話題のクライムノヴェルを中心に、数年内の注目作品をまとめています。
骨太でハードボイルドながら読み応えのある作品が多くあります。
ミステリー要素を含んだ小説も多く、ミステリ好きにもおすすめです。
【日本人作家】の犯罪小説一覧
注目!「ブレイクダウン」 砂川 文次(著)
「本の雑誌」が選ぶ2025年度ベスト10 第6位
壮絶アクション × 国際謀略エンターテインメント
若き小隊長と、怪物級無敵男の最強バディが駆け抜ける犯罪小説
2001年、日本最東端の小さな港町・枝室。交通事故で兄を亡くした陸上自衛官の市瀬を、大男・佐川が訪ねてくる。「あんたの兄弟は事故死じゃない。殺しだ」。不可解な死の謎を追う2人に、次々と危険が迫り来て!?・・
注目!「アトミック・ブレイバー」 呉 勝浩(著)
「爆弾」で、2023年このミステリがすごい!第1位を獲得した著者の最新作
小型核爆弾による世界同時多発テロ《ヴァージン・スーサイズ》から27年。サラリーマンの堤下与太郎は、愛用の国家推奨の睡眠補助アプリ《ORANGE》をハッキングされていた。友人の天才プログラマー・西丸昴の仕業らしい。やがて、西丸の行方を追う国家機関・平和安全庁と、謎の反社会的組織《ウリヨラ教》による与太郎争奪戦が勃発し!?・・
「爆弾」 呉 勝浩(著)
[2023年版] このミステリがすごい!【国内編】第1位
2020年日本推理作家協会賞「スワン」をはじめ、「おれたちの歌をうたえ」などの傑作を執筆している著者の新刊
東京、秋葉原。連行された酔っ払いの中年男の予言通り、廃ビルが爆発する。その男によると、「ここから三度、次は一時間後に爆発します」とのこと。警察は爆弾魔を止められるか!?・・
「法廷占拠 爆弾2」も発売されています。
「テスカトリポカ」 佐藤 究(著)
第165回(2021年上半期)直木賞 受賞
骨太ハードボイルド・クライムノヴェル
メキシコの麻薬カルテル、ジャカルタ、川崎などが交錯しながら進む話にグイグイ引き込まれます。メキシコ・アステカ文明の神話が絡みつつ!?・・
「地面師たち アノニマス」 新庄 耕(著)
地面師になるまでを描く、それぞれの前日譚
100億円という前代未聞の不動産詐欺を実行した彼らの短編、7編のスピンオフ
司法書士歴20年の後藤は、ひとり娘の塾代にも困っていた。そんな折、山中と名乗る実業家から、不正への加担を依頼される。当初は、拒否するが、事態は一変し!?・・
「地面師たち ファイナル・ベッツ」 新庄 耕(著)
Netflixでドラマ化された「地面師たち」の続編
不動産詐欺のクライムノヴェル
シンガポールのカジノで全財産を失い、失意のどん底にいた元Jリーガーの稲田。大物地面師のハリソン山中は、苫小牧の不動産詐欺メンバーの一員として稲田に仕事を依頼する。一方、警視庁捜査二課のサクラは、捜査を続けるうち逃亡中のハリソン山中が北海道にいるとの情報をつかみ!?・・
「逆転のバラッド」 宇佐美 まこと(著)
一発逆転のリベンジゲーム
地方の町での悪事に立ち上がる人生の折り返し点を過ぎた男達の奮闘。
港町にある銭湯。昭和世代の憩いの場として、新聞記者の弘之、銭湯主人の邦明、釜焚き係の吾郎は交流を深めていた。彼らの前に、不審死したみなと湯の銀行融資担当の丸岡の元婚約者が現れ!?--
中年の再生物語であり、クライム(犯罪)ノヴェル
「リバー」 奥田 英朗(著)
2022年度「本の雑誌」年間ベスト10、第1位
人間の業と情をえぐる圧巻の犯罪小説
渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見される。10年前の未解決連続殺人事件と手口が酷似しているが、同一犯か!? 模倣犯なのか!? かつて容疑をかけられた男、取り調べをした元刑事、執念で犯人を捜す父親、新たな容疑者達など、様々な人間がからみあい!?・・
