ロシア&旧ソ連が舞台の15冊|警察小説&ミステリー

ロシアや旧ソ連が舞台の小説(ミステリ、スパイ、警察小説)をまとめています。

ロシア(ソ連)の小説は、冷戦絡みのミステリーやスパイ小説、警察小説が多くあります。

現代ロシア文学の作家の注目作品も掲載しています。

ロシア(旧ソ連)が舞台の小説 【近刊中心】

「ドクトル・ガーリン」 ウラジーミル・ソローキン(著)

ドクトル・ガーリン
河出書房新社
発売日:2025/8/27

世界で評価の高い現代文学の怪物作家の最新作

「現代ロシアのモンスター」と呼ばれる作家の集大成的傑作

近未来の異世界に響きわたる。G8首脳のクローンと医師ガーリンは、核攻撃を避けるため北へ向かい!?・・ ハバロフスクなど。

 

「青い脂」 ウラジーミル・ソローキン(著)

青い脂
河出書房新社
発売日:2016/4/6

現代ロシア文学の挑戦的な歴史改変小説

1954年モスクワ。7体の文学クローンが生みだす物質「青脂」をめぐり、スターリン、ヒトラー、フルシチョフらの争奪戦が始まる!?・・

 

「クレムリンの魔術師」 ジュリアーノ・ダ・エンポリ(著)

クレムリンの魔術師
白水社
発売日:2022/11/27

【2022年】バルザック賞 受賞作

[2022年] 仏ゴンクール賞 最終選考作品

プーチンの「演出家」の告白をもとにした政治小説

「ウクライナ戦争はなぜ起きた?」ロシア権力の歴史をリアルに描く。

2022年のゴンクール賞受賞作「生き急ぐ」ブリジット・ジロー(著)との最終選考では、真っ二つに別れ難航したそうです。13回もの投票で惜しくも受賞を逃しましたが、評価されている証拠かもしれません。

 

「ドクトル・ジヴァゴ」 ボリス・パステルナーク(著)

ドクトル・ジヴァゴ
未知谷
発売日:2013/3/14

ソ連において発禁処分となり、1958年に、自身の承諾なしに海外で出版され、ノーベル文学賞を受賞しました。

しかし、ソ連の迫害により辞退。

2020年の各種ミステリランキングで上位にランクインしている「あの本は読まれているか」の題材にもなっています。

 

「モスクワの伯爵」 エイモア・トールズ(著)

モスクワの伯爵
早川書房
発売日:2019/5/23

全米140万部突破

1922年モスクワ、革命政府により高級ホテルに軟禁されるロシア貴族。

ホテルを一歩出れば、銃殺刑が待っている。伯爵が選んだのは、紳士の流儀を貫くこと。閉ざされた世界で人生を再発見する・・



ロシアが舞台のミステリー、スパイ、警察小説

「シベリアをおれの手のなかに」 ジョシュ・ヘイヴン(著)

シベリアをおれの手のなかに
早川書房
発売日:2026/1/21

ロシア政府は、産業の民営化を目指し株式を配った。金儲けのため株を買い集める2人の男は、同じく株を狙うマフィアと対峙することに!ーー

 

「チャイルド44」 トム・ロブ・スミス(著)

チャイルド44
新潮社
発売日:2008/8/28

英国推理作家協会イアン・フレミング・スチール・ダガー賞 受賞作

このミステリーがすごい!2009年版【海外編】第1位

スターリン政権下、実際にあった連続殺人から着想を得たミステリ小説。

3部作品で「グラーグ57」「エージェント6」の続編があります。

スターリンの粛清時代やアフガン侵攻など、ソ連の現代史が満載で傑作です。

 

「ゴーリキー・パーク」 マーティン・クルーズ スミス(著)

ゴーリキー・パーク
早川書房
発売日:2008/9/1

英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞 受賞作

東西冷戦時代、共産主義のソ連、モスクワが舞台の傑作警察小説。

鉄のカーテンに閉ざされた旧ソ連社会の暗部が浮かびあがる

 

「イコン」 フレデリック・フォーサイス(著)

イコン
KADOKAWA
発売日:1998/9/1

軍事ミステリの巨匠フレデリック・フォーサイスの大型スパイスリラー

混迷する近未来ロシアを描く

 

「モスクワ・コネクション」 ロビン・ムーア(著)

モスクワ・コネクション
KADOKAWA
発売日:1995/12/1

事実に基づいた骨太クライムノベル

マフィア、秘密警察、政治家、CIA、民警入り乱れる感じが壮大です。

 

「血の葬送曲」 ベン・クリード(著)

血の葬送曲
KADOKAWA
発売日:2021/4/23

1951年、スターリン政権下のレニングラードが舞台の警察小説

スターリン恐怖政治下、線路に並べられた5つの死体。元ヴァイオリストという過去を持つ人民警察の主人公が連続殺人犯を捜査するが・・

 

「サンクトペテルブルクから来た指揮者」 カミラグレーベ&ポールレアンダエングストレーム(著)

2017年&2019年「ガラスの鍵賞」受賞作家

2003年頃の好景気に沸くロシアを舞台にした金融系バイオレンスサスペンス

新興財閥とロシアの関係、巨大国家の裏側。ロシアの情報を挟みながら黒幕探しがミステリ的にも面白かったです。骨太でおすすめです。チェチェン問題なども勉強になりました。

 

「屍肉」 フィリップ・カー(著)

屍肉
新潮社
発売日:1994/10/1

サンクトペテルブルグを舞台にしたハードボイルド警察小説

直木賞作家で「新宿鮫」の作家・大沢在昌さんもおすすめしていました。

90年代前半に復活、興隆してきたロシアマフィアが中心。終盤にきて意外な深みが増してきて予想以上に面白かったです。

 

「レッド・スパロー」 ジェイソン・マシューズ(著)

レッド・スパロー
早川書房
発売日:2013/9/20

秀逸スパイもの。映画化もされています。

女スパイを意味するレッドスパロー、その苦闘とスパイ活動が面白い小説です。どんでん返しなどでの終盤の衝撃も

 

「墜天使殺人事件」 ボリス・アグーニン(著)

堕天使(アザゼル)殺人事件
岩波書店
発売日:2015/6/26

舞台は19世紀末モスクワ、ベストセラー作家の歴史推理小説

日本語の「悪人」から由来する「アクーニン」のペンネーム

 

「崩壊の森」 本城 雅人(著)

崩壊の森
文藝春秋
発売日:2022/2/8

ソ連崩壊時のテーマを絡めたサスペンス

諜報、駆け引き、罠など、魑魅魍魎が渦巻くソ連崩壊前夜!?・・

世界的スクープであるソ連崩壊を報じた斎藤勉がモデル