アラブ小説国際賞【歴代受賞作品】一覧-アラビア語の文学

アラブ小説国際賞は、「アラブのブッカー賞」とも言われ、アラブ世界で最も権威がある文学賞と言われています。

現代創作のアラビア語の作品に与えられ、2008年に設立された比較的、新しい文学賞です。

ロンドンのブッカー賞財団により運営され、アブダビ文化観光局(DCT)により資金提供されています。

歴代受賞作品一覧

2024年 受賞作: 「A Mask, the Color of the Sky (原題)(空色の仮面)」 バシム・カンダクジ(著)

2024年の受賞者は、パレスチナ人作家のバシム・カンダクジ氏です。

イスラエルの刑務所に20年間収監され、終身刑を宣告されています。

家族の別離、強制退去、ジェノサイド(集団殺害)、人種差別などの現実を解き明かしている作品とのことです。

 

2023年 受賞作: 「水脈を聴く男」 ザフラーン・アルカースィミー(著)

水脈を聴く男
書肆侃侃房
発売日:2025/5/7

オマーンが舞台の水をめぐる傑作長編

アラビア半島、雨が殆ど降らない小国オマーン。地下水路(ファラジュ)による独自の灌漑システムは、砂漠の地を潤してきたーー

井戸で発見された溺死体から取り出された胎児。水源を探し当て、村を旱魃から救った少年の評判は遠方までどどろき、「水追い師」として各地で引き手あまたとなるが!?・・

 

2022年 受賞作(※未邦訳): 「ミラドおじさんの食卓のパン」 モハメド・アルナアス(著)

 

2021年 受賞作 (※未邦訳): 「書店員のノート」 ジャラル・バルジャス(著)

 

2020年 受賞作 (※未邦訳): 「スパルタ宮廷」 アブデルアハブ・アイサウイ(著)

 

2019年 受賞作 (※未邦訳): 「ナイトメール」 ホダ・バラカット (著)

 

2018年 受賞作 (※未邦訳): 「第二次犬戦争」 イブラヒム・ナスララ (著)

 

2017年 受賞作 (※未邦訳): 「小さな死」 モハメド・ハサン・アルワン (著)

 

2016年 受賞作 (※未邦訳): 「運命:ホロコーストとナクバの協奏曲」 ラバイ・アル・マドフーン (著)

 

2015年 受賞作 (※未邦訳): 「イタリア人」 シュクリ・マブフート(著)

 

2014年 受賞作: 「バグダードのフランケンシュタイン」 アフマド・サアダーウィー(著)

イラクの作家として初めてア​​ラブ小説国際賞を受賞

2005年前後の激動のバグダードの様子がわかり、おすすめの1冊です。

爆弾テロが日常茶飯事になっている混沌としたバクダードの描写。