北欧ミステリーおすすめ【スウェーデンが舞台の小説】サスペンスやノワール作品

北欧ミステリー

ヨーロッパ北部のスカンジナビア半島(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー)

この3ヶ国にアイスランド、デンマークを含めた5ヶ国のミステリ小説が、いわゆる北欧ミステリと言われています。

そんな、北欧ミステリの中から、スウェーデンのミステリ小説をまとめています。

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スウェーデンの有名ミステリ作家

アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム

エーヴェルト・グレーンス警部 シリーズ

制裁
早川書房
発売日:2017/2/23

デビュー作の「制裁」「ガラスの鍵」賞や最優秀北欧犯罪小説賞を受賞していて、北欧ミステリーの最高峰とも言われています。

「三秒間の死角」は、英国推理作家協会(CWA)インターナショナル・ダガー賞受賞の傑作北欧ミステリーです。

「制裁」「死刑囚」「三秒間の死角」「ボックス21」「地下道の少女」「三分間の空隙【くうげき】「三時間の導線」「三日間の隔絶」「三年間の陥穽」などの作品があります。

 

「熊と踊れ」 アンデシュ・ルースルンド(著)

熊と踊れ
早川書房
発売日:2016/9/8

このミステリがすごい!2017年版【海外編】第1位

実際の事件をモデルにした北欧ミステリ

スウェーデン警察小説

レオ、フェリックス、ヴィンセントの3人の兄弟。崩壊した家庭で育った彼らは、銀行強盗計画をたて、軍の倉庫から銃器を入手する。。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが!?ーー

 

へニング・マンケル

スウェーディッシュ・ブーツ
東京創元社
発売日:2023/4/11

2023年、北欧ミステリ帝王の最後の作品「スウェーディッシュ・ブーツ」が発売

 

2015年に亡くなった巨匠へニング・マンケルの作品は、警察小説「ヴァランダーシリーズ」(映画化も)が人気です。

第1作目「殺人者の顔」は、[第1回]ガラスの鍵賞を受賞しています。

第5作目の「目くらましの道」は、CWAゴールドダガー賞を受賞。

ヴァランダーシリーズは第15作目まであります。最終作は「苦悩する男」です。

 

レイフ・GW・ペーション

二度死んだ女
東京創元社
発売日:2023/6/12

2023年最新作「二度死んだ女」が発売されました。

「許されざるもの」ガラスの鍵賞、CWA賞を含む5冠でした。

「見習い警官殺し」「平凡すぎる犠牲者」「悪い弁護士は死んだ」といった作品が発売されています。

 

アルネ・ダール

狩られる者たち
小学館
発売日:2021/7/6

「時計仕掛けの歪んだ罠」の続編で第2弾「狩られる者たち」が発売されています。

「時計仕掛けの歪んだ罠」は、2020年末の各種ミステリランキングベスト10常連作品で、スウェーデン売上1位の傑作犯罪サスペンスとして話題になりました。

 

注目!「円環」 アルネ・ダール(著)

円環
小学館
発売日:2025/4/4

北欧ミステリー「時計仕掛けの歪んだ罠」著者の新シリーズ

スウェーデン・ウプサラ市郊外。高速道路を走行中のBMWが、突然、宙を舞い炎上した。大手製鉄会社幹部が死亡する。さらに、第2の爆破事件で、広告会社幹部が命を落とす。国家作戦局(NOD)の主任警部エヴァ・ニーマンは、捜査にあたるが!?・・

 

ホーカン・ネッセル

殺人者の手記
東京創元社
発売日:2021/4/21

2021年に発売の最新刊が「殺人者の手記」です。

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀賞を受賞しています。

ホーカン・ネッセルは、スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀賞を3度獲得。

翻訳されていませんが、2000年には「Carambole(Hour of the Wolf)」でガラスの鍵賞を受賞しています。

最近では、5作を収録した短編集の「悪意」も話題になりました。

 

ラーシュ・ケプレル (男女夫婦で共作のペンネーム)

「蜘蛛の巣の罠」 ラーシュ・ケプレル(著)

蜘蛛の巣の罠
扶桑社
発売日:2024/3/2

人気警察小説、ヨーナ・リンナシリーズの最新作

凶悪な殺人鬼との闘いに終止符が打たれた筈だったが、国家警察長官マルゴット・シルヴェルマンが突如失踪し、遺体で発見され!?・・

 

シリーズの初期作品「砂男」は、スウェーデンで年間最も売れたクライムノベル

その他、「つけ狙う者」「ウサギ狩り人」「墓から蘇った男」「鏡の男」などがあります。



スティーグ・ラーソン & ダヴィド・ラーゲルクランツ & カリン・スミノフ

ミレニアムシリーズ

北欧ミステリブームの火付け役となったのが、スティーグ・ラーソンの「ミレニアムシリーズ」です。

1「ドラゴンタトゥーの女」3「 眠れる女と狂卓の騎士」は、スティーグ・ラーソン(著)ですが、4~6は、ダヴィド・ラーゲルクランツ(著)に作家が変わりました。

「ミレニアム 6 ~死すべき女」が最新刊となります。

 

 「ミレニアム 鉤爪に捕らわれた女」 カリン・スミノフ(著)

ミレニアム・鉤爪に捕らわれた女
早川書房
発売日:2024/4/5

人気北欧ミステリシリーズの最新作

「ミレニアム6 ~死すべき女」から5年。スティーグ・ラーソン、ダヴィド・ラーゲルクランツと著者が代わり、今作より、カリン・スミノフとなる。

「ドラゴンタトゥーの女」に始まる北欧ミステリブームの火付け役ミレニアムシリーズ新章の開幕!

