【2025年新刊】国内ミステリー小説のおすすめ作品一覧

2025年、国内作家の注目の新刊をまとめています。

発売月ごとにのミステリー新刊小説から、注目作品を掲載しています。

2025年の新刊が気になる方に参考にして頂けたらと思います。

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11月の新刊

「愚か者の疾走」 西尾 潤(著)
愚か者の疾走
徳間書店
発売日:2025/11/11

釜山国際映画祭2025 最優秀俳優賞受賞

映画化で話題の「愚か者の身分」続編

半グレ組織から奪い取った大金をマモルに託し、タクヤは姿を消した。あれから3年。マモルは静かに暮らしていた。そんなある日、メールが届く。「俺はもう限界かもしれない」差出人はタクヤだったーー

 

「犯人と二人きり」 高野 和明(著)
犯人と二人きり
文藝春秋
発売日:2025/11/12

ミステリー界のグランドスラム(江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、このミス1位、週刊文春ミステリー1位)を達成した著者の短編集

「ジェノサイド」で、このミステリがすごい!2012年版【国内編】第1位にも輝いています。

謎が謎を呼ぶ、7つの怪事件ーー

ミステリーをベースに、ホラー、サスペンス、SF、ファンタジーなど、エンタテインメント小説の要素を盛り込んだ1冊。

 

注目!「ボスポラス 死者たちの海峡」 川瀬 美保(著)
ボスポラス・死者たちの海峡
早川書房
発売日:2025/11/19

2025年(第15回)アガサ・クリスティー賞 受賞作

憂愁の都市、イスタンブール。自殺した日本人音楽家の不可解な遺書を、オヌール警部補や漫画オタクのジャン巡査部長が捜査を始める。やがて、在トルコ日本人たちの複雑な人間関係などが見えてきて!?・・

 

「 I 」 道尾 秀介(著)
I
集英社
発売日:2025/11/26

35万部突破の「N」を凌ぐ新作

2編からなる物語。読む順番は自由。あなたの選択で、結末が変わる1冊の本の概念を覆す作品。

 

12月の新刊

注目!「成瀬は都を駆け抜ける」 宮島 未奈(著)
成瀬は都を駆け抜ける
新潮社
発売日:2025/12/1

成瀬シリーズ堂々完結!!

京都を駆け巡る全6篇。膳所高校を卒業し、京大生となった成瀬あかり。千年の都を舞台に、個性豊かな面々に囲まれる成瀬。そんな中、幼馴染の島崎のもとに成瀬から突然速達が届いて!?・・



10月の新刊

「うたかたの娘」 綿原 芹(著)
うたかたの娘
KADOKAWA
発売日:2025/10/1

第45回(2025年)横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉受賞作

ナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに、港町で奇妙な人魚伝説がある故郷の話になる。「僕」は高校時代を思い出し、水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。

 

注目!「アトミック・ブレイバー」 呉 勝浩(著)
アトミック・ブレイバー
光文社
発売日:2025/10/22

「爆弾」で、2023年このミステリがすごい!第1位を獲得した著者の最新作

小型核爆弾による世界同時多発テロ《ヴァージン・スーサイズ》から27年。サラリーマンの堤下与太郎は、愛用の国家推奨の睡眠補助アプリ《ORANGE》をハッキングされていた。友人の天才プログラマー・西丸昴の仕業らしい。やがて、西丸の行方を追う国家機関・平和安全庁と、謎の反社会的組織《ウリヨラ教》による与太郎争奪戦が勃発し!?・・

 

「地上の楽園」 月村 了衛(著)
地上の楽園
中央公論新社
発売日:2025/10/21

戦後最大のタブー「外国人問題」に切り込んだ社会派小説

1959年に始まった在日朝鮮人帰還事業。それは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。大阪に暮らす孔仁学と玄勇太の2人の若者を通して、日本人の差別感情と、政府・マスコミらが犯した大罪に迫るーー。

 

「さよならジャバウォック」 伊坂幸太郎(著)
さよならジャバウォック
双葉社
発売日:2025/10/22

<デビュー25周年>渾身の長編ミステリー

結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から、夫は別人のように冷たくなった。そして、彼から暴力をふるわれた。今、その夫が倒れて死んでいる。私が殺したのだ。そこに、2週間前に近所でばったり会った、大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきて!?・・

