オー・ヘンリー賞の歴代受賞作品を一覧で掲載しています。
歴史的に、そうそうたる面子の作家が受賞してきたO・ヘンリー賞(オー・ヘンリー)。
その中から、近年の翻訳されている作家の受賞作品をまとめています。
O・ヘンリー賞(オー・ヘンリー)とは!?
O・ヘンリー賞は、アメリカの文学賞です。
アメリカ、カナダで出版された英語による優れた短編小説に与えられます。
1919年に創設された、歴史ある文学賞です。
過去の受賞者には、ヘミングウェイ、フォークナー、フィッツジェラルド、スタインベックなどの大御所から、カポーティー、サリンジャー、トマス・ピンチョン、ウディ・アレンなどがいます。
また、ミニマリズム文学の旗手レイモンド・カーヴァーなども受賞しています。
歴代受賞作一覧
2024年受賞作: 「The Best Short Stories 2024」 Amor Towles(編集)
2014年受賞作: 「おれの眼を撃った男は死んだ」 シャネル・ベンツ(著)
犯罪と暴力の渦中にたたずむ人々を描いた10編の短編集
O・ヘンリー賞受賞作「よくある西部の物語」を含む傑作
南北戦争で両親を亡くした少女は、虐待を受けていたおじ一家から兄の手により助けられ、外の世界へと足を踏み出すーー「よくある西部の物語」
2013年受賞作: 「地図に仕える者たち」 アンドレア・バレット(著)
O・ヘンリ−賞受賞作「地図に仕える者たち」を含む、6篇からなる中短編集
大英帝国統治下のヒマラヤ山脈。地図製作のために測量に従事していた男。彼は、愛する妻子をイギリスに残し、高地の植生に魅せられていく。そんな時、ヒマラヤ地域を放浪するフランス人から、驚くべき事実を知らされるーー「地図に仕える者たち」
2012年受賞作: 「黄金の少年、エメラルドの少女」 イーユン・リー(著)
O・ヘンリー賞受賞作「優しさ」「黄金の少年、エメラルドの少女」の2編を収録
9つの短編集
愛と孤独を静かに描いた表題作ー「黄金の少年、エメラルドの少女」。現代中国を舞台に、代理母問題を扱った衝撃の話題作など・・
「ディア・ライフ」 アリス・マンロー(著)
[2013年] ノーベル文学賞 受賞作家
O・ヘンリー賞受賞作の「コリー」「ディア・ライフ」を含む全14篇の短篇集
引退を表明している著者のフィナーレを飾る最後の短篇集。
チェーホフ以来、最も優れた短篇小説家の名人技。平凡な人びとの途方もない人生、その深淵。
2010年受賞作: 「遠い部屋、遠い奇跡」 ダニヤール・ムイーヌッディーン(著)
O・ヘンリー賞の受賞作「遠い部屋、遠い奇跡」「甘やかされた男」を含む8つの短編
パキスタン系作家による心を打つ連作短篇集
1970年代~現代までのパキスタン、ラホール近郊。パキスタンの様々な土地と人々を描き出す傑作。
2008年受賞作: 「林檎の木の下で」 アリス・マンロー(著)
O・ヘンリー賞の受賞作「なんのために知りたいのか?」を収録
人生のすべてが凝縮されたような自伝的短篇集ーー
17世紀、エディンバラの村に暮らしていた祖先、19世紀前半に、一家三代でカナダへ。物書きの血が脈々と流れるマンロー一族を、3世紀にわたる物語として辿りなおす。
2006年受賞作: 「ベスト・アメリカン・ミステリ アイデンティティ・クラブ」 ジョイス・キャロル オーツ(著)
所収の「オールド・ボーイズ、オールド・ガールズ」エドワード・P・ジョーンズ(著)が受賞
2003年受賞作: 「アメリカにいる、きみ」 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(著)
O・ヘンリー賞の受賞作「アメリカ大使館」を含む10編からなる短篇集
最年少でオレンジ賞(現:女性小説賞)を受賞したアフリカ出身の女性作家による作品集
ナイジェリアの少女が、コネチカットに渡って体験するアメリカンライフなど、感受性の高い、女性の心理を描いた作品群。
1998年受賞作: 「アメリカの鳥たち」 ローリー・ムーア(著)
O-ヘンリー賞受賞作「ここにはああいう人しかいない」を収録の12篇
女と男の不安と孤独をシニカルに描く短篇集
母は娘にまとわりついて、プロデューサーは女優を脱がせたがる。口先だけの男に退屈な夫、成就しない不倫・・
おわりに
アイルランドの文豪、ウイリアム・トレーヴァーが、3度の受賞を果たしています。
「現代最高の短編小説家」と呼ばれています。
2016年に惜しくも逝去した名匠・トレヴァー、最後の短篇集
ストーリーテリングの妙味と人間観察の精細さが頂点に達した全10篇
また、O・ヘンリー賞を3度受賞の作家イーディス・パールマンの短編集も発売されています。
短編の名手で「世界最高の短編作家」とも言われている作家です。
[2011年] 全米批評家賞 受賞作
PEN / マラマッド賞 受賞作
O・ヘンリー賞を3度受賞の短篇作家による、34篇を収録した傑作短篇集
双眼鏡で隣人宅をのぞく少女が見た重い現実とは!?ー「表題作」、第二次世界大戦中のロンドンで、難民の保護活動に携わるソーニャと、人々との交流を描くー「愛がすべてなら」など..












