このホラーがすごい!2025年版【国内編&海外編】ランキング結果

「このホラーがすごい!2025年版」のランキング結果を掲載しています。

ホラー小説のガイドブック本として、2024年から発刊されているランキングです。

夏におすすめのホラー小説が見つかります。

国内部門

第1位

「深淵のテレパス」 上條 一輝(著)

深淵のテレパス
東京創元社
発売日:2024/8/16

ベストホラー2024【国内部門】第1位

創元ホラー長編賞 受賞作

高山カレンは、会社の部下に誘われ、大学のオカルト研究会のイベントで怪談を聞いた日を境に、怪現象に蝕まれることになる。暗闇からの異音、異臭。カレンは「あしや超常現象調査」の2人組に助けを求めるが!?・・

 

第2位

「さかさ星」 貴志 祐介(著)

さかさ星
KADOKAWA
発売日:2024/10/2

数百年続く「呪い」の恐怖を描く長編ホラー

戦国時代から続く名家の福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。。福森家と親戚関係にある中村亮太は、霊能者の賀茂禮子と共に事件の調査を行うが!?・・

 

第3位

「骨を喰む真珠」 北沢 陶(著)

骨を喰む真珠
KADOKAWA
発売日:2025/1/31

「をんごく」で横溝正史ミステリー&ホラー大賞を受賞した作家の最新作

大正14年、大阪。女性記者・苑子は、担当する身上相談欄への奇妙な投書を受け取る。大手製薬会社・丹邨製薬の社長令息からの手紙で、不審を覚えた苑子は、身分を偽り丹邨家に潜入する。しかし、そこでは異様なことが起こり始め!?・・

 

第4位

「口に関するアンケート」 背筋(著)

口に関するアンケート
ポプラ社
発売日:2024/9/4

「近畿地方のある場所について」で、このホラーがすごい!2024年版【国内編】第1位になった著者の最新作

累計22万部突破のYouTubeチャンネルで話題の作品。手軽に楽しめるホラー。

 

第5位

「宵闇色の水瓶 怪奇幻想短編集」 井上 雅彦(著)

宵闇色の水瓶・怪奇幻想短編集
新紀元社
発売日:2024/10/18

全13篇を収録のアンソロジー

恐ろしくて奇妙な物語。異界へ迷い込んだような《異形コレクション》

 

第6位

「右園死児報告」 真島 文吉(著)

右園死児報告
KADOKAWA
発売日:2024/9/3

モキュメンタリーホラーの手法を突きつめた作品

明治25年から続く、政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が現象の発端となることから、その原理の解明と対策を目的に発足した。

 

第6位

「斬首の森」 澤村 伊智(著)

斬首の森
光文社
発売日:2024/4/24

戦慄のノンストップ・ホラーミステリー

暗い森の中に建つ合宿所。ある団体の “レクチャー” を受け、洗脳されかけていたわたしは、火事により脱出する。男女5人で町へ逃げだそうとするが、森の中で迷ってしまう。そして、5人のうち、ひとりの切断された頭部が発見され!?・・

 

第8位

「バラバラ屋敷の怪談」 大島 清昭(著)

バラバラ屋敷の怪談
東京創元社
発売日:2024/7/27

第17回 ミステリーズ!【新人賞】受賞作「影踏亭の怪談」の著者の連作集

8人の女性が解体されたバラバラ屋敷。その現場周辺で目撃される4体の幽霊の謎・・ ミステリー×怪談4編を収録する怪談作家・呻木叫子の事件簿

 

第9位

「頭の大きな毛のないコウモリ」 澤村 伊智(著)

頭の大きな毛のないコウモリ
光文社
発売日:2024/12/18

第6位の「斬首の森」に続き、同作家の2作品がベスト10にランクイン!

恐れと禍いの暗黒奇譚集

シチュエーションのそれぞれ異なる「異形」の短編集。現実的でないホラーの小説群。

 

第9位

「撮ってはいけない家」 矢樹 純(著)

撮ってはいけない家
講談社
発売日:2024/11/13

「夫の骨」で、日本推理作家協会賞【短編部門受賞】の著者の最新作

映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。山梨の旧家で撮影を進めるが、同僚のAD・阿南が、フィクションの企画と現実の出来事とのおかしな共通点に気づき!?・・



海外部門

第1位

「五本指のけだもの:W・F・ハーヴィー怪奇小説集」 ウィリアム・フライアー・ハーヴィー(著)

五本指のけだもの
国書刊行会
発売日:2024/7/12

英国怪奇アンソロジー作家の短篇集

死霊、異常心理、怪物、狂信——

幽霊談、奇譚、不気味な物語など、ブラック・ユーモアを漂わせながら、絶妙な雰囲気のホラー小説。

 

