精神の成長や物語を描いた作品を言います。
そんな、「芸」の道を歩む登場人物を主人公に据えた歴史小説などを掲載しています。
芸道小説のおすすめ
芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞 W受賞
芸道小説の金字塔
極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き2人の役者が、芸の道に青春を捧げていくーー
1964年、長崎の老舗料亭「花丸」。この国の宝となる役者・立花喜久雄は生まれた。任侠の一門に生まれながら、その美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域に連れ出していくーー
第15回(2024年)山田風太郎賞 受賞作
歌舞伎役者・今村扇五郎を中心にした6篇の連作短編集
役者に魅せられた者達の時代ミステリ
江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎の女房の座を狙い、近づくお春。ある日、若手役者の他殺体があがり!?・・ 扇五郎に魅せられた面々の人生の歯車は狂っていき!?・・
第44回 吉川英治文学新人賞
第10回 野村胡堂文学賞
江戸歌舞伎恋愛譚
文政の江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫の喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形だった。家でも女としてふるまい、女よりも美しい夫を前に、志乃は戸惑うが!?・・ 女房とは!?女とは!?・・
文楽の天才三味線弾きを描いた芸道小説
大正から戦後にかけて、芸道一筋に生きる男と愛に生きる女を描く波瀾万丈の一代記ーー
文楽の三味線弾き・露沢清太郎が弾く、一の糸の響に心を奪われた酒屋の箱入娘・茜。その感動は恋情になるが、清太郎には所帯があり!?・・ 古典芸能に精通した著者ならではの感動作。
2014年(第4回)アガサ・クリスティ―賞 受賞作
ひとつの演目に込められた想いが引き起こす悲劇ーー
若手文楽人形遣いの屋島達也は、師匠・吉村松涛のもとで修業の日々をおくっていた。ある日、達也は、怪しげな魅力を持つ花魁の文楽人形「桔梗」を見つける。桔梗は、「しだれ桜恋心中」という演目専用に作られた特別な人形らしい。しかし、約60年前に「しだれ桜恋心中」が上演された際、技芸員が次々と不審死を遂げていたことを知る。一方、日本文楽協会は、補助金削減問題に揺れていて!?・・
第140回(2008年下半期)直木賞 受賞作
「茶聖」と崇められている千利休を描く歴史小説
天下一の茶頭に昇り詰めた千利休。時の権力者・秀吉に対峙し、参謀としても力を発揮し、秀吉の天下取りを後押しする。しかし、その鋭さゆえ秀吉に疎まれ、理不尽な罪状で切腹を命ぜられる。そんな、利休の感性、人生とは!?ーー






