2026年に発売される翻訳小説の文学的な作品をまとめています。
翻訳文学作品の新刊から、おすすめのタイトルを掲載しています。
パーシヴァル・エヴェレットやルワンダのラッパー、リオのスラム小説など。
翻訳文学小説の新刊
「悪夢航路」 韓 松(著)
SFが読みたい!2025年版【海外篇】第3位の「無限病院」に続く第2弾
楊偉は、謎の病院に運び込まれ、一夜にして数十歳も老い、巨大な病院船に閉じ込められていることに気づく。自分と同様に老いてしまった患者たちとともに、船の真実を探るために船内を探索しはじめるが!?・・
「ルゲンダス」 パトリシア・セルダ(著)
現代チリのベストセラー作家のチリ社会を描いた壮大な長編小説
19世紀、南アメリカ大陸を旅しながら、各地の風景や人々の暮らしを描いたドイツ人画家、ヨハン・モリッツ・ルゲンダス。彼は、チリで、カルメン・アリアガダと出会うが!?・・
注目!「死んでいる元カノとの旅」 ローリー・ムーア(著)
[2023年] 全米批評家協会賞 受賞作
80年代アメリカを代表するミニマリズム文学の女性作家の最新作
トランプ時代のアメリカを映し出す不思議なロードノベル
アメリカのいまを描いたゾンビ小説。死んだはずの元恋人と一緒に旅に出る。元恋人のリリーが自殺を図る。僕は慌てて駆けつけるが、彼女は既に、埋葬されたという。僕は失意のまま墓地に行くが、そこには、生前ほぼそのまま(ただし少し腐りかけ)のリリーが。彼女の願いは、「死体農場」に行くことだが!?・・
「小説家仇甫氏の一日」 朴 泰遠(著)
朝鮮モダニズム文学を代表する作家による自伝的都市小説
韓国発のオンラインゲーム《リンバス・カンパニー》でも話題の不朽の名作
ゲームに登場するキャラクター「イサン」「クボ」のモチーフとなっていることでも注目を集めている李箱と朴泰遠。
1930年代、京城(現・ソウル)。定職につかず、結婚相手も見つからず、母に心配されている小説家の仇甫(クボ)。ステッキとノートを手に、百貨店へ、喫茶店へと、街をさまよい歩く・・
作中に登場する地名・主要施設名を記した1930年代の京城地図を収録。
「黄金の軍鶏」 フアン・ルルフォ(著)
ラテンアメリカ文学ブームの先駆者で、メキシコの国民的作家のフアン・ルルフォ最新作
「燃える平原」、不朽の名作「ペドロ・パラモ」に続く、文学的終着点
ガルシア=マルケスとカルロス・フエンテスの脚本で映画化もされた宿命の物語
賭けに飛び込め! 運命を挑発しろ!ーー
メキシコのとある田舎町。片腕の不自由なディオニシオ・ピンソンは、病身の母と貧しく暮らしている。ある夜、闘鶏で深手を負った一羽の軍鶏を譲り受けたことで、彼の人生は思いもよらぬ方向に転がり始めることになる。息を吹き返した”黄金の軍鶏”は、闘鶏で勝ち続け、富と名声を彼にもたらし!?・・
注目!「預言者の歌」 ポール・リンチ(著)
【2023年】ブッカー賞 受賞作
傑作ディストピア小説
近未来アイルランド。全体主義国家に変貌を遂げていく中、4人の子供の母で生物学の研究者・エイリッシュは、決断を迫られる。国家警察に連行された夫を待つか、子供たちを守るためカナダへと亡命するか!?・・
「すべての石に宿る神」 カミーラ・シャムジー(著)
女性小説賞受賞作家の心震える傑作
1914年、古代遺跡を発掘する英国女性・ヴィヴィアンと、パシュトゥーン人の兵士・カイユム。ペシャワール行きの列車で出会った2人の運命は、15年後の反植民地闘争と古代の遺物を巡り交錯するーー
「古書贋作師トーマス・ワイズ」 ジョセフ・ホーン(著)
衝撃の実話
1932年のロンドン。トーマス・ワイズは、マニア垂涎の本を発掘し、名を馳せていた。しかし、彼は、本を偽造してコレクターを騙す詐欺師だった。彼が出品した「綺麗すぎる」本に疑念を感じた2人の書店員は、ワイズを調べるが!?・・
「陽の光が消えた町で」 ナオミ・クリッツァー(著)
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など、7冠の傑作SF短篇集
暗い世の中での希望を描く、表題作など6篇を収録
未来への夢、過去への想いや未知のものとの出会いを温かく描きだすーー
「ブルックリン」 コルム・トビーン(著)
1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移住した少女の物語。巧みな会話と心理描写、映画化も話題を呼んだ長篇。
