「このホラーがすごい!2025年版」のランキング結果を掲載しています。
ホラー小説のガイドブック本として、2024年から発刊されているランキングです。
夏におすすめのホラー小説が見つかります。
国内部門
第1位
「深淵のテレパス」 上條 一輝(著)
ベストホラー2024【国内部門】第1位
創元ホラー長編賞 受賞作
高山カレンは、会社の部下に誘われ、大学のオカルト研究会のイベントで怪談を聞いた日を境に、怪現象に蝕まれることになる。暗闇からの異音、異臭。カレンは「あしや超常現象調査」の2人組に助けを求めるが!?・・
第2位
「さかさ星」 貴志 祐介(著)
数百年続く「呪い」の恐怖を描く長編ホラー
戦国時代から続く名家の福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。。福森家と親戚関係にある中村亮太は、霊能者の賀茂禮子と共に事件の調査を行うが!?・・
第3位
「骨を喰む真珠」 北沢 陶(著)
「をんごく」で横溝正史ミステリー&ホラー大賞を受賞した作家の最新作
大正14年、大阪。女性記者・苑子は、担当する身上相談欄への奇妙な投書を受け取る。大手製薬会社・丹邨製薬の社長令息からの手紙で、不審を覚えた苑子は、身分を偽り丹邨家に潜入する。しかし、そこでは異様なことが起こり始め!?・・
第4位
「口に関するアンケート」 背筋(著)
「近畿地方のある場所について」で、このホラーがすごい!2024年版【国内編】第1位になった著者の最新作
累計22万部突破のYouTubeチャンネルで話題の作品。手軽に楽しめるホラー。
第5位
「宵闇色の水瓶 怪奇幻想短編集」 井上 雅彦(著)
全13篇を収録のアンソロジー
恐ろしくて奇妙な物語。異界へ迷い込んだような《異形コレクション》
第6位
「右園死児報告」 真島 文吉(著)
モキュメンタリーホラーの手法を突きつめた作品
明治25年から続く、政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が現象の発端となることから、その原理の解明と対策を目的に発足した。
第6位
「斬首の森」 澤村 伊智(著)
戦慄のノンストップ・ホラーミステリー
暗い森の中に建つ合宿所。ある団体の “レクチャー” を受け、洗脳されかけていたわたしは、火事により脱出する。男女5人で町へ逃げだそうとするが、森の中で迷ってしまう。そして、5人のうち、ひとりの切断された頭部が発見され!?・・
第8位
「バラバラ屋敷の怪談」 大島 清昭(著)
第17回 ミステリーズ!【新人賞】受賞作「影踏亭の怪談」の著者の連作集
8人の女性が解体されたバラバラ屋敷。その現場周辺で目撃される4体の幽霊の謎・・ ミステリー×怪談4編を収録する怪談作家・呻木叫子の事件簿
第9位
「頭の大きな毛のないコウモリ」 澤村 伊智(著)
第6位の「斬首の森」に続き、同作家の2作品がベスト10にランクイン!
恐れと禍いの暗黒奇譚集
シチュエーションのそれぞれ異なる「異形」の短編集。現実的でないホラーの小説群。
第9位
「撮ってはいけない家」 矢樹 純(著)
「夫の骨」で、日本推理作家協会賞【短編部門受賞】の著者の最新作
映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。山梨の旧家で撮影を進めるが、同僚のAD・阿南が、フィクションの企画と現実の出来事とのおかしな共通点に気づき!?・・
海外部門
第1位
「五本指のけだもの:W・F・ハーヴィー怪奇小説集」 ウィリアム・フライアー・ハーヴィー(著)
英国怪奇アンソロジー作家の短篇集
死霊、異常心理、怪物、狂信——
幽霊談、奇譚、不気味な物語など、ブラック・ユーモアを漂わせながら、絶妙な雰囲気のホラー小説。
第2位
「冬の子」 ジャック・ケッチャム(著)
鬼才、ジャック・ケッチャムの19篇からなる傑作短編集
ホラーの巨匠として知られる著者の作品群。ブラム・ストーカー賞短篇賞受賞作2作を含む、現実的暴力と幻想的恐怖の果てに生まれる詩情。
第3位
「救出の距離」 サマンタ・シュウェブリン(著)
シャーリイ・ジャクスン賞【中長篇部門】受賞作
〈スパニッシュ・ホラー文芸〉を牽引する作家のNetflixで映画化もされた幻想譚
アルゼンチンの片田舎の診察室。そこで死にかけている女・アマンダ。その横にたたずむ少年・ダビ。彼女は、なぜ死にかけているのか!? ふたりは対話を通して、その記憶を探っていくー
第4位
「死者を動かすもの」 T・キングフィッシャー(著)
ローカス賞【ホラー長編部門】受賞作
ヒューゴー賞、ローカス賞、ミソピーイク賞受賞の著者によるゴシックホラー
退役軍人のアレックス・イーストンは、旧友のマデリン・アッシャーから手紙をもらい、アッシャー家の沼のほとりの陰気な館を訪ねた。しかし、マデリンの兄・ロデリックは、やせ衰え、マデリンも夢遊病者の如く歩き回っていて!?・・
第5位
「死者は噓をつかない」 スティーヴン・キング(著)
スティーヴン・キング作家デビュー50周年記念刊行、第3弾
幽霊が見えてしまう少年が主人公の、ホラーミステリー
この小説は、「ぼく」こと、死者が見えるジェイミーの回想記。文芸エージェントの母。若年性認知症を発症した伯父。母の親友の女性刑事。同じアパートの引退した名誉教授。母のクライアントの売れっ子作家。警察をあざ笑う連続爆弾魔・・ その能力ゆえに、周囲の人々の思惑に振り回されながらも成長していくが!?・・
第6位
「魔女の檻」 ジェローム・ルブリ(著)
「魔王の島」の著者の最新作
この村に隠された秘密とは!?ーー
呪いの村に連続する怪死。この村の秘密は、絶対に見抜けない。その村を見下ろす山からは、かつて、魔女とされた女たちが突き落とされて死んだ・・ 怪事は、エスカレートしていくが!?・・
第7位
「ビロードの耳あて:イーディス・ウォートン綺譚集」 イーディス・ウォートン(著)
女性初のピューリッツァー賞作家で、アメリカ文学史上に名高い〈短編の名手〉ウォートンの14作からなる作品集
予想もつかない展開と結末。
第8位
「幽囚の地」 ハリソン・クエリ(著)
ブレイクモア夫妻は、都会を離れ、田舎に家を買う。そこに、隣人のダンが忠告にやってくる。この地には精霊が住んでいて、季節ごとに彼らを悩ませるという。やがて、精霊たちは、夫妻に直接、危害を加えはじめ!?・・
第9位
「無限病院」 韓 松(著)
SFが読みたい!2025年版【海外編】第3位
衝撃のマジックリアリズム医療SF
中国SF四天王のひとりによるSFエンタテインメント3部作【開幕篇】
平凡なビジネスマンの楊偉(ヤン・ウェイ)。ある日、ホテルでミネラルウォーターを飲んで、腹痛で倒れてしまう。巨大な病院に運び込まれ、検査を受けるが、何故か治療はしてもらえない。逃げだそうとするが、エントランスの外には、病院に入ろうとする膨大な人の海が広がっていて!?・・
第10位
「幽霊を信じますか?」 ロバート・アーサー(著)
ロバート・アーサー自選傑作集
ミステリーの名手によるホラー&ファンタジー。「ガラスの橋」で、年間ベスト続々ランクインの奇想天外、摩訶不思議な恐怖の名短編全10作。