ヤングアダルト(YA)小説の海外作家のおすすめ作品をまとめています。
青春小説、成長小説、冒険小説、ファンタジィなど、若い人に人気のおすすめ小説です。
ティーンエイジャー向け探偵小説やミステリー小説なども。
【海外作家】おすすめ作品
「ザリガニの鳴くところ」 ディーリア・オーエンズ(著)
[2021年] 本屋大賞【翻訳小説部門】第1位
このミステリがすごい!2021年版【海外編】第2位
少女の成長譚を絡めたミステリ
ノースカロライナ州の湿地。少女カイアは、6歳で家族に見捨てられた時から1人で暮らす。村の人々に「湿地の少女」と呼ばれながら。。そんな、ある日、湿地で男の死体が見つかる。やがて、少女の人生が不審死事件と交錯するとき!?--
野鳥や動物、湿地の生き物達の描写など、動物行動学の博士号を持つ著者ならではの自然描写豊かな1冊。
「エレベーター」 ジェイソン・レナルズ(著)
エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ協会賞)YA部門 受賞作
ロサンゼルス・タイムズ文学賞 受賞作
ポエトリー、タイポグラフィを駆使し、ラップのような斬新な手法
射殺された兄のかたきを討つため、15歳のウェルは、銃を持ってエレベーターに乗り込む。7階から地上に到着するまで彼が出会う人々とは!?・・復讐のゆくえは!?--
「きみのいた森で」 ピート・ハウトマン(著)
アメリカ探偵作家クラブ協会賞 ヤングアダルト(YA)部門 受賞作
[2019年] エドガー・アラン・ポー賞【児童文学部門】受賞作
パラレルワールドを描くミステリ
スチューイは、祖父と母と3人暮らし。引っ越してきたエリー・ローズという少女と親しくなり、森の秘密の場所で遊ぶようになる。しかし、エリー・ローズは消えてしまう。。謎を解く鍵は、祖父の「秘密の書」。2人の世界は再び結ばれるのか!?-
「自由研究には向かない殺人」 ホリー・ジャクソン(著)
このミステリーがすごい!2022年版【海外編】第2位
ティーンエイジ向け謎解き青春ミステリ
高校生のピップは、自分の住む町で起きた5年前の17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺害し、自殺とされていたが、その少年と親しかったピップは、彼が犯人とは思えず無実を証明しようとするが!?・・
「優等生は探偵に向かない」「卒業生には向かない真実」の3部作の続編も発売。
「ブート・バザールの少年探偵」 ディーパ・アーナパーラ(著)
[2021年] アメリカ探偵作家クラブ賞 最優秀長篇賞 受賞作
インド社会の闇を描いた傑作。インドのスラムに住む9歳の少年が探偵
インドのスラムに住む9歳の少年。ある日、クラスメートが行方不明になり、探偵団を結成し捜索するが!?・・バザールや地下鉄を捜索するうち、想像を超える現実が・・
「ロンドン・アイの謎」 シヴォーン・ダウド(著)
[2023年版] このミステリがすごい!【海外編】第7位
カーネギー賞受賞作家による謎解きミステリ
観覧車ロンドン・アイに乗りにでかけた12歳の少年テッドと姉といとこのサリム。観覧車が一周した時、サリムは降りて来なかった・・何故、どうやって消えたのか!? 少年テッドが謎に挑むが!?
「サインはヒバリ: パリの少年探偵団」 ピエール・ヴェリー(著)
[第1回] 冒険小説大賞受賞作家のジュブナイル・ミステリ
少年探偵団が、消えた仲間を探すため、パリの街をかけまわる!
