【2025年新刊】海外ミステリー発売の注目作-年間ベスト級など

2025年に発売の注目新刊ミステリ小説をまとめています。

アンソニーホロヴィッツのシリーズ完結篇、MW・クレイヴンの新作など注目作

ホリージャクソン、ギヨーム・ミュッソ、ピエール・ルメートル、アン・クリーヴスなどの有名ミステリー作家の最新作が発売されています。

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【新刊】海外ミステリー発売日(月別)

11月 新刊ミステリ
「空に浮かぶ密室」 トム・ミード(著)
空に浮かぶ密室
早川書房
発売日:2025/11/5

元奇術師の探偵スペクターの推理が冴える黄金期オマージュ本格

1938年、ロンドン。稼働中の観覧車で射殺された銀行支配人のドミニク。疑いは妻のカーラに向けられ、若き弁護士・エドムンドに依頼する。しかし、彼も密室殺人事件に巻き込まれ!?・・

 

注目!「シークレット・オブ・シークレッツ」 ダン・ブラウン(著)

「ダ・ヴィンチ・コード」の著者、8年ぶりの最新刊

大学教授ロバート・ラングドンは、最近、恋仲になった純粋知性科学者キャサリン・ソロモンの講演を聴くため、プラハを訪れていた。キャサリンは、人間の意識にまつわる驚くべき発見について解説した著書を発表予定だという。しかし、それは、何世紀にも渡り人々が信じてきた通念を脅かしかねないほど斬新なものだった!?・・

 

「再誕の書」 チャイナ・ミエヴィル(著)
再誕の書
河出書房新社
発売日:2025/11/17

壮⼤なダーク・ファンタジー

世界的名優キアヌ・リーブス × SF・幻想⽂学の⻤才チャイナ・ミエヴェルの共著

伝説的コミック「BRZRKR」の世界を、⻤才・ミエヴェルが10年以上の沈黙を破り描くー

不死⾝の戦⼠が時代を超えて戦う物語。アクション満載、超暴⼒的なアドレナリン全開のアクションスリラー。

 

「サスペンス作家が殺し屋を特定するには」 エル・コシマノ(著)
サスペンス作家が殺し屋を特定するには
東京創元社
発売日:2025/11/28

大人気シリーズのユーモアミステリー

作家探偵のジェットコースター・サスペンス。ロシアン・マフィアから殺し屋の正体を特定しろと脅され、作家のフィンレイは窮地に陥っていた。期限はわずか2週間だが!?・・



12月 新刊ミステリ
注目!「ハウスメイド2:秘密の代償」 フリーダ・マクファデン(著)
ハウスメイド2
早川書房
発売日:2025/12/3

2025年注目の衝撃ミステリー「ハウスメイド」の第2弾

全米200万部突破のベストセラー

2025年、8月に発売され、傑作ミステリーと評判の良かった著者の最新作。ギャリック家の主人に忠告されたハウスメイドのミリー。彼女は、寝室から女性の嗚咽が聞こえることに気づき!?・・

 

注目!「赤く染まる木々」 パーシヴァル・エヴェレット(著)
赤く染まる木々
早川書房
発売日:2025/12/3

「ジェイムズ」全米図書賞、ピュリツァー賞など5冠に輝いた著者の最新作

アメリカの黒人リンチの歴史に迫る文芸ミステリー

2019年、ミシシッピ州で白人男性の遺体が発見された。傍らには、70年前に惨殺された黒人少年エメット・ティルに酷似した遺体が。やがて、全米で同様の事件が連鎖する。過去への報復か!? 新たな反乱の幕開けか!?・・

 

「真実の眠る川」 ウィリアム・ケント・クルーガー(著)
真実の眠る川
早川書房
発売日:2025/12/3

エドガー賞など、4冠に輝いた「ありふれた祈り」著者の新作

50年代、アメリカの田舎町。地主の死体が川中で発見される。保安官・ブロディの捜査で、容疑者として、日本人の妻を持つノアが浮かぶ。 弁護士・チャーリーは、住人たちの過去を調べるが!?・・

 

注目!「このミステリーがすごい! 2026年版」 このミステリーがすごい!編集部(著)

37年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブック

今年も「このミステリーがすごい!2026年版」の発売日が迫ってきました。

2025年注目の国内 & 海外のミステリー小説ランキング・ベスト20が発表されます。

予約購入できるようになっています。

 

