ロシア文学の文豪11人|ドストエフスキーなど古典的名作

ノーベル文学賞受賞作家など、ロシア文豪のロシア文学の古典的名作をまとめています。

5人のノーベル文学賞受賞者、ブーニン、パステルナーク、ショーロホフ、ソルジェニーツィン、ブロツキーが知られています。

ドストエフスキー、ブルガーコフ、ツルゲーネフ、プーシキン、ブルガーコフなどの作品

ロシア文学と作家【古典】

ドストエフスキー

「罪と罰」 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)

罪と罰
光文社
発売日:2008/10/9

ドストエフスキーの代表作、世界文学の傑作

19世紀ロシア・リアリズム文学の代表的な作家のひとり。人間の内面の葛藤や矛盾を深く掘り下げたリアリズム。時代や設定が現実と根差した文学が、リアリズムの定義でもあります。

 

「カラマーゾフの兄弟」 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)

カラマーゾフの兄弟
新潮社
発売日:1978/7/20

文豪ドストエフスキーの作品には、「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「白夜」、自信のシベリア流刑の経験を書いた自伝のような「死の家の記録」「地下室の手記」などがあります。

 

トルストイ

「戦争と平和」 トルストイ(著)

戦争と平和
新潮社
発売日:2005/8/1

帝政ロシア末期の作家による世界文学の最高峰をなす名作

19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入という歴史的大事件により、発揮されたロシア人の民族性を、貴族社会と民衆の有り様を描いた一大叙事詩。

 

パステルナーク

「ドクトル・ジヴァゴ」 ボリース・パステルナーク(著)

ドクトル・ジヴァゴ
未知谷
発売日:2013/3/14

共産圏における禁書扱いにーー

反体制的な内容から、ソ連で発禁処分になりました。

のちにノーベル文学賞作家となったパステルナークの傑作スペクタクル。激動のロシア革命期を知識人として奇蹟的に生き抜き、ロシアの大地と人々の生活を描き切った作品。

1905年鉄道スト、1917年二月革命に始まる労働者蜂起、ボリシェヴィキ政権、スターリン独裁、大粛清ーー

 

プーシキン

「オネーギン」 プーシキン(著)

オネーギン
岩波書店
発売日:2006/9/15

ロシア文学史上に輝く詩的小説の金字塔

可憐な少女・タチヤーナの恋情を踏みにじったオネーギン。彼は、のちにタチヤーナへの愛に目覚めるが、時すでに遅く、彼の恋が受け入れられることはなかった・・

他にも、「大尉の娘」などの作品があります。

 

ブルガーコフ

「巨匠とマルガリータ」 ブルガーコフ(著)

巨匠とマルガリータ
岩波書店
発売日:2015/5/16

ロシアの文豪・ブルガーコフ代表作のマジックリアリズム

20世紀ロシア最大の奇想小説、物語のるつぼ

春のモスクワ。悪魔がモスクワの街を大混乱に陥らせる。首は転がり、黒猫はしゃべり、ルーブル札が雨と降る。「巨匠」と呼ばれる小説家の愛人・マルガリータの前に、悪魔が現れ!?・・

 

「犬の心 怪奇な物語」 ミハイル・А・ブルガーコフ(著)

犬の心
未知谷
発売日:2022/11/14

巨匠・ブルガーコフの発禁になっていた問題作

レーニンの死から1年後に執筆。ペレストロイカまで、ソ連国内では62年間発禁となっていた1冊です。

 

ツルゲーネフ

「父と子」 ツルゲーネフ(著)

父と子
新潮社
発売日:1998/5/4

プーチンが礼賛する文豪の代表作

ロシア文学の古典で、農奴解放前後と民主的文化の新時代への流れを描いた名作です。

父と子を通し、新旧の思想的価値観のぶつかりなど、帝政ロシアの世代間相克が哲学的背景を交えながらわかります。

 

ウラジーミル・ナボコフ

「ロリータ」 ウラジーミル・ナボコフ(著)

ロリータ
新潮社
発売日:2006/10/30

禁書目録に追加されたり、禁止もしくは発禁になった書

「ロリータ」という言葉の語源になった作品

世界文学の最高傑作と呼ばれながら、誤解多き作品。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説でありながら、ミステリーであり、ロード・ノヴェルでもある。

 

「青白い炎」 ウラジーミル・ナボコフ(著)

青白い炎
岩波書店
発売日:2014/6/18

帝政ロシアに生まれ、亡命作家の生涯をおくったナボコフの実験的小説

「ロリータ」の著者による文学的遊戯に満ちた問題作

999行から成る長篇詩、前書きと膨大な註釈。索引まで付した学問的註釈書のような体裁の小説。

他にも、「賜物」などの作品があります。

 

チェーホフ

「退屈な話」 アントン・チェーホフ(著)

退屈な話
グーテンベルク21
発売日:Kindle版

心理描写を重視した作品を多く発表したチェーホフの代表的な中編

老教授は、立派な経歴がありながら退職後の生き方に自信を持てず、その心境をえぐった作品。

 

プラトーノフ

「チェヴェングール」 アンドレイ・プラトーノフ(著)

チェヴェングール
作品社
発売日:2022/6/30

第9回(2023年)日本翻訳大賞 受賞作

カフカ、ベケットと並び20世紀を代表する幻の作家によるロシア文学の傑作

湖に自ら身を投げ出した父親の息子アレクサンドル(サーシャ)は、ポリシェビキとして親友のコピョンキンと共に、共産主義を探して放浪し、共産主義の完成した理想郷・チェヴェングールを見出すが!?--

20世紀小説の最高峰のひとつとも言われています。

 

ショーロホフ

「人間の運命」 ショーロホフ(著)

人間の運命
角川グループパブリッシング
発売日:2008/11/22

ノーベル文学賞作家の作品

妻と幸福な家庭を築いていたロシアの貧しい青年・アンドレイ。しかし、ドイツ侵攻に出征後、捕虜生活から脱走してみると、妻と子供達は皆、空襲で死んでいた。絶望の底で流浪の人生をおくる彼は、1人の孤児に出会い!?・・

 

ザミャーチン

「われら」 エヴゲーニイ・ザミャーチン(著)

われら
集英社
発売日:2018/1/19

ロシアのディストピア小説の先駆的名作

自由や個性が凍結された「単一国」に統治された世界。監視下に置かれながら生活する人々は、わたし(個人)はなく、われら(全体の一部)でしかない。自由時間以外は同一の日課を過ごす。。しかし、主人公はある女性と恋に落ち、個としての葛藤に気づく・・