童謡「やさしいヒバリ」の先に待ちうける真実とは!?ーー
「アヴリルの相続人:パリの少年探偵団2」 ピエール・ヴェリー(著)
〈パリの少年探偵団〉シリーズ 第2弾
ジュブナイル・ミステリ
ミステリアスな遺言書が、名探偵ドミニック少年を悩ませる。。 謎を解き、アヴリル家の巨額の財産を手にするのは!?・・
「雪の夜は小さなホテルで謎解きを」 ケイト・ミルフォード(著)
アメリカ探偵作家クラブ協会【YHヤングアダルト部門】受賞作
ほっこり聖夜の物語
12歳のマイロの両親が営む小さなホテル「緑色のガラスの家(グリーングラス・ハウス)」。5人の奇妙な客が訪れ、数々の事件が起きる。。マイロは、彼らの目的を探るが!?・・ ホテルに隠された秘密とは!?--
「姉妹のように」 クロエ・コルマン(著)
第2回「日本の学生が選ぶゴンクール賞」受賞作
幼くしてナチの強制収容所で亡くなった、著者クロエの親族のコルマン3姉妹。クロエは、生存者や資料をあたるうち、別の3姉妹の存在を知るーー
「濃霧は危険」 クリスチアナ・ブランド(著)
イギリス南部ダートムアが舞台の冒険小説
レデヴン館の相続人ビル・レデヴン少年は、親の命で休暇を過ごすため、目的地に向かっていたが、途中の荒れ地で運転手に車からつまみ出される。。ビルは荒れ地を彷徨ううち、少年パッチと知り合い、2人は行動を共にするが!?・・
英国ミステリ小説の黄金時代最後の作家と言われる著者の作品。
「サラスの旅」 シヴォーン・ダウド(著)
ロードノベルの感動作
YA(ヤングアダルト)小説
14歳の少女・ホリーは、ロンドンの児童養護施設で育った。里親になじめず、いつか故郷のアイルランドに戻り、母親と再会する日を夢見ていた。里親のもとを飛び出し、アイルランドめざして、ヒッチハイクの旅に出るが!?・・
「列車はこの闇をぬけて」 ディルク・ラインハルト(著)
ドイツ児童図書賞にノミネートされたヤングアダルト小説
世界最貧国グアテマラ。14歳のミゲルは、米国へ働きに行ったきりの母を追い、故郷グアテマラを出てメキシコへ向かう。途中、他の10代の子供達と出会い、5人で無賃乗車してメキシコを縦断する旅を始めるが!?・・ 退廃した国境の街など、無事に生き抜くことができるか!?--
「カッコーの歌」 フランシス・ハーディング(著)
英国幻想文学大賞 受賞作
サスペンス風、傑作ファンタジー
わたしは、11歳の少女トリス。池に落ちて記憶を失ったらしい。。意識を取り戻した時、耳元で聞こえたのは「あと7日」・・ 両親の会話から、ある男達がこの事故に関わっていると思われるが、わからない・・ わたしに何が起きているの?・・
「嘘の木」「影を呑む少女」「ガラスの顔」など、傑作ファンタジーを多く生み出してきたフランシス・ハーディングの最新作。
「ささやきの島」 フランシス・ハーディング(著)
ファンタジー作家の巨匠、フランシス・ハーディングの最新作
「嘘の木」「カッコーの歌」「影を呑んだ少女」などの著者の傑作YAファンタジイ
死者の魂を船に乗せて送り届ける渡し守をしているマイロの父。しかし、マイロの父は殺されてしまい、死者の魂を送り届けられるのがマイロだけになってしまう.. そして、マイロは船を出すが!?・・
「ルミッキ1 血のように赤く」 サラ・シムッカ(著)
トペリウス賞受賞作家によるYA(ヤングアダルト)小説
北欧ミステリー3部作の第1弾
北欧、フィンランドのYAミステリ
高校でも異色の存在のルミッキは、明晰な頭脳を持つ。ある日、暗室で血の染みがついた札束を目撃し、クラスメートと共に、犯罪事件に巻き込まれてしまうが!?-- 汚職、ドラッグ、殺人、謎の白熊(ヤーカルフ)・・ 事件の謎と共に、彼女の封印された過去も明らかになり!?・・
「メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行」 シオドラ・ゴス(著)
ローカス賞受賞作の続篇で、シリーズ3部作の第2弾
ヨーロッパ大陸での大冒険を描くヴィクトリアンSFミステリ
ヴィクトリア朝ロンドンで暮らすメアリ・ジキルら「モンスター娘」こと〈アテナ・クラブ〉の令嬢達のもとに、ウィーンから手紙が届く。差出人を助けるため、メアリの雇い主の探偵シャーロック・ホームズの力も借りながらウィーンを目指すが!?・・
「ボーン・クロックス」 デイヴィッド・ミッチェル(著)
[2015年] 世界幻想文学大賞 受賞作
壮大な6つの物語
15歳の家出少女だった、いたって普通の女の子・ホリー。彼女の人生を軸に様々な物語が展開する。1984年のイングランド、イラク、アメリカ、2043年のアイルランドまで。
「詐欺師はもう嘘をつかない」 テス・シャープ(著)
17歳の少女が奮闘する物語
17歳の少女・ノーラは、恋人のアイリス、親友のウェスと銀行を訪れる。しかし、銃声が鳴り響き、銀行強盗に人質にとられてしまう。。毒親で詐欺師の母親に育てられたノーラは、修羅場をくぐり抜けてきた経験と詐欺師の技で、強盗達を出し抜こうとするが!?・・
「ひとり旅立つ少年よ」 ボストン・テラン(著)
「bookaholic認定2019年度翻訳ミステリー・ベスト10」 第3位
1850年代のアメリカ、南北戦争などの歴史的背景と奴隷制度(人種差別)絡みのロードノベル
ブルックリンからオハイオ、シンシナティ、ケンタッキー、ルイビルを経て、中西部を横切り目的地ミズーリまでを辿る。
少年の冒険譚であり、成長物語でもあります。
「東の果て、夜へ」 ビル・ビバリー(著)
英国推理作家協会(CWA)ゴールドダガー賞 最優秀長篇賞 受賞作
「このミステリがすごい!2018年版」第3位
少年の成長物語でもあるクライムロードノヴェルです。
LA(ロサンゼルス)からウィスコンシンへ2000マイルに及ぶ長い旅。仲間と共に、標的の裏切り者を殺しに行くために・・
「リンカーン・ハイウェイ」 エイモア・トールズ(著)
少年4人の旅と成長を描くロードノベル
刑務所から出た18歳のエメット。母が暮らしているサンフランシスコに弟と向かうが、車を悪友2人に奪われてしまう・・ 車をとり戻すため、エメットは弟と共にニューヨークに向かうが!?ーー
「父を撃った12の銃弾」 ハンナ・ティンティ(著)
アメリカ探偵作家クラブ(エドガー賞)最終候補作
このミステリがすごい!2022年版【海外編】第4位
娘の現代の物語と父の銃痕にまつわる過去の話。アラスカの大氷河、
アリゾナのソノラ砂漠、ワイオミングの大平原、西海岸のホイッドビー島など、北米大陸の美しい自然描写。
少女の成長小説であり、クライムサスペンス、ロードノベル。
「夜明けを探す少女は」 ジュリアナ・グッドマン(著)
アメリカ探偵作家クラブ賞最終候補作
黒人少女の成長を旅立ちを描くミステリ
シカゴの高校に通う黒人の少女・ポー。絵の才能を活かし、卒業を機に、この街を出ると決めていた。そんなある日、姉のカティアが、不法侵入の疑いで警官に射殺される。ポーは姉の無実を証明するため、調査を始めるが!?・・
「あの夏が教えてくれた」 アレン・エスケンス(著)
バリー賞など3冠の「償いの雪が降る」著者による青春ミステリ
15歳の少年ボーディは、父を亡くし、母親と田舎町で暮らす。高校に馴染めず、友達もいない中、町で事件が起きる。隣人のホークのかつての部下の黒人女性が、不審な失踪を遂げる。ボーディーは、現実に悩みながらも成長するが!?--