「九龍城砦外伝 信一伝」 余兒(著)
九龍城砦外伝・信一伝
早川書房
発売日:2025/12/17

九龍城砦シリーズ外伝

映画化され、小説も第2作まで発売されている香港の「九龍城砦」シリーズの外伝。特典盛りだくさんの特装版。

 

「死が内覧にやってくる」 アンデシュ・デ・ラ・モッツ(著)
死が内覧にやってくる
東京創元社
発売日:2025/12/18

北欧ミステリー

スウェーデン南部の田舎町エステリエン。不動産ブローカーでテレビタレントの女性が死亡した。事故か、殺人か!?・・。事件を担当するのは、ストックホルムの敏腕捜査官と、地元警察署の駆け出し女性刑事。2人は、容疑者だらけの事件を解決出来るのか!?・・

 

「崖の上のヒバリたち」 シヴォーン・ダウド(著)
崖の上のヒバリたち
東京創元社
発売日:2025/12/18

「ロンドン・アイの謎」の著者の最新作

両親や親族とトレーラーで集団移動しながら暮らす〈パヴィー〉の少年・ジム。アイルランドの小さな町で、定住者である〈バッファー〉の学校に通いはじめる。しかし、そこで、偏見や差別、不良たちからの暴力に苦しむ。そして、ジムの病弱の従弟が、不良たちに襲われる事件が起き!?・・

 

「THE THREE LOCKS(原題)」 ボニー・マクバード(著)
THE.THREE.LOCKS
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日:2025/12/25

ホームズ×ワトスンが3つの謎に挑む、本格パスティーシュ

19世紀、ロンドンを賑わす大魔術師の脱出マジックで死者が!?・・

 

10月 新刊ミステリ
注目!「小路の奥の死」 エリー・グリフィス(著)
小路の奥の死
東京創元社
発売日:2025/10/22

2020年「見知らぬ人」で、エドガー賞を受賞した著者の最新作

傑作謎解き長編。ロンドンのマナーパーク校の同窓会で、下院議員が殺害される。被害者は、21年前に起きたある生徒の死亡事故の目撃者だったことがわかり!?・・

 

9月 新刊ミステリ
注目!「マーブル館殺人事件」 アンソニー・ホロヴィッツ(著)
マーブル館殺人事件
東京創元社
発売日:2025/9/11

「カササギ殺人事件」「ヨルガオ殺人事件」に続く、シリーズ完結編

スーザン・ライランドは、ギリシアでの生活に区切りをつけ、ロンドンに帰ってきた。フリーランスの編集者だが、若手作家が名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズを書き継ぐことになり、その編集の依頼が舞い込む。その原稿には、作者が新作に、自分の家族関係を反映していることを感じ!?・・

 

注目!「デスチェアの殺人」 M・W・クレイヴン(著)
デスチェアの殺人
早川書房
発売日:2025/9/18

「ボタニストの殺人」に続く、ワシントン・ポー第6作目

「ストーン・サークルの殺人」でCWAゴールド・ダガー賞を受賞の作家の最新作

ポーの捜査で、15年前の未解決事件との関連が浮かび上がる・・

 

「宮廷医女の推理譚」 ジューン・ハー(著)
宮廷医女の推理譚
東京創元社
発売日:2025/9/19

[2023年] エドガー賞【ヤングアダルト部門】受賞作

1758年、朝鮮王朝期。18歳のヒョンは、王族の診察を担当する医女(イニョ)になった。ある夜、ヒョンが医術を学んだ恵民署(ヘミンソ)で、4人の女性が殺害される。事件を捜査する捕盗庁(ポドチョン)の役人は、ヒョンの師匠を容疑者と断定するが、ヒョンは納得がいかず、独自に事件を調べはじめ!?・・

 

「真犯人はこの列車のなかにいる」 ベンジャミン・スティーヴンソン(著)
真犯人はこの列車のなかにいる
HarperCollins
発売日:2025/9/25

「ぼくの家族はみんな誰かを殺してる」著者による謎解きミステリー

容疑者が乗客全員の豪華列車で起きる連続殺人。さまざまな伏線が張り巡らされ!?・・

 