「マリアビートル」 伊坂 幸太郎(著)
[2022年] 英国推理作家協会(CWA)賞【翻訳部門】最終候補作
ブラッド・ピット主演で映画化の原作
邦題:「ブレット・トレイン」(原題:BULLET TRAIN)
東京発盛岡行きの新幹線の車内で交錯する狙う者と狙われる者。。殺し屋どうしの心理戦。物騒な奴らを乗せた東北新幹線は疾走する!・・ 殺し屋達の娯楽小説。
続編「777 トリプルセブン」も発売されています。
【海外作家】の犯罪小説一覧
「銃と助手席の歌」 エマ・スタイルズ(著)
リアルサウンド認定2025年度【海外ミステリー】ベスト10 第3位
炎天下のオーストラリアが舞台のロード・クライムノベル
少女・チャーリーは、高校を退学になり、盗みをきっかけに姉の恋人と争いになり、彼を殺してしまう。その場にいた少女・ナオの提案で、2人は死んだ男の車で、ハイウェイを北へ走り出す。ナオは、なぜ死体処理に協力したのか!? 車を追ってくるのは何者か!?謎多き状況で、やがて銃声が轟き!?・・
「逃げろ 逃げろ 逃げろ!」 チェスター・ハイムズ(著)
ミステリが読みたい!2026年版【海外篇】第16位
ブラック・パルプ・ノワール
クリスマス・シーズンのニューヨーク。常に泥酔状態の白人警官のマット・ウォーカー。彼は、近くのレストランに勤務する黒人の清掃員に愛車を盗まれたと思い込み、射殺してしまう。証拠隠滅でもう1人も殺害。しかし、3人目の黒人・ジミーを殺し損ね、必死の逃亡劇が始まる!・・
「闇より暗き我が祈り」 S・A・コスビー(著)
このミステリがすごい!2026年版【海外篇】第18位
クライムノヴェルの大物作家のデビュー作
私立探偵のネイサンは、白人の父と黒人の母を持つ。牧師殺害事件の調査に乗り出すが、事件の鍵を握るUSBを手に入れたことで命を狙われ!?・・
「頬に哀しみを刻め」 S・A・コスビー(著)
アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞 受賞作
このミステリがすごい!2024年版【海外編】第1位
<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第3位
殺人罪で服役した黒人のアイクは、出所後、庭師として働いていたが、ある日、息子が殺害されたと警察から知らされる。。アイクは犯人探しに乗り出すが!?・・
2022年クライムノベルで話題を呼んだ「黒き荒野の果て」著者の作品。最新作は「すべての罪は血を流す」です。
「愚者の街」 ロス・トーマス(著)
<ハヤカワ>ミステリが読みたい!2024年版【海外篇】第1位
このミステリがすごい!2024年版【海外篇】第4位
1976年の「The Money Harvest」と1985年の「女刑事の死」で、2度のエドガー賞(MWA)に輝くクライム・ノヴェルの巨匠の大作
暴力と騙し合いの壮大なサーガ
母を亡くし、父と2人で上海に渡ったダイ。南京路での爆撃で、父親も亡くす。。 やがて成人したダイは、米国秘密情報部でエージェントとしての活動に従事する。しかし、何者からに陥れられ、情報部も解雇になる。そして、腐敗する南部の街をさらに腐敗させ、再興させるという仕事を始めるが!?・・
最新作は「狂った宴」です。
「磔の地」 ジェイムズ・リー・バーク(著)
[1998年] CWA最優秀長篇賞(ゴールド・ダガー)受賞作
米南部ミステリーの巨匠が犯罪小説に文学性を吹き込んだ傑作
ルイジアナ州アイビーリア郡。かつて私刑で父親を磔殺された写真家のミーガンが、刑事・ロビショーのもとを訪ねてくる。「拘置中の黒人が看守に虐待されている」と訴えてきた。真相を探るうち、様々な悲劇が表面化してきて!?・・
「罪に願いを」 ケン・ジャヴォロウスキー(著)
アメリカの現実をつきつける犯罪小説
エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀新人賞候補作
横領、誘拐、殺人。ペンシルヴェニアの寂れた町で交差する3つの罪ーー
ボランティア消防隊員のネイサンは、火災現場で見つけた大金を自宅に隠した。看護師のキャリーは、末期がんの少女の夢のため、彼女を病院の外へと連れ出す。妻と幼い娘を亡くしたアンディが狙いを定めた地獄への道連れ・・
名作!「気狂いピエロ」 ライオネル・ホワイト(著)
ノワール文学史上に残る傑作
ゴダール名作映画の原作の古典的名作
運命の女に翻弄され、転落していく男を描いた犯罪ノワール。
ニューヨーク郊外に暮らす38歳のシナリオライター。妻との関係も冷え切ったある日、ベビーシッターの若い娘と一夜を共にすることになる。。しかし、目覚めた時には隣室に見知らぬ男の死体が!?・・
「忌まわしき悪党」 レックス・スタウト(著)
犯罪組織の黒幕アーノルド・ゼックとの壮絶な戦いを描いた3部作
ラジオ番組の放送中に殺人事件が発生。死因は毒死で、被害者は、ゲストとして招かれた競馬新聞の発行人だった。ネロ・ウルフは、事件の調査を受けるが!?・・
「11月に去りし者」 ルー・バーニー(著)
英国推理作家協会賞(CWA)イアンフレミング・スチール・ダガー 受賞作
[2020年] 翻訳ミステリー大賞 受賞作
作者のルー・バーニーは、クライムノベルの大御所エルモア・レナードの影響を色濃く受けているそうです。
物語は、1963年のニューオリンズを舞台に始まります。ケネディ大統領が暗殺された1963年11月、主人公は実在したニューオリンズの犯罪組織のボス「カルロス・マルチェロ」から逃げなければいけない状況に陥る。懇意にしていたラスベガスのギャングのボス、「ビッグ・エド・ツィンゲル」のところへ向かうが・・
ニューオリンズのギャングのボス「カルロス・マルチェロ」は、ケネディ暗殺の黒幕という説もあり実在
「ビリー・サマーズ」 スティーヴン・キング(著)
ミステリが読みたい!2025年版【海外篇】第2位
スティーヴン・キングのクライム・ノヴェル最新作
凄腕の殺し屋・ビリー。標的が悪人の殺ししか請け負わない。そんなビリーが最後にうけた仕事。その標的の狙撃地点になる街に潜伏するため、小説家を装うことになるが!?・・
「彼女は水曜日に死んだ」 リチャード・ラング(著)
第14回(2023年)翻訳ミステリ大賞 受賞作
L.A(ロサンゼルス)とメキシコに纏わる短篇集
10篇からなるクライム・ノヴェル。アメリカの暗部など、悲惨な状況がかいま見れる短編集。
「老いた殺し屋の祈り」 マルコ・マルターニ(著)
イタリア映画界の脚本を手がける著者のイタリアン・クライムノヴェル
還暦を過ぎた殺し屋。イタリア中部の町に向かう途中、列車内で襲ってきた男の連れに見覚えがあるが!?・・
「クライム101」 ドン・ウィンズロウ(著)
クライムノベルの帝王、ドン・ウィンズロウの最新作
「業火の市」シリーズの最終章「終の市」以来、1年半ぶりの新作
「ザ・ボーダー」 ドン・ウィンズロウ(著)
このミステリがすごい!2020版【海外編】第3位
クライム・ノヴェルの帝王ドン・ウィンズロウの骨太小説です。
「犬の力」「ザ・カルテル」に続くメキシコ麻薬戦争3部作の最終章です。
「夜に生きる」 デニス・ルヘイン(著)
[2013年] アメリカ探偵作家クラブ(エドガー)賞 受賞作
禁酒法時代末期のボストン。ギャングの手下ジョーは、強盗に入った賭博場でエマと出会う。恋に落ちる2人だが、エマは対立組織のボスの情婦だった・・やがて起きる抗争の中で、若者を待つ運命は!? 激動の時代を生きるギャング達の生き様。。
「ミスティック・リバー」の著者が描くアメリカ裏面史



























