タイムトラベル小説25選|時間旅行SFや物語

タイムマシン、タイムスリップ、タイムリープなど、タイムトラベル小説まとめ。

時間旅行者SFや、時間をテーマに扱った小説も掲載しています。

過去、未来など時空を超えて虚実入り乱れるタイムトラベル小説の古典なども。

タイム・トラベル小説

「タイム・マシン」 H・G・ウェルズ(著)

「タイムマシン」というアイデアを広めた元祖

時間旅行SFの原点となった表題作「タイム・マシン」など6編

サイエンス・フィクション(SF)の巨人・ウェルズの作品群。現代SFのアイデアとなっている作品多数。

 

「タイム・シップ」 スティーヴン・バクスター(著)

H・G・ウエルズの名作「タイム・マシン」刊行百周年を記念して書かれた、英米独日4カ国のSF賞を受賞した量子論SFの傑作

1891年、タイム・マシンを発明した時間航行家は、西暦80万2701年の未来を目指し、再び未来へ旅立った。しかし、彼が辿り着いたのは、高度な知性を有するモーロック族が支配する、異なる時間線の未来であった。

 

「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン(著)

タイムトラベルものの元祖で、古典の名作

バックトゥ・ザ・フューチャーやドラえもんの元ネタとも言われています

ぼくの飼い猫のピートは、冬になると「夏への扉」を探しはじめる。家にあるドアのひとつが、夏に通じていると信じている。1970年の冬、ぼくもまた「夏への扉」を探していたーー

 

「ふりだしに戻る」 ジャック・フィニイ(著)

タイムトラベル小説の傑作

ニューヨーク暮らしにうんざりしていたサイモン・モーリー。90年前に投函された青い手紙に秘められた謎を解くため、過去ー1882年のニューヨークへ旅立つ。

 

「リプレイ」 ケン・グリムウッド(著)

タイムリープの原点

「人生をもう一度やり直せたら」という夢を実現した男の意外な人生ー

ニューヨークのラジオ局で、ディレクターをしているジェフは、43歳の秋に死亡した。気がつくと学生寮にいて、どうやら18歳に逆戻りしたらしい。記憶と知識は元のままで、身体は25年前のもの。しかし、再び、同日同時刻に死亡し!?・・

 

「タイム・シェルター」 ギオルギ・ゴスポディノフ(著)

[2023年] 国際ブッカー賞 受賞作

時間テーマのSF、タイムトラベラー

ブルガリアの作家で、ブルガリアで最も権威のある文学賞を2度、受賞

過去は楽園か、それとも監獄か!?ーー

アルツハイマーを治療するクリニック。懐かしい記憶を追体験することで症状の改善を目指す患者。しかし、再現度が高まるほど、現実逃避を望む者が集い!?・・

 

「11/22/63」 スティーブン・キング(著)

11/22/63
文藝春秋
発売日:2016/10/7

このミステリーがすごい!2014年版【海外編】第1位

スティーブン・キングのタイムスリップものの傑作

過去に戻り、ケネディ暗殺の歴史を塗り替えようとするというストーリー。ダラスの街の描写が秀逸です。

 

「イヴリン嬢は七回殺される」 スチュアート・タートン(著)

[2018年] コスタ賞 受賞作

週刊文春ミステリーベスト10 第2位

本格ミステリ・ベスト10 第2位

館ミステリ+タイムループ+人格転移の超絶SF本格ミステリ

タイムループ&人格入れ替わり殺人ミステリ

森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。ハードカースル家に招かれた多くの客が、夜に行われる仮面舞踏会で社交に興じていた。そこに、わたしは、全ての記憶を失って辿り着いた。しかし、目覚めると、時間が同じ日の朝に巻き戻って、意識が別の人間に宿っていることに気づく。そこに、仮面をかぶった人物がささやく。「今夜、令嬢イヴリンが殺される。」と・・

 

時間SF小説

「逆まわりの世界」 フィリップ・K・ディック(著)

時間逆行ものの古典で幻の傑作

1986年、ホバート位相と名づけられた時間逆流現象のために、世界は一変した。死者は墓から甦り、生者は若返り子宮に戻ってゆく。死者の再生と売却を請け負うセバスチャン・ヘルメスは、ユーディ教の始祖、トマス・ピークを墓から掘り出したことで、公安機関〈消去局〉とユーディ教指導者、ローマ・シンジケートをめぐる戦いに巻き込まれ!?・・

 

「時間衝突」 バリントン・J・ベイリー(著)

未来から過去へ流れるアイデアに真正面から挑んだ、究極の時間SF

異星人の技術を用いてタイムマシンを開発し、過去へと旅立つーー

異星人との戦争で、過去の遺産が失われた地球。異星人が遺した遺跡を調べていた考古学者たちのもとに、驚くべき資料が届けられる。300年前に撮られた1枚の写真に、現在より遥かに古びた遺跡の姿が写っていたのだ。遺跡は、年とともに新しくなっているのか!?・・

 

「クラウド・アトラス」 デイヴィッド・ミッチェル(著)

クラウド・アトラス
河出書房新社
発売日:2013/1/22

「時間」と「運命」の壮大なテーマを描いた時間SF作品

時代を超えた6つの物語が展開

クローン、映画、原発、音楽、伝染病。SF、ミステリ、コメディなど、ジャンルを横断する実験的超大作。 映画化済み。

 

「スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア(著)