 

「変な地図」 雨穴(著)
変な地図
双葉社
発売日:2025/10/31

「変な家」「変な絵」に続く、「変なシリーズ」最新作

この古地図、何かがおかしい!?ーー

10年前、就職活動がうまくいかず、悶々とした日々を過ごしていた青年・栗原。彼は、自分が生まれる前年、祖母の知嘉子が、1枚の古地図を握りしめたまま不可解な死を遂げたことを知る。母は最期まで、知嘉子の死の理由と古地図の謎を追い続けていた。栗原は真相を見つけるべく旅立つが、そこには、海沿いの廃集落、不可解な人身事故、因縁に満ちたトンネル、古地図に秘められた悲しき事実が!?・・

 

9月の新刊

「白鷺(はくろ)立つ」 住田 祐(著)
白鷺(はくろ)立つ
文藝春秋
発売日:2025/9/10

2025年(第32回)松本清張賞 受賞作

江戸後期の比叡山延暦寺に、大きな秘密を抱えた仏僧の師弟がいた。命懸けの修行〈千日回峰行〉を成し遂げ、自らの存在を証し立てよ。

 

「名探偵にさよならを」 小西 マサテル(著)
名探偵にさよならを
宝島社
発売日:2025/9/10

「名探偵のままでいて」で、2022年このミス大賞を受賞した作家の最新作

シリーズ完結

炎に包まれる家の中、車椅子に乗ったおばあさんはどこへ消えてしまったのか!? レビー小体型認知症の楓の祖父は、謎を解き明かしていくーー

 

「オリエンド鈍行殺人事件」 藤崎 翔(著)
オリエンド鈍行殺人事件
HarperCollins
発売日:2025/9/16

笑いあり涙ありの短編&ショートショート全10編

この中に名探偵は・・いません!ーー

折田~遠藤間を結ぶローカル線、通称〈オリエンド鈍行〉の緊急停止した車内で死体が発見される。7人の乗客は犯人探しを開始するが、かの名作とは違い、名探偵が不在で!?・・

 

注目!「神の光」 北山 猛邦(著)
神の光
東京創元社
発売日:2025/9/27

稀代のトリックメーカーによる傑作推理短編集

「年間ベストの短編集」という声もある5つの消失劇

その街は、たった一晩で姿を消した。一攫千金を夢見て砂漠の街にある高レートカジノで、見事大金を得たジョージ。カジノを抜け出し、盗んだバイクで逃げだす。しかし、途中、バイクの調子が悪くなり小屋で休むが、翌朝、外へ出ると、カジノがあった砂漠の街は一夜のうちに跡形もなく消えていた!?ーー

 

8月の新刊ミステリ

「白魔の檻」 山口 未桜(著)
白魔の檻
東京創元社
発売日:2025/8/29

「禁忌の子」で、2024年 鮎川哲也賞を受賞した作家の最新作

デビュー作で、本屋大賞の第4位にもなった「禁忌の子」に連なるシリーズ第2弾。

 

注目!「殺し屋の営業術」 野宮 有(著)
殺し屋の営業術
講談社
発売日:2025/8/29

第71回(2025年)江戸川乱歩賞 受賞作

「営業ノルマ」は、2週間で2億円。稼がなければ、全員まとめて地獄行きーー

凄腕営業マン・鳥井(とりい)は、契約成立のためには手段を選ばず、営業成績第1位。しかし、アポイントを受けて向かったある豪邸で、刺殺体を発見し、自らも背後から殴打され意識を失う。殺し屋・風見(かざみ)と耳津(みみづ)に、口封じとして刺殺体とともに埋められそうになるが、そこで商談を行うが!?・・

 

「失われた貌」 櫻田 智也(著)
失われた貌
新潮社
発売日:2025/8/20

「蝉かえる」日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞をW受賞した作家の最新作

警察小説の傑作! 

