《クィア小説》の有名小説をまとめています。
LGBTQ+など、性的マイノリティや性別、愛の概念に当てはまらない「クィア」視点のSF作品。
未知の身体性、関係性を描くスペキュレイティブ・フィクション(思弁的)の一種です。
【クィア文学】小説
「クィア短編小説集」 A.C.ドイル(著)
「クィア」な視点から巨匠たちの作品を集約した8編
本邦初訳 G.ムア「アルバート・ノッブスの人生」を含む、不思議で奇妙で切ない作品群。
「キャロル」 パトリシア・ハイスミス(著)
サスペンスミステリの巨匠、パトリシア・ハイスミスのクィア小説
映画化原作ベストセラー
サスペンスの女王による、2人の女性の恋の物語。クリスマス、おもちゃ売り場の女店員はキャロルと出会い!?・・
「ジョヴァンニの部屋」 ジェームズ・ボールドウィン(著)
LGBTQ文学の傑作
アメリカで再注目の黒人文学作家で、マルコムX、キング牧師らとともに60年代公民権運動の中心的役割を担った思想家・ボールドウィンの生誕100年を記念した代表作
1950年代のパリ。遊学中のアメリカ人青年・デイヴィッドは、婚約者・ヘラが長期旅行で不在の間に、イタリア人男性・ジョヴァンニと恋愛関係になる。ジョヴァンニの部屋で2人は同棲生活を送るうちに、デイヴィッドは封印してきた過去がよみがえり!?・・
「スイミングプール・ライブラリー」 アラン・ホリングハースト(著)
20世紀、英国ゲイ社会の歴史の仮面を剥ぎ、英国で大ヒットした一大問題作
ひとりは25歳、ひとりは83歳。2人の貴族が出会った。時と場所を越え、奇妙に符号する2人の人生を通して描かれる作品。
「エンジェルス・イン・アメリカ」 トニー・クシュナー(著)
ピュリツァー賞、トニー賞受賞作品
エイズ時代の黙示録
エイズをめぐり、様々な分野で真摯なアプローチがなされる中、中核を占める問題作。
「恋をする躰」 ジャネット・ウィンターソン(著)
なぜ愛の重みは失ってみて初めてわかるものなのだろう!?ーー
運命の人との出会い、別れ、再会を、愛という光に導かれ、恋人の躰を読みといてゆく過程に美しく描く。
「クィア」 ウィリアム・S・バロウズ(著)
長らく封印されてきた告白的純愛小説
笑いにまみれた孤独と喪失感ーー
麻薬中毒者・リーは、青年アラートンとともに南米へと旅に出る・・
「アドリエンヌ・リッチ詩集」 アドリエンヌ・リッチ(著)
アメリカを代表するフェミニストで詩人
フェミニズムの歴史の中で、重要な理論的基盤を提供してきたリッチの変遷を辿る選詩集ーー
男と女の間の差異だけでなく、あらゆる女性間にある「内なる差異」をも重視し、「個人的なもの」と「政治的なもの」を結びつけた作品。
「ゲイ短編小説集」 オスカーワイルド(著)
近代英米文学の巨匠たちの「ゲイ小説」が一堂に会して登場
ゲイ文学の「古典」としても必読の書。ワイルド、ロレンス、フォースターら大作家の作品群。これぞゲイ・キャノン。
「紅楼夢」 船越 達志(著)
中国古典小説の最高峰
「源氏物語」とも並び称される清代の小説「紅楼夢」
長大な物語を、石の神話、恋愛譚、貴族生活崩壊譚、女性列伝、戒淫といった流れごとにダイジェスト。原文の魅力を損なわず読み通すことのできる入門編。男性同性愛描写や女性同性愛描写など、クィア小説として読んでも面白い1冊。
【クィアSF】小説
注目! 「混沌輪舞」 洪凌(著)
クィアSFの第1人者で、華文SF・ファンタジーの金字塔
台湾のクィア小説第1人者による、スペースオペラとポストヒューマンを融合させた壮大な物語
超越的な視点から、神と獣の戦いを描くーー
「フーガ黒い太陽」 洪 凌 (著)
クィアSF小説作家による、雑種ハイブリッドなアンソロジーの初邦訳
異端の生命・吸血鬼、さらにはSFファンタジーの奇々怪々なる異星の存在が跋扈する宇宙空間へーー
「結晶するプリズム:翻訳クィアSFアンソロジー」 井上彼方, ジェニー・カッツォーラ, イン・イーシェン, ナディア・ションヴィル(著)
クィア短編小説を収録したSFアンソロジー5編
世界の5つの地域(アジア・アフリカ・北米・カリブ海・ヨーロッパ)から集めた選りすぐりの作品群
アセクシュアルでデミロマンティックの狼男の物語、自らが同性愛者であることに気がついていく島国の王子の物語、父権制社会を打倒しようと立ち上がるレジスタンスたちの物語、植物に憧れる植物学者を通してジェンダーユーフォリアを描いた物語など・・
「ドリフトグラス」 サミュエル・R・ディレイニー(著)
華麗なる文体の愛と暴力の結晶体、全17篇
アメリカの神話的SF作家サミュエル・R・ディレイニーの全中短篇
名作「時は準宝石の螺旋のように」「スター・ピット」の他、代表作にして最高傑作「エンパイア・スター」を新訳で収録。
「アインシュタイン交点」 サミュエル・R. ディレイニー(著)
ネビュラ賞に輝く幻の名作
著者の神話2部作とも呼ばれている代表作のひとつ
遠未来の地球。消え失せた人類に代わり、異星生物が文明を再建しようと住みついていた。不思議な青年・ロービーは、人の心を音楽で奏でることができた。恋人の死を機に旅に出た彼は、古代のコンピュータ、ドラゴン使い、海から来た暗殺者などとの出会いを経て、世界の謎を解き明かしてゆく!?・・
「フィーメール・マン」 ジョアナ・ラス(著)
フェミニズム文学の旗手で、女流作家のクィアSF
男性だけが罹る疫病で女性だけが生きのこり、科学の力で単性生殖が可能になっている未来・・
「ピエタとトランジ」 藤野 可織(著)
第1回 みんなのつぶやき文学賞【国内編】第4位
芥川賞作家によるガールズ・エンターテイメント
天才的頭脳を持つ女子高生探偵・トランジと、その才能に惚れ込むギャルのピエタ。シスターフッドにミステリー&友情物語。
「感応グラン=ギニョル」 空木 春宵(著)
全5編の短編集
独特の世界観で幻想的なSF小説
昭和初期、浅草六区のアングラ劇団。芝居小屋〈浅草グラン=ギニョル〉は、夜ごと少女達による残酷劇が演じられている・・



