自分の生涯の未来と過去とを往来する時空の超越

「時間からの脱却」や「時間への囚われ」という形で、時間そのものもテーマに

時間旅行者になっていたビリー・ピルグリム。大富豪の娘と幸福な結婚生活を送り、異星人に誘拐され動物園に収容され、やがては第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となる。連合軍によるドレスデン無差別爆撃を受けるが!?・・

 

「時空の支配者」 ルーディ・ラッカー(著)

時空の支配者
早川書房
発売日:1995/2/1

アメリカ古典SFの巨匠、ルーディ・ラッカーのSFコメディ

主人公は、時空支配装置という機械を手に入れ、時間と空間をもてあそぶが!?・・

 

「時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ」 劉 慈欣(著)

未来世界テーマのSF

中国SFの巨匠・劉慈欣の全13篇を収録の傑作短篇集 第2弾

表題作「時間移民」ー 環境悪化と人口増加で、政府はやむなく「時間移民」を決断する。全世界に建設された200棟の冷凍倉庫に眠る、合計8,000万人の移民を率いて、大使は未来へと旅立つ!?・・

 

「時間の王」 宝樹(著)

時間SFテーマの全7篇

中国SFの超新星で、時間SFの名手による超絶エンタテイメント短篇集

表題作「時間の王」ー 自在に時を飛ぶ「時間の王」となった主人公の冒険と苦難を描くー

 

国内作家の作品

「タイム・リープ-あしたはきのう」 高畑 京一郎(著)

タイム・リープ-あしたはきのう
KADOKAWA
発売日:2022/10/25

タイムリープものの金字塔作品の新装版

高校2年生の鹿島翔香は、ある日、昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。日記の言葉に従い、クラスメートの秀才・若松和彦に協力を頼む。しかし、翔香はただの記憶喪失ではなく、あるルールに則って時を移動しているようで!?・・

 

「七回死んだ男」 西澤 保彦(著)

SF本格ミステリの金字塔の新装版

鮮やかな結末のタイムループ × ミステリー

同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」にはまる特異体質を持つ、高校生の久太郎。新年会で後継者を決めると言い出した資産家の祖父が、何者かに殺されてしまう。祖父を救うため、久太郎はあらゆる手を尽くすが!?・・

 

「時空旅行者の砂時計」 方丈 貴恵(著)

2019年(第29回)鮎川哲也賞 受賞作

クローズド・サークル、特殊設定ミステリ、屋敷見取り図など、ミステリ好きにおすすめ

約60年前にタイムトラベルした加茂。妻を救うため、竜泉家の人々を襲った「死野の惨劇」の真相を解明しようとするが!?・・ 竜泉家の別荘で、不可能殺人と竜泉家一族の呪いを解放できるのか!?ーー 本格ミステリ作家のデビュー作。



時間小説(時間の流れに関連した作品)

「モモ」 ミヒャエル・エンデ(著)

ドイツ児童文学賞 受賞作

世界的ロングセラーの名作ファンタジー小説

時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子・モモのふしぎな物語。時間に追われ、人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に、風変りな少女・モモが、「時間」の真の意味を気づかせます。

 

「パラドクス・ホテル」 ロブ・ハート(著)

パラドクス・ホテル
東京創元社
発売日:2025/3/12

NPR ベストブック2022選出作

時間犯罪取締局(TEA)の元調査官・ジャニュアリーは、タイムトラベラー特有の病気・時間離脱症(アンスタック)を患い退職し、時空港(タイムポート)併設ホテルの警備主任をしている。未来や過去を幻視する彼女は、時間の止まった死体を目撃したり、自分の銃殺シーンを幻視したため、調査を開始するが!?・・

 

「時の矢:あるいは罪の性質」 マーティン・エイミス(著)

英文壇の寵児児が放つ、世界初の「逆語り小説」

時系列だけでなくシーンそのものが逆回しで描かれるという異色作

私には、世界はフィルムが逆さまに回っているように見える。世界はいったいいつから意味をもち始めたのか!?ーー

 

「10:04」 ベン・ラーナー(著)

10:04
白水社
発売日:2017/2/22

オースター、フランゼンも評価する米の若手作家

時間にまつわる話も豊富な1冊

小説の執筆に挑む詩人の、美しく愉快な語りーー

何が言いたいかというと、僕の体は各部分が神経学的な自律性ー空間的であると同時に時間的なーを持ち始めたということだ。

 

「ディスクロニアの鳩時計」 海猫沢 めろん(著)

「時間とは何か」を問う物語の重要なテーマ

拡張現実〈カクリヨ〉と人工知能に覆いつくされた近未来の日本。17歳の少年・白鳥鳥彦は、不思議な少女・時彫幽々夏と出会う。彼女は、時間に関するあらゆる事物を収集する謎の大富豪〈時彫家〉の令嬢だった。その瞳を覗き込んだ瞬間、鳥彦は、激しい殺人衝動に貫かれ!?・・

 

「虚人たち」 筒井 康隆(著)

第9回(1981年)泉鏡花文学賞 受賞作

時間に関する実験的な作品

同時に、しかも別々に誘拐された妻と娘の悲鳴がはるかに聞こえる。自らが小説の登場人物であることを意識しつつ、主人公は必死に捜索するが!?・・ 超虚構文学の幕開けとなった記念碑的作品。

 

時間についての哲学書籍

「Up011 時間と自由」 ベルクソン(著)

Up011・時間と自由
白水社
発売日:2026/3/18

ノーベル文学賞受賞哲学者の代表作

20世紀フランスの哲学者で、生命や意識の本質を探求したアンリ・ベルクソンの時間の書籍

真の時間は、意識の中にある。時間を、時計のような区切られた点の集まりではなく、意識の内的持続の中に見るーー