「雨影の孤児たち」 ナオミ・イシグロ(著)
「逃げ道」でデビューした、カズオ・イシグロの娘による最新作
貧民街に住む孤児のトシコ。彼女は、恩人を殺した犯罪組織の首魁・サイトウを襲撃する。しかし、彼が計画した女帝暗殺未遂事件に巻き込まれてしまう。その裏では、科学と魔法を複合させた人型労働ロボットによる帝国支配の陰謀が進行していて!?・・
「チボー家の人々」 ロジェ・マルタン・デュ・ガール(著)
20世紀最高峰のリアリズム長編小説
ノーベル文学賞作家の累計100万部超ベストセラー
第一次世界大戦前後のフランス。保守的なブルジョワ家庭の兄弟の生き様を通じ、ヨーロッパの大変動期に翻弄される人間模様を精密に描いた大河小説。20世紀のフランス社会を描いたリアリズムの極致。
「ジュビリー」 アリス・マンロー(著)
ノーベル文学賞作家の生まれ故郷を舞台に描かれた、唯一の長篇小説
カナダ、オンタリオ州の田舎町・ジュビリー。そこに暮らす少女デル。好奇心旺盛で記憶力抜群の彼女は、大人たちの世界をあれこれと想像している。上昇志向が強く、周囲から浮いている母、商売に失敗するが、実直な人柄の父、因習深く辛辣な大おばたち、互いに本心を明かせない友だち。進学を控えたデルは、町の人々の物語を小説に書きはじめる。
ブッカー国際賞ノミネート作
ジェニファー・ローレンス主演 映画原作
現代アルゼンチン文学シーンを牽引する著者によるむきだしの感情・・
「あいどる〔新版〕」 ウィリアム・ギブスン(著)
東京と仮想空間〈城砦都市〉で巨大な陰謀が蠢くー
世界的ロックスターがヴァーチャル「あいどる」投影麗との結婚を宣言!?・・
「バニー」 モナ・アワド(著)
創造の狂気を描く注目作
孤独な創作と群れの連帯は両立するのか!?ーー
名門大学の創作科。サマンサは、互いを「バニー」と呼び、慣れ合う女子学生たちを軽蔑していた。しかし、秘密のワークショップで「作品」を生み出した夜から、彼女は甘やかな連帯に絡め取られて!?・・
注目! 「長安のライチ」 馬 伯庸(著)
中国で興収150億円突破の大ヒットした映画化
「両京十五日」で、このミス1位になった中国のエンタメ王・馬伯庸の最新作
誰が読んでも面白いノンストップ不可能任務エンタメーー
唐代の社畜が挑む、長安までの2500kmライチ急送作戦。このインポッシブル・ミッション、果たして成るか!?・・ 「三体」の訳者も太鼓判。
「ヨゼフとその兄弟たち ヤコブ物語」 トーマス・マン(著)
ノーベル文学賞作家トーマス・マンが16年かけて執筆した大長編小説
4部構成の壮大な、神と人類にまつわる物語。全8巻
旧約聖書・創世記に描かれたイスラエルの族長・ヤコブの子・ヨゼフの短い話から紡ぎ出された作品。主人公ヨゼフの父・ヤコブと、ヤコブに至る一族の系譜の物語。
「私たちが刈り取った男たち」 ジェスミン・ウォード(著)
シカゴ・トリビューン・ハートランド賞 受賞作
全米図書賞を2度受賞したアメリカ文学界最注目の作家の最新作
著者・ジェスミン・ウォードと親しかった同世代の若者。その中で、2000年~2004年の5年間に亡くなった5人の生と死をめぐる物語。歴史を時系列に追い、偶数章では、若者たちの生と死を逆時系列にたどる。そして、アメリカ南部において、貧しい黒人男性であることの意味を問う
「冒険者カールの地球ダンジョン1:宇宙人襲来!飼い猫とダンジョンに放りこまれたんだが?」 マット・ディニマン(著)
突然の宇宙人の侵略により地球は壊滅。カールは生き残りを賭けて、元カノの飼い猫と共に宇宙人が作ったダンジョンに挑むことに!ーー
注目!「記銘師ディンの事件録 木に殺された男」 ロバート・ジャクソン・ベネット(著)
【2025年】ヒューゴー賞【長篇部門】受賞作
【2025年】 世界幻想文学大賞 受賞作
「進撃の巨人」風異世界の本格派ミステリ
帝国辺境で技術省高官が、身体から突然、巨大な木が生え変死した。捜査を開始したアナとディンは、10人の技術省技師が同様に死亡し、海から現れる巨獣のための防壁が破壊されたと知らされる。2人は、帝国を揺るがす事件の謎を解けるのか!?・・
「冒険者カールの地球ダンジョン2:銀河生配信! デスゲームでめざせフォロワー爆増」 マット・ディニマン(著)
「ロンリー・ロンドナーズ」 サミュエル・セルヴォン(著)
「黒い大西洋(ブラック・アトランティック)」の傑作小説
