北欧のフィンランドは、スカンジナビア半島の東にあり、サンタクロースやトナカイ、ムーミン、オーロラ、サウナの数などで有名で、森などの自然が豊富な国です。
ヘルシンキが舞台になっている小説も多くあります。
そんな、フィンランド作家の小説をまとめています。
フィンランドの小説
ヘルシンギン・サノマット文学賞とは!?
フィンランド語で書かれた優れた純文学処女作品に贈られる文学賞です。
「若く逝きしもの」 フランス・エーミル・シッランパー(著)
【1939年】ノーベル文学賞 受賞者
北欧の大自然で、ひたむきに生きた姿を描いた感動の物語
フィンランドの農村に暮らす少女・シリヤ。過酷な運命に翻弄されながらもひたむきに生きるが!?・・
「極北の海獣」 イーダ・トゥルペイネン(著)
ヘルシンギン・サノマット文学賞 受賞作
18世紀ロシア、19世紀アラスカ、現代フィンランド・・
絶滅した巨大海棲動物・ステラーカイギュウを巡る冒険譚。3世紀に渡り情熱を燃やす人々が歴史を変える!?・・
フィンランド・ミステリー小説
推理の糸口賞とは!?
フィンランドでは、1984年にフィンランド・ミステリー協会が設立されています。
推理の糸口賞は、フィンランドのミステリ作家に贈られる賞です。
1985年に開始された賞で、前年の優れたミステリに贈られます。
ジェイムズ・トンプソン
シリーズの4冊があります。
- 「極夜カーモス」
- 「凍氷」
- 「白の迷路」
- 「血の極点」
第2弾の「凍氷」は、ヘルシンキの街描写や国事情、歴史の問題点などが豊富。
レーナ・レヘトライネン
フィンランドの女性作家で、シリーズで多くの作品が翻訳されています。
フィンランドの「ミステリの女王」と形容されることもあります。
中でも「雪の女」が有名で、「氷の娘」や「要塞島の死」などの作品も。
その他の作家のフィンランドミステリ
推理の糸口賞を受賞したフィンランド内戦の歴史を絡めたミステリ「処刑の丘」などもあります。
フィンランドがNATO加盟への申請が話題になっていますが、隣国ロシアとの関係など、フィンランドの歴史がわかり良作だと思います。
マッティ・ロンカの「殺人者の顔をした男」は、へニングマンケル「殺人者の顔」とタイトルが似ていますが、別物です。
ミレニアムシリーズに似たヤングアダルト向けの「ルミッキシリーズ」などもおすすめです。トペリウス賞受賞作家による北欧ミステリー3部作です。
フィンランド・ミステリーの読書感想文
フィンランドが舞台の北欧ミステリです。『極夜カーモス』から続くシリーズ第2弾です。
2つの事件と向き合いながら歴史と現在の交錯、国事情やヘルシンキの街描写、歴史の問題点などが良かったです。ノワール小説のような感じです。
ヘルシンキの街情景なども豊富!
このシリーズは4冊あり、4作目は『血の極点』ですが、この2巻「凍氷」が一番面白かったです。
このシリーズは4冊ありますが、この2巻目の「凍氷」が一番面白かったです。