第2位

「冬の子」 ジャック・ケッチャム(著)

冬の子
扶桑社
発売日:2025/2/2

鬼才、ジャック・ケッチャムの19篇からなる傑作短編集

ホラーの巨匠として知られる著者の作品群。ブラム・ストーカー賞短篇賞受賞作2作を含む、現実的暴力と幻想的恐怖の果てに生まれる詩情。

 

第3位

「救出の距離」 サマンタ・シュウェブリン(著)

救出の距離
国書刊行会
発売日:2024/9/21

シャーリイ・ジャクスン賞【中長篇部門】受賞作

〈スパニッシュ・ホラー文芸〉を牽引する作家のNetflixで映画化もされた幻想譚

アルゼンチンの片田舎の診察室。そこで死にかけている女・アマンダ。その横にたたずむ少年・ダビ。彼女は、なぜ死にかけているのか!? ふたりは対話を通して、その記憶を探っていくー

 

第4位

「死者を動かすもの」 T・キングフィッシャー(著)

死者を動かすもの
東京創元社
発売日:2024/12/25

ローカス賞【ホラー長編部門】受賞作

ヒューゴー賞、ローカス賞、ミソピーイク賞受賞の著者によるゴシックホラー

退役軍人のアレックス・イーストンは、旧友のマデリン・アッシャーから手紙をもらい、アッシャー家の沼のほとりの陰気な館を訪ねた。しかし、マデリンの兄・ロデリックは、やせ衰え、マデリンも夢遊病者の如く歩き回っていて!?・・

 

第5位

「死者は噓をつかない」 スティーヴン・キング(著)

死者は噓をつかない
文藝春秋
発売日:2024/6/5

スティーヴン・キング作家デビュー50周年記念刊行、第3弾

幽霊が見えてしまう少年が主人公の、ホラーミステリー

この小説は、「ぼく」こと、死者が見えるジェイミーの回想記。文芸エージェントの母。若年性認知症を発症した伯父。母の親友の女性刑事。同じアパートの引退した名誉教授。母のクライアントの売れっ子作家。警察をあざ笑う連続爆弾魔・・ その能力ゆえに、周囲の人々の思惑に振り回されながらも成長していくが!?・・

 

第6位

「魔女の檻」 ジェローム・ルブリ(著)

魔女の檻
文藝春秋
発売日:2024/10/9

「魔王の島」の著者の最新作

この村に隠された秘密とは!?ーー

呪いの村に連続する怪死。この村の秘密は、絶対に見抜けない。その村を見下ろす山からは、かつて、魔女とされた女たちが突き落とされて死んだ・・ 怪事は、エスカレートしていくが!?・・

 

第7位

「ビロードの耳あて:イーディス・ウォートン綺譚集」 イーディス・ウォートン(著)

ビロードの耳あて
国書刊行会
発売日:2024/9/27

女性初のピューリッツァー賞作家で、アメリカ文学史上に名高い〈短編の名手〉ウォートンの14作からなる作品集

予想もつかない展開と結末。

 

第8位

「幽囚の地」 ハリソン・クエリ(著)

幽囚の地
早川書房
発売日:2024/7/3

ブレイクモア夫妻は、都会を離れ、田舎に家を買う。そこに、隣人のダンが忠告にやってくる。この地には精霊が住んでいて、季節ごとに彼らを悩ませるという。やがて、精霊たちは、夫妻に直接、危害を加えはじめ!?・・

 

第9位

「無限病院」 韓 松(著)

無限病院
早川書房
発売日:2024/10/23

SFが読みたい!2025年版【海外編】第3位

衝撃のマジックリアリズム医療SF

中国SF四天王のひとりによるSFエンタテインメント3部作【開幕篇】

平凡なビジネスマンの楊偉(ヤン・ウェイ)。ある日、ホテルでミネラルウォーターを飲んで、腹痛で倒れてしまう。巨大な病院に運び込まれ、検査を受けるが、何故か治療はしてもらえない。逃げだそうとするが、エントランスの外には、病院に入ろうとする膨大な人の海が広がっていて!?・・

 

第10位

「幽霊を信じますか?」 ロバート・アーサー(著)

幽霊を信じますか?
扶桑社
発売日:2024/3/27

ロバート・アーサー自選傑作集

ミステリーの名手によるホラー&ファンタジー。「ガラスの橋」で、年間ベスト続々ランクインの奇想天外、摩訶不思議な恐怖の名短編全10作。