 

ダヴィド・ラーゲルクランツ

「ドラゴンタトゥーの女」などミレニアムシリーズの後半をスティーグ・ラーソンから受け継ぎ、「ミレニアム4~6」を執筆した作家の北欧ミステリー

「記憶の虜囚」 ダヴィド・ラーゲルクランツ(著)

記憶の虜囚
KADOKAWA
発売日:2024/11/27

上流階級のレッケと移民のミカエラが事件の真相に迫るシリーズ第2作

クレアは、14年前、金融界で活躍していたが、失踪し、焼死体で見つかる。しかし、死んだはずの彼女が、ある写真に写り込んでいたという。ミカエラは、レッケと共にクレア生存の謎を捜査し始めるが!?・・

第1弾は、サッカー審判員撲殺事件に始まる「闇の牢獄」です。

 

マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー

マルティンベックシリーズ

笑う警官
角川書店
発売日:2013/9/25

「笑う警官」は、エドガー(アメリカ探偵作家クラブ)賞を受賞していて、警察小説の金字塔とも言われています。

北欧ミステリブームの先駆けが、警察小説「刑事マルティンベックシリーズ」です。

他に、「ロセアンナ」「バルコニーの男」「煙に消えた男」などの作品があります。

 

カミラ・レックバリ

「罪人たちの暗号」 カミラ・レックバリ(著)

罪人たちの暗号
文藝春秋
発売日:2024/2/6

スウェーデン犯罪小説の女王と言われる作家の 第2弾

第1作目「魔術師の匣」に続く第2弾です。

ストックホルムが舞台。ミーナの所属する特捜班をあざ笑うかのように連続する誘拐殺人。犯人との頭脳戦が始まるーー

 

「奇術師の幻影」 カミラ・レックバリ(著)

奇術師の幻影
文藝春秋
発売日:2025/4/8

衝撃の結末が待つ3部作の完結編

ストックホルム地下鉄構内で次々に発見された人骨の山。それは、大事件の兆候だった・・



その他のスウェーデンミステリー

忘れたとは言わせない
KADOKAWA
発売日:2022/8/31

[2021年]ガラスの鍵賞受賞作

スウェーデン推理小説アカデミー最優秀ミステリ賞とのW受賞で話題。

 

「冬の灯台が語るとき」 ヨハン・テオリン(著)

冬の灯台が語るとき
早川書房
発売日:2017/3/23

[2009年] ガラスの鍵賞 受賞作

英国推理作家協会(CWA)賞最優秀新人賞、スウェーデン推理作家アカデミー賞など3冠の北欧ミステリ

スウェーデン南東部にある島・エーランド島が舞台のミステリ

「黄昏に眠る秋」に続く第2作目で、「赤く微笑む春」「夏に凍える舟」へと続く4部作です。

 

1793
小学館
発売日:2022/7/6

[2023年] 日本推理作家協会賞【第1回 翻訳小説部門】受賞作

リアルサウンド認定[2022年度]翻訳ミステリーベスト10】第2位

「1793」から始まる3部作のシリーズとなります。

ストックホルムが舞台の大型北欧歴史ミステリー。1793年~1795年の時代。

 

「山の王」 アンデシュ・デ・ラ・モット(著)

山の王
扶桑社
発売日:2024/9/27

元ストックホルム警察の警官が描くスウェーデン警察小説

スウェーデン・マルメ警察署、重大犯罪課の女性警部・レオ・アスカー。資産家の娘の失踪事件を扱っていたが、事件の担当から外され、署の地下に異動させられる。そこは、「迷宮入り事件」専門の謎の部署だった!?・・

 

「ウナギの罠」 ヤーン・エクストレム(著)

ウナギの罠
扶桑社
発売日:2024/3/27

このミステリがすごい!2025年版【海外篇】第5位

北欧スウェーデンの密室殺人ミステリ

「スウェーデンのディクスン・カー」と言われる作家の幻の名作

ウナギ漁のための仕掛け罠の中で、地元の大地主の死体が見つかる。外からは鍵がかけられ、鍵は被害者のポケットに。遺体には、一匹のウナギが絡みついていた・・ 完璧な密室殺人だが!?・・

 

「スミルノ博士の日記」は、スウェーデン探偵小説の先駆的長篇で、江戸川乱歩や横溝正史ら戦前の日本人作家にも影響を与えた、世界ミステリ史上に名を刻む本格推理探偵小説と言われています。

 

警察小説の「黒い錠剤 スウェーデン国家警察ファイル」も発売されています。

ヤングアダルトにも人気の「犯罪心理捜査官セバスチャン」シリーズなども読みやすい警察小説で、おすすめです。

 

「生存者」 アレックス・シュルマン(著)

生存者
早川書房
発売日:2023/7/19

過去と現在を交差させ描く家族の物語

スウェーデン、夏。湖畔のコテージ。9歳のベンヤミン、7歳の弟・ピエール、13歳の兄・ニルスの3兄弟は、湖で遊んでいたが、ある日を境にコテージを訪れなくなっていた。20年後、3兄弟は母親の骨壺を持って、コテージに戻ってきた。光り輝いていた少年時代のあの夏と対峙するが!?・・