周到に張られた伏線、最後に裏返る真実。無関係に思えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思わぬ方向へ!?・・

 

「百年の時効」 伏尾 美紀(著)
百年の時効
幻冬舎
発売日:2025/8/20

2023年「北緯43度のコールドケース」で、江戸川乱歩賞を受賞した著者の最新作

超ド級の警察サスペンス

感動、スリル、どんでん返し。刑事たちの昭和は終わらない。1972年に起きた一家惨殺事件は、未解決のまま50年が経っていたーー

 

「森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち」 逸木 裕(著)
森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち
中央公論新社
発売日:2025/8/21

「彼女が探偵でなければ」で、第25回(2025年)本格ミステリ大賞受賞した作家の最新作

カリスマ経営者の森栄莞爾は、精子提供で105人もの子供を作っていた。そのリストにより、健太は、自分が莞爾の子供だということを知る。そして、他の兄弟達と出会い、大金がからむある提案を受けることになるが!?・・

 

「今日未明」 辻堂 ゆめ(著)
今日未明
徳間書店
発売日:2025/8/8

Amazonランキング 第1位(警察・消防カテゴリ8/9~19 ミステリーカテゴリ8/9~11)

「王様のブランチ」著者出演(2025年8月9日)で話題沸騰

発売即重版の犯罪ドラマ

 

7月の新刊ミステリ

「マスカレード・ライフ」 東野 圭吾(著)
マスカレード・ライフ
集英社
発売日:2025/7/30

累計500万部突破のシリーズ最新作

「日本推理小説新人賞」の選考会が、ホテル・コルテシア東京で開催されることになった。しかし、ある死体遺棄事件の重要参考人が、文学賞受賞の候補者として会場に現れる!?・・

 

「アミュレット・ワンダーランド」 方丈 貴恵(著)
アミュレット・ワンダーランド
光文社
発売日:2025/7/24

「王様のブランチ」「本格ミステリ・ベスト10」などで話題の「アミュレット・ホテル」続編

エンタメ度MAX本格ミステリー

犯罪者御用達のホテルのアミュレット・ホテル。「ホテルに損害を与えない」「ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない」という2つのルールさえ守れば、どんなことも可能なアウトローたちの楽園。ホテルには、魑魅魍魎が集い!?・・

 

6月の新刊ミステリ

「いけないII」 道尾 秀介(著)
いけないII
文藝春秋
発売日:2025/6/4

体験型エンタメの金字塔、再びーー

体験型ミステリーの第2弾。前回を超える「どんでん返し」と「伏線回収」。累計23万部突破の前作に続く人気シリーズ。

 

「バッドフレンド・ライク・ミー」 井上 先斗(著)
バッドフレンド・ライク・ミー
文藝春秋
発売日:2025/6/20

「イッツ・ダ・ボム」で、2024年松本清張賞を受賞した作家の犯罪劇

元ホストの森有馬は、姫に飛ばれて300万円の借金を抱える。そんな時、飛び込んできた「うまい話」。待ち合わせ場所にいたのは、胡散臭い男だった!?・・

 

5月の新刊ミステリ

「電報予告殺人事件」 岡本 好貴(著)
電報予告殺人事件
東京創元社
発売日:2025/5/30

「帆船軍艦の殺人」で、鮎川哲也賞(2023年)を受賞した作家の最新作

ヴィクトリア朝時代。チャーチゲートの電信局で働く女性電信士、ローラ・テンパートンは、結婚とキャリアのどちらを選ぶか日々、悩んでいた。ある晩、彼女は、局長のアクトンの甥、ネイト・ホーキンスと出会う。しかし、アクトンは、密室内で死体となり発見され!?・・

 

4月の新刊ミステリ

「死体の汁を啜れ」 白井 智之(著)
死体の汁を啜れ
実業之日本社
発売日:2025/4/4

ミステリ・ランキングの常連作家の最新作

前代未聞の死体パズラー

死体大博覧会【EXPO】、開幕。殺人事件の発生率は、南アフリカのケープタウンと同じくらい。そんな、牟黒市で見つかる死体の謎を追うのは、文字の読めないミステリ作家、深夜ラジオ好きのやくざ、詐欺師まがいの女子高生、事件を隠蔽してばかりの刑事・・

 

「名探偵再び」 潮谷 験(著)
名探偵再び
講談社
発売日:2025/4/16

「リアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10」で第1位「時空犯」「伯爵と三つの棺」の著者の最新作