8月 新刊ミステリ
注目!「ホワイトハートの殺人」 クリス・チブナル(著)
ホワイトハートの殺人
HarperCollins
発売日:2025/8/25

大人気、英国ミステリードラマ「ブロード・チャーチ」の制作、脚本を手掛けた著者の英国ミステリー

鹿の角をまとった猟奇的な死体。絵葉書のような村で何が起きているのか!?・・

 

「アンジェリック」 ギヨーム・ミュッソ(著)
アンジェリック
集英社
発売日:2025/8/21

フランスの大ベストセラーミステリー

フレンチミステリ作家の大御所の最新作。コロナ禍のパリ、元トップ・バレエダンサーの不可解な転落死が起きるが!?・・

 

7月 新刊ミステリ
「夜明けまでに誰かが」 ホリー・ジャクソン(著)
夜明けまでに誰かが
東京創元社
発売日:2025/7/30

「自由研究には向かない殺人」の著者、ホリー・ジャクソンの最新作

アメリカで初版50万部の傑作サスペンス

高校生のレッドは、友人3人、大学生2人とキャンピングカーで旅行に出かけた。しかし、人里離れた場所で何者かに狙撃され、車に閉じ込められる。狙撃者は、レッドたちにある要求を突きつける。6人のうち、ひとりが秘密を抱えている。制限時間は、夜明けまで!ーー

 

注目!「眠れるアンナ・O」 マシュー・ブレイク(著)
眠れるアンナ・O
新潮社
発売日:2025/7/29

世界35カ国で刊行のベストセラー、Netflix映画化決定

2転3転から覆されるクライマックスの超弩級のデビュー作

25歳の雑誌編集長のアンナ・オグルヴィ。4年前のある日、同僚2人が刺殺され、現場近くでナイフを手にしたまま深い睡眠に落ちていたアンナが発見される。以来、彼女は眠り続けている。心理学者で、睡眠が関わる犯罪の専門家・ベンは、アンナの治療を引き受けることになるが、事件は思いもかけない方向へと転がり落ちていき!?・・

 

「磔の地」 ジェイムズ・リー・バーク(著)
磔の地
新潮社
発売日:2025/7/29

[1998年] CWA最優秀長篇賞(ゴールド・ダガー)受賞作

米南部ミステリーの巨匠が犯罪小説に文学性を吹き込んだ傑作

ルイジアナ州アイビーリア郡。かつて私刑で父親を磔殺された写真家のミーガンが、刑事・ロビショーのもとを訪ねてくる。「拘置中の黒人が看守に虐待されている」と訴えてきた。真相を探るうち、様々な悲劇が表面化してきて!?・・

 

6月 新刊ミステリ
「9人はなぜ殺される」 ピーター・スワンソン(著)
9人はなぜ殺される
東京創元社
発売日:2025/6/30

「そしてミランダを殺す」「8つの完璧な殺人」などで知られる作家の最新作

アメリカ各地の9人に、ある日、自分の名を含む9つの名前だけが記されたリストが郵送されてくる。差出人も意図も不明だが、ホテル経営の老人が殺され、ランニング中の男性も背中を撃たれる。FBI捜査官のジェシカは、リストの名前の特定にかかるが!?・・

 

5月 新刊ミステリ
「欲望の大地、果てなき罪」 ピエール・ルメートル(著)
大いなる世界
早川書房
発売日:2025/5/22

フレンチミステリー界の巨匠の最新作

1946年、ベイルート。次男のフランソワは、長男・ジャンが犯した殺人を追う。さらに、三男・ティエンヌは、不審死を遂げた。長女のエレーヌにも秘密が!?・・

 

「罠」 キャサリン・R・ハワード(著)
罠
新潮社
発売日:2025/5/28

「56日間」で、コロナ渦サスペンスを描いたアイルランド女性作家の最先端サスペンス

アイルランドの片田舎。ウィックロー山脈付近の人気のない道路を、彼女は、ひとり歩いていた。そこに、男の運転する車が近づいてきて声をかける。約1年前の深夜、ダブリンのパブを出たまま行方不明となった妹の行方を捜し続ける女性・ルーシー。この数年、アイルランドでは、不可解な失踪事件が続いていて!?・・

 

