ポルトガル作家の翻訳小説やポルトガルが舞台の小説をまとめています。
ノーベル文学賞作家の作品やCWAゴールド・ダガー賞受賞作などを掲載しています。
首都・リスボンが舞台のミステリー小説なども。
ポルトガル作家の小説
「リカルド・レイスの死の年」 ジョゼ・サラマーゴ(著)
1936年(暗い歴史の転換点)のリスボンを描く歴史心理小説
ポルトガルを代表するノーベル文学賞作家・サラマーゴの政治小説、恋物語
詩人フェルナンド・ペソアの「異名」リカルド・レイスを主人公に、1936年のリスボンを、句点の少ない独特の文体で描く、テクスト性のある幻想小説。
他の作品に史実に基づく傑作の「象の旅」などがあります。
1551年、ポルトガル国王からオーストリア大公へ贈られたインド象。象使い、護衛の一隊などとのリスボンからウィーンへの長旅のドタバタ道中記。
「ガルヴェイアスの犬」 ジョゼ・ルイス・ペイショット(著)
第5回(2019年)【日本翻訳大賞】受賞作
オセアノス賞・サラマーゴ賞 受賞作
ある日、ポルトガルの小さな村に、巨大な物体が落ちてきた。異様な匂いを放つ物体を、人々は忘れてしまうが、犬たちだけは覚えていたーー 村人たちの無数の物語。
「無のまなざし」 ジョゼ・ルイス・ペイショット(著)
ポルトガル語圏文学のベストセラーで、新たな記念碑的作品
内陸部のとある寒村。世代を継いで紡がれる物語。「世界は終わり、そして何も残らなかった。」崩壊へ向かう、あり得ない日常の先にあるものとは!?・・
「リスボンの小さな死」 ロバート・ウィルスン(著)
1999年【英国推理作家協会賞】ゴールド・ダガー賞 受賞作
港町リスボン。15歳の少女の絞殺死体が発見されるが、レイプされていた。中年の警部・コエーリョと助手の若手刑事が事件の担当を命じられる。半世紀ほど遡った第二次大戦中。ナチス親衛隊の上層部は、大量のタングステン買い付けのため、実業家のフェルゼンをポルトガルに送りこむ。しかし、そこに待ち受けていたのは、運命の悪戯だった!?・・
「リスボンのブック・スパイ」 アラン・フラド(著)
戦時中のリスボンを舞台に、本を愛する者達の戦いを描く
第二次世界大戦下、ニューヨーク公共図書館で働くマリアは、リスボンに旅立つ。リスボンでは、書店を営む青年ティアゴと書類偽造の天才ローザが、秘密のユダヤ人避難活動を行っていた。マリアは2人と出会い、図書館員として、スパイとして、活動するが!?・・