オールド・パンク アメリカの無頼派作家、ブコウスキーのおすすめ作品をまとめています。
2024年になって、いくつかの作品が《新装版》として発売されています。
ジョン・スタインベックなども無頼派文学に影響を与えた作家と言われています。
チャールズ・ブコウスキーとは!?
チャールズ・ブコウスキーは、オールド・パンク アメリカを代表する無頼派作家で、伝説的なカルト作家と表現されることもあります。
作品の特徴は、酒とオンナ、博打などのパンク的な詩風の小説となります。
「飲む」「打つ」「買う」を、地でいったような作家の作品。
無頼派作家は、1950年代~1960年代にかけて活躍し、既成文学のスタイル、従来のイデオロギーや正義観に反動する姿勢で小説を書きました。
酒を飲み、競馬をし、娼婦を買って、金を使い果たしてしまうなど、作品だけでなく、生き方もパンクであったことが特徴です。
チャールズ・ブコウスキーの作品一覧
「勝手に生きろ!」 チャールズ・ブコウスキー(著)
1940年代、アメリカ。主人公は、職を転々としながら全米を放浪する。つらい日常の救いは、酒とユーモアと「書くこと」だった。 映画化済み。
「くそったれ! 少年時代」 チャールズ・ブコウスキー(著)
自伝的物語の傑作
1930年代のロサンゼルス。ドイツ生まれの主人公は、時代や社会への違和感を抱きながら成長していくーー
「郵便局」 チャールズ・ブコウスキー(著)
チャールズ・ブコウスキーの半自伝的要素を詰め込んだ労働小説
労働をテーマにした初めての小説とも言われています。
郵便配達人になってみるが、めちゃくちゃキツい・・。ボスを意地悪だし、正職員は、雨の日や配達量が多い日には欠勤してしまう。。 それでも働き、飲み、女性と過ごすが!?・・
「パルプ」 チャールズ・ブコウスキー(著)
アメリカの詩人、人気作家チャールズブコウスキーの遺作
パンクな生き様と詩的な文章でファンも多い大衆小説。相変わらずの読みやすさと薄い文庫冊子で、いっき読みもできる1冊
「詩人と女たち」 チャールズ・ブコウスキー(著)
アウトロー作家の巨匠の最高傑作
50歳の作家のもとに次々と女性が現れる。酒場や競馬場を巡り、彼女達とベッドをともにするが!?・・
「死をポケットに入れて」 チャールズ・ブコウスキー(著)
日常で、生と死、詩と小説、職業と貧乏などの思考を綴った散文集
書いて書いて、飲んで、競馬場に入り浸る。「わたしは死を左のポケットに入れて持ち歩いている」ーー
「ありきたりの狂気の物語」 チャールズ・ブコウスキー(著)
笑いと哀しみに満ちた異色短篇集
全てに見放されたサイテーな毎日。その一瞬の狂った輝きを切り取った1冊。
「町でいちばんの美女」 チャールズ・ブコウスキー(著)
バーで、路地で、競馬場で、絡まる刹那的な愛の名短編集
卑猥で、好色で、下品な売女どもと酒を飲んでファックする、カリフォルニアいちの狂人作家、それが私である。救いのない日々、酔っぱらうのが私の仕事だった。私にとっての生とは、なにものも求めないことなのだーー