韓国の翻訳小説が増えていて、韓国文学ブームとも言われています。
「新しい韓国の文学シリーズ」など、出版が増えています。
そんな、韓国小説で話題になっている作品をまとめました。
韓国現代文学の人気作
「別れを告げない」 ハン・ガン(著)
[2024年] ノーベル文学賞作家の代表作
韓国人として初のメディシス賞 受賞作
李箱文学賞(韓国の文学賞)受賞作
第5回(2025年)みんなのつぶやき文学賞 第1位
済州島4.3事件(実在の事件)を背景に、生きる力を取り戻そうとする女性の友人同士の再生の物語。韓国現代史の重要事件をからめた傑作小説。
「菜食主義者」 ハン・ガン(著)
【2016年】アジア初の国際ブッカー賞 受賞作
【2024年】ノーベル文学賞を受賞した著者の作品
他にも、光州事件を題材にした「少年が来る」や「すべての、白いものたちの」などの作品があります。
「小説家仇甫氏の一日」 朴 泰遠(著)
朝鮮モダニズム文学を代表する作家による自伝的都市小説
韓国発のオンラインゲーム《リンバス・カンパニー》でも話題の不朽の名作
ゲームに登場するキャラクター「イサン」「クボ」のモチーフとなっていることでも注目を集めている李箱と朴泰遠。
1930年代、京城(現・ソウル)。定職につかず、結婚相手も見つからず、母に心配されている小説家の仇甫(クボ)。ステッキとノートを手に、百貨店へ、喫茶店へと、街をさまよい歩く・・
「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」 ファン・ボルム(著)
[2024年] 本屋大賞【翻訳部門】受賞作
韓国で累計25万部突破の心温まるベストセラー小説
ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。ヨンジュは会社を辞め、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。それぞれに悩みを抱えた人達が、ヒュナム洞書店で出会う。。
「三十の反撃」 ソン・ウォンピョン(著)
2022年【本屋大賞】翻訳小説部門 第1位
勇気をもらえる傑作感動作。
1988年ソウルオリンピックの年に生まれて30歳になる主人公。平凡に生き、大人になったが本当にしたかったことを考えるように・・そして、ついに「本当の自分」として一歩を踏み出す。
前作「アーモンド」でも2020年【本屋大賞】翻訳小説部門 第1位となっています。
「ディディの傘」 ファン・ジョンウン(著)
2019年<小説家50人が選ぶ”今年の小説”>第1位
「セウォル号沈没事故」「キャンドル革命」といった韓国社会の激変を背景に、人として生きることの意味を問う小説
朝鮮戦争などについても。
「パチンコ」 ミン・ジン リー(著)
「全米図書賞」最終候補作
2021年(第1回)「みんなのつぶやき文学賞」第9位
日本に併合された朝鮮半島、釜山沖の影島。四世代に渡る在日コリアン一家の壮大な物語。
「マテニ10号」黄 晳暎(著)
鉄道は朝鮮の民の血と涙でできているーー
開城-平壌の路線で運行されていたマテニ(マテ2型)は、朝鮮半島に導入されると、主に山岳地帯の多い朝鮮北部で運行された。産業労働者たちと鉄道員一家四代の朝鮮半島における百年の物語。植民地支配、幻の解放、南北分断、そして21世紀へーー
「82年生まれ、キム・ジヨン」 チョ・ナムジュ(著)
2019年Twitter(ツイッター)文学賞【海外部門】第2位
韓国では社会現象にもなり、100万部を超えるベストセラー
映画化もされ、2020年10月9日公開されました。
他にも、短篇集「ヒョンナムオッパへ」や「彼女の名前は」などの作品があります。
超格差社会を描いた長編「サハマンション」も。
「ソヨンドン物語」 チョ・ナムジュ(著)
「82年生まれ、キム・ジヨン」著者の最新作
韓国のベストセラー作家で、マンションを舞台にした連作小説
資産への欲望と持たざる者の希望とは!?・・
「保健室のアン・ウニョン先生」 チョン・セラン(著)
2021年(第1回)「みんなのつぶやき文学賞」第3位
心温まるストーリーと奇想天外な物語。
「フィフティ・ピープル」でも知られる若き作家の小説です。
初のSF短編集となった「声をあげます」では、2022年(第2回)「みんなのつぶやき文学賞」第8位となりました。
「千個の青」 チョン・ソンラン(著)
韓国科学文学賞大賞 受賞作
2022年(第2回)「みんなのつぶやき文学賞」第9位
韓国新世代SF作家による近未来小説
「ピンポン」 パク・ミンギュ(著)
著者パク・ミンギュは、現代韓国を代表する作家です。
第8回(2018年)Twitter(ツイッター)文学賞 第2位
中学生男子が卓球で人類存亡を賭けた試合に臨む!?いじめ問題を含みつつ明るく展開する物語。純文学で読みやすいです。
短編集「カステラ」は、自国のシン・ドンヨプ創作賞を受賞しています。
日本翻訳大賞の第1回受賞作でもあります。
「私は私のままで生きることにした」 キム・スヒョン(著)
韓国で100万部のベストセラー!日韓累計145万部
2019年、2020年に、2年連続で年間ベストセラーにランクイン
韓国の若者を中心に日本でも大反響
「+1cm(プラスイッセンチ)たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える」 キム・ウンジュ(著)
韓国・米国で75万部超えのベストセラーが日本上陸
「たった1cm見方が変わるだけで180度世界が違って見える。」そんなポジティブな発想で、仕事、恋愛、人間関係などの人生を変えるアイデアとヒントが満載です。
「惨憺たる光」 ペク・スリン(著)
7つの物語の短編集。李箱文学賞、マン・ブッカー国際賞受賞の作家
日本翻訳大賞の候補(ノミネート)作品にもなりました。
「未来散歩練習」 パク・ソルメ(著)
韓国作家による実在した事件を絡めた小説
光州事件、釜山アメリカ文化文化院放火事件を当時の子供の目から描く。今を生きる、未来を思うことを描く長編力作。
「韓国が嫌いで」 チャン・ガンミョン(著)
主人公の韓国人が留学生として韓国を出て、オーストラリアで永住権をとる物語です。あとがきでは、フェミニズム小説となっていました。
文体の軽い感じで読みやすく、いっき読み出来るタイプの小説でした。160ページ程度の薄い冊子で、韓流ドラマの語りかけのような感じです。短い時間で、軽い感覚で読める小説としておすすめです。
韓国の事情などの記載もあり、都会生活に疲れ、済州島などに1ヶ月行くマンスリー生活や超低出産率、満員電車など、今の韓国のこともわかりました。
2015年、SNSなどで流行った「ヘル朝鮮」という言葉。働いても働いていなくても閉塞感のある韓国の状況から脱出するように、主人公の韓国人はオーストラリアへ留学します。オーストラリアで永住権をとることの難しさなども。
「土地」 朴 景利(著)
韓国現代文学の最重要作品のひとつと言われるシリーズ
韓国南部を舞台にした1969年から25年間に渡り書き継がれた大河小説
国民文学として韓国でベストセラーになっている小説です。時代は、朝鮮王朝末期の1897(明治30)年から始まり、農村地域が舞台で大地主とそこに住む人々の系譜と物語です。
韓国の歴史や文化、風習など古くからのことが勉強になります。
「全羅南道」など、馴染みのない韓国南部の地域についても知ることが出来ました。また、本土と済州(チェジュ)島の関係なども見えてきます。

















