ストレーガ賞(イタリア文学賞の最高峰)の歴代受賞作品一覧

ストレーガ賞(イタリア文学賞の最高峰)の歴代受賞作品を掲載しています。

イタリア文学界で権威のある文学賞で、ウンベルト・エーコなど、世界的にも有名な作家が受賞しています。

年に1度、イタリアの作家による散文小説に対して贈られる文学賞です。

【歴代受賞作】ストレーガ賞

2025年受賞作: 「L’ anniversario(記念日)」 アンドレア・バイヤーニ(著)

L' anniversario
Feltrinelli
発売日:イタリア語

家族との決別を描く物語

イタリア社会の家族観と向き合う作品。家庭内暴力から逃れた息子の視点で描かれる。

 

2024年受賞作: 「傷つきやすいものたち」 ドナテッラ・ディ・ピエトラントニオ(著)

傷つきやすいものたち
小学館
発売日:2026/2/18

イタリア文学賞の最高峰ストレーガ賞+同賞【ヤング部門賞】W受賞

感動の人生賛歌、傑作ヒューマンドラマ

イタリアで実際に起こったフェミサイドの事件を基にーー

山間の町に暮らしているルチア。単身赴任で家を出たままの夫、都市封鎖でミラノの大学から戻り部屋に引き籠もったままの娘。老父が暮らす近所の実家を時々、訪れる日々。ある日、ルチアは、父親から土地を継げと持ちかけられる。その土地は、かつて、今も町に影を落とす忌まわしい事件が起きた場所だったーー

 

2023年受賞作: 「あなたは空気のように」 アーダ・ダダーモ(著)

あなたは空気のように
早川書房
発売日:2026/5/21

生と死の境界で紡がれる想いを描いた自伝的作品

49歳で乳がんを告げられるアーダは、重い障がいをもつ娘・ダリヤを育てている。限られた時間の中で、彼女は娘に語りかける。介護の日々に刻まれた葛藤と喜び、溢れる愛ーー

 

2019年受賞作: 「小説ムッソリーニ 世紀の落とし子」 アントニオ・スクラーティ(著)

小説ムッソリーニ・世紀の落とし子
河出書房新社
発売日:2021/8/21

国内で50万部のベストセラー、41カ国で版権売れ

イタリアの独裁者・ムッソリーニを主人公にしたイタリア文学史上初めての小説

ファシズムをえぐる話題の小説。

 

2017年受賞作: 「帰れない山」 パオロ・コニェッティ(著)

帰れない山
新潮社
発売日:2018/10/31

国際的ベストセラー

山など自然の描写が美しい小説

北イタリア、モンテ・ローザ山麓を舞台に、居場所を求めてさまよう2人の男の友情と葛藤。街の少年と山の少年。ふたりの人生が山で交錯する。

 

2009年受賞作: 「スターバト・マーテル」 ティツィアーノ・スカルパ(著)

スターバト・マーテル
河出書房新社
発売日:2011/9/14

名曲「四季」誕生の謎にも迫る話題作

18世紀のヴェネツィア。孤児を預かる養育院に赴任したヴィヴァルディと、そこで暮らす天才少女との葛藤を描くーー

 

2008年受賞作: 「素数たちの孤独」 パオロ・ジョルダーノ(著)

素数たちの孤独
早川書房
発売日:2013/6/6

世界的ベストセラー恋愛小説

イタリアで200万部の記録的ベストセラー

アリーチェは、スキー中の事故で脚に癒せない傷を負う。数学の才能を持ちながら、孤独の殻に閉じこもるマッティア。2人は惹かれ合い、互いに寄り添いながら大人になる。しかし、誤解がかけがいのない恋を引き裂く!?・・

 

2006年受賞作: 「静かなカオス」 サンドロ・ヴェロネージ(著)

自分の心と向き合うことで妻の死を乗り越えようとする男と娘の物語

大切な人の突然の死をどうやって受け止めればいいのか・・・

生きていることがあたりまえの日常の中で、突然、大切な人が死んでしまった時、男は、どう悲しんだらいいのかわからなかった。当たり前の日常を過ごし、自分は本当は何を感じているのかさえ、あやふやになってしまっている。自分なりの方法で大切な人の死を受け止め、生きていこうとする物語。 2008年には映画化済み

 

2002年受賞作: 「動かないで」 マルガレート・マッツァンティーニ(著)

動かないで
草思社
発売日:2003/6/1

外科医・ティモーテオの愛娘が交通事故に遭い、彼が勤める病院に運び込まれる。意識不明の娘の枕許で彼が語り出したのは、惨めで、みすぼらしい、彼が唯一愛した女の話だったーー

 

1988年受賞作: 「その夜の嘘」 ジェズアルド・ブファリーノ(著)

その夜の嘘
早川書房
発売日:1989/7/1

今世紀のイタリア文学を代表する作品とまで絶賛された傑作

極限状況下の人間の真実と嘘を鋭く追求した文学空間

19世紀の南イタリア、ブルボン王朝が支配する時代。シチリアとおぼしき王国にある孤島の牢獄。国王暗殺の陰謀に加担した死刑を宣告された4人の男たちは、翌朝のギロチン刑を前に恐怖にふるえ、最後の夜をすごしている。死を前に動揺は激しく、残された5時間を有意義にすごすため「デカメロン」のように各人がそれぞれの人生を語りはじめ!?・・

 

1981年受賞作: 「薔薇の名前【完全版】」 ウンベルト・エーコ(著)

薔薇の名前
東京創元社
発売日:2025/12/25

このミステリーがすごい!1991年版【海外編】第1位

全世界で5,000万部超の大ベストセラー

イタリア文学のみならず、世界的に有名な巨匠作家ウンベルト・エーコの不朽の名作。中世の北イタリアの山地、修道院の図書館を舞台にしたミステリー。

 

1959年受賞作: 「山猫」 ジュウゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ(著)

山猫
岩波書店
発売日:2008/3/14

ヴィスコンティ映画の原作

滅びゆく伝統とは? 名誉とは? 貴族とは?

1860年、ガリバルディ上陸の報に動揺するシチリア。祖国統一戦争のさなか、改革派の甥・タンクレーディと新興階級の娘・アンジェリカの結婚を許すサリーナ公爵だが!?・・

 

1954年受賞作: 「偽られた抱擁」 マリオ・ソルダーティ(著)

偽られた抱擁
講談社
発売日:1959/1/1

 

1950年受賞作: 「美しい夏」 パヴェーゼ(著)

美しい夏
岩波書店
発売日:2006/10/17

思春期から大人へー 青春ドラマ

2025年、映画公開された作品

ひとりの少女が大人へと成長していく青春のひとこまを、鮮やかに描くーー

洋裁店で働らき、兄と2人暮らしのジーニア。17歳になる夏、画家のモデルをしている3歳年上のアメーリアと出会う。成熟した雰囲気のアメーリアに、反発しつつも憧れを抱く。ある時、アメーリアは、モデルの仕事をしている画家のもとにジーニアを連れていく。ジーニアはその画家に恋するが!?・・