イタリア《ネオレアリズモ文学》の代表的な作家の代表作をまとめています。
イタリアの文学運動・潮流で、ファシスト政権下での小説が代表的です。
戦後のイタリア文学を代表する傑作など、読んでおきたいヨーロッパ文学の作品群。
ネオリアリズモ文学(ネオレアリズモ文学)とは!?
ネオリアリズム文学(新現実主義)は、第2次世界大戦中、戦後のイタリアで展開された文学運動です。
文学においては、戦中・戦後の苦難を描き、イタリアの新しいリアリズムの潮流として知られています。
反ファシズム闘争の経験から、イタリアの社会的、文化的現実を直視し、歪みを暴く作家の作品が刊行されています。
ネオリアリズモ文学の代表的作品
「シチリアでの会話」 エリオ・ヴィットリーニ(著)
イタリア・ネオレアリズモ文学の祖と呼ばれる作者の代表作
ヴィットリーニは、スペイン内戦の勃発に強い衝撃を受け、反フランコの活動に身を投じる。ファシズム当局の弾圧に脅かされながらも本書は版を重ね、来るべきレジスタンスの精神的基盤を作り上げていった。
「故郷」 チェーザレ・パヴェーゼ(著)
「シチリアでの会話」ヴィットリーニ(著)と並ぶイタリア、ネオ・リアリズム文学の原点
反ファッショ運動を理由に流刑され、イタリア南端の僻村から釈放されたパヴェーゼの作品。
イタリアの大都市・トリノから田舎にやってきたベルト。そこに住む人々との交流。
「同調者」 アルベルト・モラヴィア(著)
ネオレアリズモの代表的存在
第二次世界大戦中は、ムッソリーニ政権から作品を禁書に指定された作品
13歳のときに殺人を犯したマルチェッロ。やがて、ファシズム政権下の政治警察の一員になる。人並みな結婚を目前に、ある暗殺計画に関わるが、そこで思わぬ感情の昂ぶりを感じ!?・・
「キリストはエボリで止まった」 カルロ・レーヴィ(著)
戦後のイタリア文学を代表する傑作
反ファシズム活動の罪で政治囚として流刑に処されたカルロ・レーヴィ。そこで目のあたりにした、南イタリアの苛烈な現実。現代文明から隔絶した寒村での生活を描きだすーー
「くもの巣の小道」 イタロ・カルヴィーノ(著)
現代小説の鬼才・カルヴィーノの文学的原点の傑作
パルチザンの行動と生活を、少年の目を通して寓話的に描くーー
パルチザン部隊に加わった少年・ピン。そこは、「愛すべきおちこぼれ」たちのふきだまりだった。普段、酒や女で頭がいっぱいの彼らが、「死」をもってあがなおうとしているのは何なのだろうか!?・・
「貧しき恋人たち」 ヴァスコ・プラトリーニ(著)
1930年代のフィレンツェ。ファシスト党独裁政権下の貧しい下町。そこで、貧困の中で生きる人々や若者たちの愛と連帯を描いた名作。