4月 新刊ミステリ
注目!「沈黙」 アン・クリーヴス(著)
沈黙
早川書房
発売日:2025/4/23

【シェトランド四重奏】シリーズで知られるアン・クリーヴスの最新作

「哀惜」に続く、刑事マシュー・ヴェンシリーズ第2弾

ガラス職人のイヴが、父の遺体を発見する。凶器は、イヴが作った花瓶だった。マシュー警部は、聞き込みを進めるが!?・・

 

「罪の水際」 ウィリアム・ショー(著)
罪の水際
新潮社
発売日:2025/4/23

CWA(英国推理作家協会)最優秀長篇賞(ゴールド・ダガー)最終候補作

「イングランドの砂漠」と呼ばれる町が舞台の複雑な人間ドラマ

休職中の女性刑事・アレックスが遭遇したのは、花嫁ふたりの同性婚パーティ。そこに、山刀を隠し持った中年女性が乱入し、花嫁に「人殺し!」と叫ぶ騒動を引き起こす。中年女性は、一方の花嫁の元夫が7年前に行方不明になり妻に殺されたのではないかと疑う、母親だった。ケント州の海沿いの町・ダンジェネスを舞台に、行方不明事件、夫婦惨殺事件、町民を巻き込んだ大規模な投資詐欺など、様々な要素が絡みあい!?・・

 

3月 新刊ミステリ
「世界の終わりの最後の殺人」 スチュアート・タートン(著)
世界の終わりの最後の殺人
文藝春秋
発売日:2025/3/12

本格ミステリ・ベスト10【2020】で第2位「イヴリン嬢は七回殺される」に続き、このミステリがすごい!2023年版【海外編】で第4位の「名探偵と海の悪魔」の著者の最新作

何重もの特殊設定の本格ミステリー

奇怪な霧で滅びた地球。生存者の住む最後の島で殺人が発生するが、住民の記憶は消されていて!?・・

 

「孔雀と雀 アラブに消えゆくスパイ」 I・S・ベリー(著)
アラブに冬を呼ぶスパイ
早川書房
発売日:2025/3/19

アメリカ探偵作家クラブ賞【最優秀新人賞】など、7冠の傑作スパイ小説

中東バーレーンの反政府運動を探るのが、最後の任務となったCIA職員のシェーン。しかし、爆破テロが国王の自作自演である疑惑が浮上して!?・・

 

2月 新刊ミステリ
 「闇より暗き我が祈り」 S・A・コスビー(著)
闇より暗き我が祈り
早川書房
発売日:2025/2/19

「頬に哀しみを刻め」で、このミステリがすごい2024年版【海外篇】第1位など、クライムノヴェルの大物のデビュー作

私立探偵のネイサンは、白人の父と黒人の母を持つ。牧師殺害事件の調査に乗り出すが、事件の鍵を握るUSBを手に入れたことで命を狙われ!?・・

 

「19号室」 マルク・ラーベ(著)
19号室
東京創元社
発売日:2025/2/28

2か月連続刊行のドイツ・ミステリ第2弾

ベルリン国際映画祭の開会式場に、予定外の映像が上映され、悲鳴が響き渡る。その映像は、女優で市長の娘が、何者かに襲われ、大きな釘でひと突きされていた。。トム・バビロン刑事は捜査を始めるが、臨床心理士・ジータは、映像の壁に残されていた「19」の文字に戦慄し!?・・

 

1月 新刊ミステリ
「西遊記事変」 馬伯庸(著)
西遊記事変
早川書房
発売日:2025/1/8

「西遊記」の裏側を描くミステリ

天竺へと向かう三蔵法師。仙界の太白金星に住む李長庚は、81の試練を与えることになった。しかし、そこには仙界の大物達が企てる隠された目的が見え隠れし!?・・壮大な計画の鍵は、孫悟空にあるという・・

 

「17の鍵」 マルク・ラーベ(著)
17の鍵
東京創元社
発売日:2025/1/30

ドイツミステリのベストセラー

2か月連続刊行のシリーズ第1弾

早朝のベルリン大聖堂。丸天井の下に、女性教師が吊り下げられていた。トム・バビロン刑事が現場にかけつけるが、被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。それは、トムが子供の頃に、川で見つけた死体のそばにあった鍵と同じものだった。。それは、10歳で失踪した妹が持ち出したままだったが!?・・