トリニダードの民衆音楽「カリプソ」と小説を融合させた「イギリス黒人文学の父」サミュエル・セルヴォン。クレオール英語の特異な文体で、ロンドン移民の苦境の現実と夢を描き、イギリス社会をユーモラスに風刺する本邦初訳。
「魔都シカモア」 イアン・ロジャーズ(著)
異世界ダーク・ファンタジーで、正統的なハードボイルド小説、特殊設定ものフーダニットでもある、最先端の傑作ミステリー
パラレルワールドでのトロント近郊の町・シカモア周辺に、異次元への出入り口(ポータル)が突如出現した。闇の異世界(ブラックランド)と、この世界を行き来できる私立探偵が活躍するが!?・・
注目!「タイム・シェルター」 ギオルギ・ゴスポディノフ(著)
[2023年] 国際ブッカー賞 受賞作
過去は楽園か、それとも監獄か!?ーー
アルツハイマーを治療するクリニック。懐かしい記憶を追体験することで症状の改善を目指す患者。しかし、再現度が高まるほど、現実逃避を望む者が集い!?・・
ブルガリアの作家で、ブルガリアで最も権威のある文学賞を2度、受賞しているそうです。
「ジャカランダの樹」 ガエル・ファイユ(著)
第4回(2025年)日本の学生が選ぶゴンクール賞 受賞作
フランスで活躍するルワンダ系のラッパー作家の作品
1994年、フランス。12歳のミランは、母の祖国で起きたジェノサイドを他人事だと思っていた。しかし、虐殺から逃れてきた少年と出会い、一変する。ミランがルワンダで目にした憎しみの連鎖。人々の苦悩の先に見出した希望とは!?ーー
「千の目が光る森」 フランシス・ハーディング(著)
「嘘の木」の著者でファンタジー界の巨匠、フランシス・ハーディングのYAファンタジイ
〈森〉に侵略され、〈壁〉の中だけに人が暮らしている世界。壁の一部に住むフェザーは、森で出会った「よそ者」に裏切られ、崖から突き落とされてしまい!?・・
「不死の島へ」 クリストファー・プリースト(著)
英国SF協会賞を5回受賞している英国SF界の巨匠、クリストファー・プリーストの長く邦訳が待たれた最高傑作
1976年。研究者の職とロンドンの住居を失い、恋人とも破局したピーター・シンクレア。のめり込むようにして執筆にはげみ、とある原稿に着手する。そこで生み出された〈夢幻諸島〉という名の架空世界は、現実そのものを歪ませてしまう危険なヴィジョンで!?・・
「モンキービーチ」 イーデン・ロビンソン(著)
エセル・ウィルソン・フィクション賞 受賞作
カナダ先住民女性作家のマジックリアリズム小説
カナダ先住民の喪失と再生の物語。ハイスラ族の居留地を舞台に、先住民の伝説と現代が交錯。
「消失」 パーシヴァル・エヴェレット(著)
「ジェイムズ」で、全米図書賞&ピュリツァー賞のW受賞で2025年話題になった作家の作品
2024年アカデミー賞脚色賞を受賞した映画『アメリカン・フィクション』原作小説。
アフリカ系アメリカ人で、大学で教鞭をとりながら小説家として文学的な作品を書いているセロニアス・エリスン(通称モンク)。彼の目からみると、黒人を売りにしたレベルの低い作品が世間ではベストセラーとなっていた。その後、教授昇進が決まったことを知るが、小説は17社から出版を断られていた。理由は「黒人らしさが足りない」とのことで!?・・
「わたしたちの図書館旅団」 ジャネット・スケスリン・チャールズ(著)
「あの図書館の彼女たち」の著者が贈る傑作長編
第一次世界大戦中、命の危機を抱えながら、本の力を信じて闘った司書の物語ーー
1918年。ニューヨーク公共図書館の司書・ジェシーは、戦争で荒廃し、ドイツ軍に破壊された図書館の再建を目指すため、フランス北部に到着した。ジェシーは、傷ついた住民に本を届け、兵士に戦地での慰めとなる一冊を紹介するが!?・・
注目!「太陽に撃ち抜かれて」 ジョヴァーニ・マルチンス(著)
「フィナンシャルタイムズ」「スペクテイター」年間ベストブック選出
リオのスラム街〈ファベーラ〉発の鮮烈デビュー作ーー
ブラジル・リオデジャネイロ生まれの作家で、スラム街〈ファベーラ〉で生まれ育ち、ビーチの物売り等をしながら小説を書き、2018年にデビュー。
「抱擁」 アン・マイクルズ(著)
カナダの巨匠、記憶と愛を描き出す14年ぶりの新作
夢幻的な語りの4世代に亘る物語ーー
1917年、ジョンは、戦場で重傷を負い、記憶の断片にすがりながら生還する。 やがて、北ヨークシャーに戻り、写真館を再開するが、写した像に亡霊が現れ始め!?・・

