学園ミステリー

私立雷辺女学園に入学した時夜翔(ときやしょう)には、学園の名探偵だった大叔母がいた。そんな翔のもとに、事件解明の依頼が舞い込み!?・・

 

「嘘と隣人」 芦沢 央(著)
嘘と隣人
文藝春秋
発売日:2025/4/23

「夜の道標」で、[2023年]日本推理作家協会賞を受賞した作家の最新作

新境地連作ミステリー。地獄は始まる。あなたの隣の小さな悪意から・・

 

3月の新刊ミステリ

「どうせそろそろ死ぬんだし」 香坂 鮪(著)
どうせそろそろ死ぬんだし
宝島社
発売日:2025/3/5

第23回(2025年)このミステリがすごい!【文庫グランプリ大賞】受賞作

探偵業を営む七隈は、助手の律と共に、余命宣告された人々が集う交流会で山奥の別荘を訪れる。2人はメンバーと交流を深めるが、参加者の1人が不審な死を遂げる。七隈達は、死因の調査を始めるが!?・・

 

「おぼろ迷宮」 月村 了衛(著)
おぼろ迷宮
KADOKAWA
発売日:2025/3/1

女子大生・夏芽と老人が街の難事件を解決!ーー

おんぼろアパートの「朧荘」に住む女子大生の夏芽。その同じアパートに住むミステリアスな老人・鳴滝の凸凹コンビが、難事件を解決する! 老人・鳴滝の正体とは!?・・

 

「歌舞伎町ララバイ」 染井為人(著)
歌舞伎町ララバイ
双葉社
発売日:2025/3/19

社会派サスペンスの復讐劇

15歳の少女・七瀬は、中学卒業と同時に親元から飛び出し、歌舞伎町にたどり着く。歌舞伎町は唯一、心安らげる場所だった。しかし、トー横広場で仲間とダベり、危ないバイトに手を出していくうち、歌舞伎町の闇社会や家出少女を食い物にしようとする大人たちと関わっていき!?・・

 

2月の新刊ミステリ

注目!「一次元の挿し木」 松下龍之介(著)
一次元の挿し木
宝島社
発売日:2025/2/5

第23回(2025年)このミステリがすごい!【文庫グランプリ大賞】受賞作

200年前の人骨が、ヒマラヤ山中で発掘された。遺伝学を大学院で学ぶ悠(はるか)が、DNA鑑定にかけると、4年前に失踪した妹のDNAと一致する。担当教授の石見崎に相談するが、その教授が殺害されてしまう。 研究室からは古人骨が盗まれて!?・・

 

「C線上のアリア」 湊 かなえ(著)
C線上のアリア
朝日新聞出版
発売日:2025/2/7

先が読めない介護ミステリー

美佐は、ごみ屋敷となり果てた育った家に久しぶりに戻る。家を片付ける中で、金庫を発見する。そこからわかる叔母の秘密とは!?・・

 

「逃亡者は北へ向かう」 柚月 裕子(著)
逃亡者は北へ向かう
新潮社
発売日:2025/2/27

「孤狼の血」などで知られる作家の東北が舞台の震災クライムサスペンス

震災の混乱の中、2つの殺人事件が起きた。逃亡する容疑者とそれを追う刑事。2人は、どこに辿り着くのか!?ーー

 

1月の新刊ミステリ

「謎の香りはパン屋から」 土屋うさぎ(著)
謎の香りはパン屋から
宝島社
発売日:2025/1/10

第23回(2024年)このミステリーがすごい!大賞 受賞作

連作ミステリの短編集

パン屋での日常の謎を解く「美味しい」ミステリ

「焦げたクロワッサン」「夢見るフランスパン」「恋するシナモンロール」「さよならチョココロネ」「思い出のカレーパン」など、5つの謎はクロワッサンのように重なり、カレーパンのように刺激的!

 

「目には目を」 新川 帆立(著)
目には目を
KADOKAWA
発売日:2025/1/31

2020年「元彼の遺言状」で、このミステリがすごい!大賞を受賞した作家の最新作

なぜ少年Aは殺されたのか!?ーー

少年院で出会った6人。社会に戻り、2度と会う筈ではなかった。しかし、少年Bの密告で、娘を殺された遺族が少年Aの殺害に至る。誰が被害者で、誰が密告者なのか!?・・